見出し画像

0130 身近な人に学ぶ日

自分はすぐ人と比べて、「あぁだめだ」と思ってしまうタイプである。
「いいとこどり」という言葉があるが、それがすべてそろっていないと、自分なんかダメな人間なのだと思ってしまうのである。

他人に対しては思わないのに、何故自分に対してはそうなのだろう。
例えば部下や、友人や、家族には、それぞれの取り柄があって、その特技に従って、仕事を頼んだり、話をしたりできるのに、である。
自分については、まるで神様のようにして、全知全能でなければならないと、どういうわけか罰のようにして思う。

今回、体の抵抗運動のためにお仕事を一時中断することになってしまった。あれから一週間ほど経ち、何となく自分のことを考えられるようになってきたのだが、「いいんじゃない?それで」と、自分に対しても思ってあげる大切さに気が付いたのだった。

もう会社を辞めようと決めたものの、転職サイトを見ても、何の技術もない。
文章を書こうと思ったけれど、webライターを調べてみて、とてもじゃないけれども、勤まりそうにない。(学んでみたくはある)
特技は何かなと、その分野の仕事を調べてみたが、「そんなのできっこない」
ここでも、全知全能でなければならぬという重荷がのしかかったのである。

私は神ではない。ただの人間だ。何故そう思えないのだろう。

そんな時、インスタで読んだマンガのセリフがすとんと心に入った。
カスハラ的な人のことだったのだけれど、
「真の上流階級の人は、マウントしない。他人と比べる必要がないから」
「カーストをつけて、自分が上だと思い込もうとする」

私は、きっと「上位でいる」「優位でいる」つまり、「損をしない」でいることを追いかけていたのかもしれない。

となれば、まずは自分のスペックを認めなければならない。
得意な分野が他人より突出する必要はない。「それができるし、好きでもある」というだけでいいのだ。
そして、もう少し、「慌てない・早急に結果を求めない・ゆっくり考える」ことが重要だ。「損する」なんていう思考を捨てれば、自分の好きなものが、もう少し磨かれるのではないだろうか。

最後に一つ、上も下も見ればきりがない。下を見て優越感に浸ったり、上を見て絶望しても、いいことはなない。
自分の性能を維持し、時には何かオプションでもつけられれば、それで十分と許してあげることだ。
そうだねと、言ってくれる人たちがいることに、このお休みを通じて分かったのだから、次は自分が自分に言う番なのだ。

まだスタートにやっと立ったくらいだが、内なるレジスタンスに感謝して、これまでとこれからを考えていこうと思っている。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?