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人生に伏線を。

私の好きなディズニー作品の一つに「わんわん物語」というものがある。

その中で、お嬢様犬レディの飼い主が、生まれてきた赤ちゃん(人間)を寝かしつけている場面がある。
レディは、赤ちゃんってなに?という好奇心から、その飼い主さんと赤ちゃんのもとに足を運ぶのだが、その時流れる『ラ・ラ・ルー』という曲が当時の私を震えさせた。

その曲は、私が小さかったころ、母に毎日のように歌ってもらっていた子守唄であった。

私は自然と涙を流していた。それはその曲のもつ温かさからくるもの以上に、私の思い出がそうさせたのだった。

人生には伏線が必要だ。人生を彩らせるために。

中学の卒業以来一度も会っていなかったかつての親友と東京でばったり会ったときのような、
混雑した駅の改札でふと好きだった人の香りがしたときのような。
それに似た嬉しさ、驚き、懐かしさ、新鮮さ、、、人間が感じ得るすべての感情が湧き上がる。
これをエモいというのだろうか。しかしこの感情はエモいという一語にすら片付けてほしくない。

自分に子どもができたら、そんな伏線をたくさん忍び込ませたい。
そんな先生になりたいなぁと思いました。

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