見出し画像

0578 新年度への恐怖感

年を取るにつれて、新年度というのがやっかいだ。
若い頃は新しい仕事、新しい異動先にわくわくとどきどきがあったものだが、今は不安と恐怖しかない。年を取ったということか。

胸がきゅっとなって、苦しい。
不安というより怖くて、逃げたくなる。
何かに慌てているのだろうか。先が見えないからだろうか。
何かあった時に完璧にで対応できないこの時期、それが嫌なのだろうか。

そうすると、これまではまだ自分軸にいたのに、年を取るにつれて他人軸になっているという証左なのだろうか。
そんなことを考える新年度である。

今年度は異動はなかったものの、昨年度の成果分がまるっと別の方の担当となり、私は再び0からスタートすることになってしまった。
それを再拝しているのが、「自分の思う通りは正しい」という信念をお持ちの方で、ちょっと困りものである。
「分かってくれない」と言って、鬱になる人だから、どうしたって、自分正しい、しか見えてこないようだ。

そういえば、この人は自身の鬱と私の鬱が同種だと思っているような節があり、どう話して否定すればいいのやら、そこが解決しないとどうしようもない気がしている。

私はもう燃え尽きちゃったもんでね。
分かってくれないからじゃなくて、ちょっと一人で疲れちゃったというかね。

新人さんたちよ、実は先輩たちもこんな渦中にいたりするわけで、ちょっとは安心してもらえたらいい。
一週間は暗中模索、二週間目から遠くに光が見えて、三週間経つとちょっと視界が開けてくる。
赤ちゃんの目が見えてくるのと同じ感じだろうか。

あぁ、昔ほどには喜べぬ春である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?