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アカデミー賞映画 グリーンブックを見る

グリーンブックというアカデミー賞受賞の映画を見た。よくアメリカにありがちなロードムービーだった。舞台は1962年のアメリカ、黒人差別をマイルドに描いていた。主人公の二人はどうやら実在の人物らしい。

イタリア人と黒人がディープサウスをドライブするだけの映画だがその中でひきこもごもあるという話だ。ハートウォーミングな映画だけど日本人には何だかよく分からないとい話でもある。アメリカ人以外は良く分からないのではないかと思う。日本人ならストーリーが寅さんっぽいなと思った人も少なくないのではないか?特に手紙を代筆してくれたりするところあたりが。というか内容は寅さんそのものと言っても過言ではない。

劇中に話になっているミュージシャンをちょっと取り上げたい。

主役のドンシャーリー。ちょうど劇中と同じ62年の録音だ。映画を見ればわかるがR&Bタイプのミュージシャンではなく、クラシックルーツの人だ。なのでこういった曲をやると逆に静かな印象になってしまう。

冒頭のステージに出てきたボビーライデル。知らなかった。誰なのか?有名なのか?ボビーダーリンより有名なのか?

リベラーチェよりもピアノが上手い!という描写が劇中に出る。リベラーチェはピアノエンターティナー。今だったらハラミちゃんみたいなものか。エルビスの衣装に大きな影響を与えたのでも有名。

ナットキングコールが白人の曲をやって、白人に袋叩きにされたという逸話が出てくるが、こういったカントリーっぽい曲だろうか?ジャズやエリントンの曲やって袋叩きになるということはなかろう。

リトルリチャードを知っているかいないかの話も出てくるけど、リチャードはゲイとしても有名。字幕もなぜかお姉言葉になっている。これも意味のある引用なのかもしれない。

最後の方に写真だけ出てくるトムジョーンズ。日本ではあまり知名度はイマイチというかこの辺は扱いにくいのかもしれない。多分英国のサブちゃんみたいな感じだろうと思う。アメリカは大変だけどイギリスの白人ソウル歌手は気楽でいいよなーということかもしれない。

ということで初の映画評を終わりとしたい。あと昔のアメリカのディープサウスの音楽とは何かということも書きたいと思うがそんな知識はない。

おしマイケル。

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