見出し画像

ソフトウェア工学の知識を基に技術力を突き詰めたい | 元Indeed鈴木のキャリア

BLUEPRINTは事業づくりに特化したプロフェッショナルが集い、「起業」というものの再現性を高め、工場のようにスタートアップを生み出していくスタートアップファクトリー事業を運営しています。
今回は、22年9月にBLUEPRINTが立ち上げた会社「株式会社Fact Base」にて、エンジニアとして活躍する鈴木さんのお話です。鈴木さんの今までのご経歴、Fact baseに入社した理由、Fact baseの魅力など幅広くお話を伺いました。

ソフトウェア工学の知識を活かして事業会社へ

ーーまずは今までのキャリアを教えてください

小学校の頃からプログラミングを独学し、ゲームの攻略ツールなどを自作していました。深い知識を学び始めたのは大学からです。学士・修士ともに東京大学でコンピュータサイエンスを専攻していました。ソフトウェア工学の研究室でプログラム識別子の名前づけに関する研究をしていましたが、研究者の道には限界を感じ、事業会社に入ることを決断しました。

技術的な挑戦ができる会社を探し、新卒でIndeedに入社しました。webからクローリングしたデータをジョブパイプラインにいかに効率的に投入できるかがチームのミッションだったのですが、私は内部のオペレーションを効率化するソフトウェアの開発を3年ほど担当しました。その後、リクルートに移り、SaaSの開発に4年半携わりました。Fact BaseでもSaaSを提供しているため、リクルートでの経験が活きていると思います。

ーーリクルートでは、どのような業務をされていたのですか?

チームの技術責任者のポジションだったこともあり、コードレビューをしたり、チームメンバーが出来ない難しい課題を巻き取って解決するなど、新卒とは違った役割を体験することが出来て非常に学びが多かったです。

ちなみにBLUEPRINT Founders CPOの笠井さんと出会ったのもリクルート時代です。当時からキレキレで、凄い人でした。

ーー技術的な挑戦があったプロジェクトはありましたか?

当時、ビックデータを扱うSaaSを担当していました。日次で数百億レコードを処理するのですが、処理したデータをデータウェアハウスからNoSQLデータベースに転送し、そこからAPIを呼び出すことでレスポンスを高速化するというアーキテクチャーで実装していました。

インフラはGoogle社のもので構築していたのですが、データの転送に利用するApache Beamライブラリでは毎秒500件の転送が当時の限界でした。一方で、プロダクトに必要な要件では最大速度で毎秒10万件の転送が必要であったため、高速転送ツールを独自で開発しました。

Google社でもこれだけ大量のデータを転送する例はなかったようで、定期的に打ち合わせを重ねながら協業して進めました。こちら側のテストや運用開始に合わせてGoogle社のエンジニアにGCP自体のシステム許容値の変更を行なってもらうなども必要だったため、プロジェクト推進という意味でも非常に学びが大きかったです。

「地に足がついた」プロダクトで、0→1開発を

ーーFact Baseに入社したきっかけを教えてください

次のプロジェクトでは、「地に足がついた」プロダクトに携わりたいと思っていました。リクルートのような大きな組織で働いているとどうしても見えづらくなってしまう、実際のビジネスの課題感だったり、それを解決しにいけるプロダクトを開発している会社に行きたいなと。

そんな時に昔一緒に働いていたCPOの笠井さんから、製造業界をターゲットにしたこんな面白い会社を作ったよ、と紹介を受けたんです。CEOの竹内さんとも会話する機会をいただき、業界の課題感やプロダクト戦略などを詳しくお伺いし、自分が求めていたのはこれだ!と思い、転職を決意しました。

ーー現在の業務内容を教えていただけますか?

現在はチームとして整備が追いついていなかったインフラ周りを中心に担当しています。まだプロダクト自体もローンチして3ヶ月なので、全体としても整っていない部分が多くあります。コードレビューや小さめの機能改善案件、セキュリティー対応、データのバックアップの整備を中心に、入社して1ヶ月ほど業務をしたところです。

ーー今の開発チームが優れている点はどこですか?

