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一人と一匹のためのウェルネス。ブランド2周年特別対談「MEDICAT」×「BLUE」

自分をいつくしむ時間も、大切な誰かをケアする時間も、どちらも幸せ。
メンズオーガニックスキンケアブランド「BLUE」誕生3周年を記念した今回は、代表の山本が猫のためのセルフケアスキンケアブランド「MEDICAT」代表の田中氏とクロストーク。愛猫家であるふたりに、プロダクトの出発点となった「ケアする幸せ」を語ってもらった。

取材は、田中さんの愛猫「トロワ」ちゃんを気にかけながらのスタート。なかなかケージから出てこないなど、シャイな一面を見せつつも、外の世界には興味津々な様子。

山本 飼っているのはトロワちゃんだけなんですか?

田中 雄基(以下、田中)いえ、もう一匹、茶白猫の「ティグレ」という名前の猫を飼っています。山本さんのご自宅にも猫がいらっしゃるんですよね。

山本 僕はサイベリアンという種類の「こむぎ」という子を飼っています。猫ってなんでこんなに魅力があるんだろうって思いますよね。愛らしいし、日々の疲れも癒やしてくれるし、“お世話をさせてもらっている”感覚があります。

田中 その意見には同意しますね。人間の家族とは違うかもしれないけれど、“共存”している感覚は常にあります。

山本 愛猫家の方って、やっぱり猫に対する愛情が本当に深くて、昨年「BLUE」以外に、パーツを選んでいくだけで、自分の家の猫にそっくりなイラスト&グッズを作成できる「うちのこメーカー」というサービスをローンチしたんですが、予想以上に反響がありました。街で猫のイラストが入った小物などを見かけると、「うちの子っぽい」と、比べてしまうことからも、猫好きな人の心に刺さったのかなと思っています。

大学を卒業後、薬剤師を経て、スキンケアメーカーの製品開発部へ転職した田中さん。そこから、猫の未病・予防ケアブランド「MEDICAT」を立ち上げた理由には、飼っているティグレちゃんの身に起こった“とある出来事”が関係している。

田中 「FIP(猫伝染性腹膜炎)」という、とても致死率の高い病気の診断を下されたんです。その後、治療法を探し続け、奇跡的に回復することができましたが、毛も肌もぼろぼろで横たわる中、医療従事者の自分はただ途方にくれるだけ。そこから「愛猫のために何ができるのか?」ということを自問し続け、これからは医療の知識を猫に活かしていこうと、「MEDICAT」を構想しました。

山本 そんなことがあったんですね。「MEDICAT」、病気になってからではなく、“病気になりにくい環境を整える ”というコンセプトが素晴らしいですよね。

田中 私の家系が、代々薬剤師の資格を持っていて、「未病」への意識が高かったのも大きいと思います。最初に開発したのは、「猫向けのスキンケア製品」。動物病院でも、近年エアコンなどの影響から皮膚が乾燥して、フケや脱水の状態になってしまう猫が多かったので、医療チームで殺菌成分を配合せず、皮膚に優しい成分だけの製品を研究開発しました。進めていくうちに気づいたのが、そうした製品が世間にはまだ少ないことです。

山本 そもそも「猫にスキンケアって必要なのかな」と考える飼い主の方も多そうですよね。

田中 猫って、全身が毛に覆われているので、丈夫そうに思われるかもしれないんですが、皮膚が人間の三分の一程度の薄さしかなくてデリケート。それに、人間の肌って弱酸性なんですけど、猫の肌はアルカリ性に偏っているので炎症を起こしやすいです。こうした情報を念頭に置いて、本当に猫に優しいスキンケア用品をつくることができました。

山本 なるほど。「BLUE」も、徹底的に自然由来の天然成分にこだわっているんですが、温泉や銭湯で痒みが出てしまう自分のように、肌がデリケートな人に使ってほしいという背景がありました。やはり、スキンケア製品を扱うには、ターゲットの肌のことをよく知ることが第一ですよね。

コロナ禍による「オンライン会議」の増加により、自分の顔を見る機会が増えたため、スキンケアに関心を持つ男性が増えた。それと比例して、スタートアップから大手まで、様々なブランドが市場に参戦。競争、淘汰も起こりつつある。

山本 昨年からAmazonでの販売や、全国各地の百貨店での販売でも展開していき、徐々に新規のお客様が手に取れる場所も増えましたが、まだまだ拡大したいとは思っています。もちろん、今使っていただいているお客様には、メルマガや、DMなど1対1のコミュニケーションを取って、少しでも長く愛用してもらいたいなと。

田中 「BLUE」はパッケージが本当におしゃれですよね。部屋に置いておきたくなるような存在感もあって。

山本 ありがとうございます。表面的なデザインも意識はしましたが、やっぱり根底にあるのは“ウェルネス体験”。「これを使って異性にモテよう」といった打ち出し方はせず、製品を通して、自分らしいと思える毎日を送ってほしいなと思っています。

田中 「MEDICAT」も、使う飼い主さん、猫のウェルネスにつながればいいですね。昨年7月に応援購入サイト「Makuake」で発表した際には、達成率470%(総額1,412,659円)と、多くの方に応援をいただいているので、より新製品の開発にも力が入ります。

ターゲット、売り方などは違えども、“使うことでライフスタイルを豊かにする”目的には変わらないふたつのブランド。2023年に描いている展望とはどのようなものなのか。

山本 BLUEをリアルで体験できる機会をさらに増やしていきたいと思っています。ゆずの心地よい香りや、ベタつかずうるおうテクスチャーなど、どうしても肌で感じていただかないと伝わらないことがあるので。2023年2月現在は阪急メンズ東京で販売をしていますが、それ以外にもPOP-UPなどでBLUEを体験できる機会を作っていく予定です。

田中 いま「MEDICAT」は、オンラインショップのほか、一部の動物病院やペットサロンなどでも販売していまして、今年中には販路の拡大を考えています。

人間の医療技術は日々進展する一方で、動物の医療技術は停滞しており、差が広がっている現状があります。そういった事情からも、私たちがやれることはまだまだたくさんありますし、ゆくゆくは人間、ペット、分け隔たりのない医療の世界が広がっていけば良いですね。

BRAND DATA

MEDICAT

​​“猫に予防の選択肢を。”というコンセプトのもと、猫の皮膚を徹底的に研究し、皮膚バリアを整える猫の未病・予防ブランド。薬剤師、獣医師、医療大学が連携し、確かなエビデンスをもとに効果を追求した製品を開発している。

■公式HP 

■Instagram https://www.instagram.com/medicat_jp

News

2023年3月2日(木)の1ヵ月間、代官山 蔦屋書店にてポップアップイベントを開催中。コラボレーション企画として、猫好きのための猫雑学「にゃんこ検定」も。

にゃんこ検定はこちら 


■POP UP概要
開催期間:2023年2月1日(水)~3月2日(木)
開催場所:代官山 蔦屋書店 1号館 1階 ブックフロア
住所:東京都渋谷区猿楽町17−5 代官山T-SITE







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