一つ目は、少数精鋭のチームであり、スキルセットのバランスもとれている点ですね。みなさん経験豊富で頼りになります。今後は、新しいプロダクトをローンチする予定も目前にありますし、ユーザー数も大きく伸びていくでしょう。プロダクトマネージャーやソフトウェアエンジニアの採用はより力を入れていく必要がありますね。もちろん、今私がメインでやっているインフラ周りの人材もほしいです。

二つ目に、プロダクトのトップが信頼できる人間である点です。会社の事情だけに引っ張られて、開発チームが混乱するといったことは起きえないと、笠井さんと長くチームを組んでいたからそこわかっています。チームをを引っ張っていけるリーダーシップと性格があり、メンバーそれぞれのことを信頼してくれるので、非常に働きやすいです。

ーー今のやりがいや面白いポイントはどんな部分ですか?

プロダクトの0→1のフェーズに携わる機会が多いのは面白い部分ですね。前職がリクルートという大企業だったのでより強く感じるのかもしれません。既存のプロダクトや仕組みをより良くすること、これもやりがいはあるのですが、「何もないところから創り出す」というのはエンジニアとしての力量を試されるというか、創り手としての醍醐味を感じますね。

今まで自分が使っていなかった言語・フレームワークを使っている場面もあり、プロダクトのためにどのアプローチが良いのか日々考えています。セキュリティだったり、開発プロセスの整備など、ユーザーから見えない部分もあるのですが、そういった部分も1から考えて作れるのが個人的には好きですね。

技術力を高め、チームや社会へ還元したい

ーー今後どういうことを実現していきたいですか?

誤解を恐れずにいうと、私は人のマネジメントをしたいタイプではないんですね。CXOなんてもってのほかです笑。では何がやりたいかというと、「ひたすらに技術を極め続けたい」これに尽きます。

リクルート時代も技術責任者というポジションで仕事をやらせてもらい、中々解決出来ない難題を、どうやったら解決出来るか、ここにやりがいを感じてきました。技術が日進月歩の時代ではありますが、キャッチアップし続け、常に技術におけるトップランナーでありたい、そしてそれをチームや社会に還元したいと思っています。

ーーFact Baseにはどんな方が合っていると思いますか?

私自身、エンジニアの採用業務も担当しています。技術的な課題を多く出すような選考をしており、問題も私が作成したものを出題しています。一方で、選考の過程においては、現時点でのエンジニアリング力をそこまで重視していません。

大切なのは、まずはコミュニケーション能力かなと思います。エンジニアの仕事で、自分1人で完結する仕事というのはほとんどないんですよね。全員で1つの作品を完成させている、といった表現が近いかなと思います。周囲とコミュニケーションをとり、自分から主体的に人を巻き込めるスタンスが重要です。
また必要な知識を自分で獲得出来る能力、知識を得て論理的に推論していく能力も非常に大切です。

ーー候補者の方へメッセージをお願いします!

成長欲求の高い方には非常に合う環境です。一緒に頑張っている仲間を互いに助け合う風土が醸成されており、非常に働きやすいと思います。また、それは開発チームだけではなく、営業チームやオペレーションチームなどFact Base全社を通して、そういった雰囲気を持っています。是非ご興味ある方は一緒に働きましょう!

おわりに

今回は、BLUEPRINTが立ち上げた会社・Fact Baseでエンジニアとして活躍する、鈴木さんのインタビューをお届けしました。Fact Baseでは、さまざまな個性を持つメンバーが、日々切磋琢磨し合いながら働いています。鈴木さんのような熱い想いを持ち、事業を成長させようと思っているメンバーばかりなので、入社後はきっと刺激的な生活が待っています!

BLUEPRINTは、「退屈しない未来の青写真を描く」というミッションを掲げ、事業の創出を仕組み化して、世界を非連続的に進化させようとしています。現状の仕事に退屈し、チャレンジする機会に飢えてしまっている方、自身の価値を最大化した先に見える景色を見てみたい方は、カジュアルに話をさせていただければ嬉しいです。

>>カジュアル面談の申込みはこちら

>>株式会社BLUEPRINT Foundersホームページ

>>株式会社Fact Baseホームページ


この記事が参加している募集

入社エントリ