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耳鳴りと難聴と音楽

先日、ジャニーズの八乙女さんが耳鳴りと突発性難聴で活動休止の話がニュースになっていた。この病気では同じジャニーズの堂本さんも有名だ。

私も耳鳴りと難聴を持っているので、耳鳴りがつらいことは良く分かる。それに耳というのは音を聴く以外に三半規管もあって平衡感覚もつかさどっている。特にジャニーズの場合は大音量で歌、音楽、ダンスをやらないとダメなのでかなり辛かったのだと思う。趣味で音楽をやっているなら止めればいいが、仕事となるとかなり辛かったはずだ。

耳がダメになるとやっかいなことに、難聴、耳鳴り、めまい(三半規管の障害)の三つの障害を背負い込むことになる。全部内耳に集中している機能だからだ。深刻になれば三つセットになることが多いらしい。

なかでも耳鳴りに苦しむ人は多い。耳鳴りというのは難聴で聴こえなくなった周波数領域の音を脳が補助するため脳の中でその周波数を繰り返してしまうものらしい。物理的な音ではないので止めることは出来ない。不思議なことだが現代医学でもはっきりした原因は分かっていない。ただし耳の細胞は再生しないので壊れたらそれでおしまいというのは分かっているらしい。

なので当然治すことも出来ないし、一生治らないと言われている。一生付き合っていくしかないものだ。私の経験からして、疲労、睡眠不足、飲酒後で耳鳴りはひどくなるのため、なるべくそういった状態にならないよう努めるしかない。それとけっこうやっかいなのが横になると血液が脳に逆流するため耳鳴りが3割増しぐらいになってしまうことだ。八乙女さんも眠れなくなったと書いてあった。

耳鳴りで有名な音楽家としては坂本龍一さんだろう。

それと英国のハードロックバンドThe Whoのギターのピートタウンゼント。まあtinnitus(耳鳴り)で調べれば他にも有名人がたくさんいるけど。

耳が悪くなるとエレクトリックで派手なサウンドを不快に思うようになる。
健康な人は分からないかもしれないが、少なからず耳ざわりな感じになる。耳の障害でダイナミックレンジが狭まるので高周波数の音が入ってくると耳が悲鳴を上げる感じだと思う。なので私自身の音楽趣味もそこそこ変わった。エレキギターの音がしんどいなと思うようになって、アコースティックな音楽を好むようになった。一概に人間年を取るとみんなこういった傾向になるみたいだ。ピートも昨今ではアコースティックの演奏が主のようだし。

私はイヤホンの使い過ぎで耳がダメになった。ヘッドホンステレオをかなり初期から使っているためだと思う。昨今ではテレワークでも何でもイヤホンを耳に突っ込んで聴いているけどあれはホント良くないらしい。これは耳鼻科の先生も言っている。せめてノイキャンにするとかにしないとダメだし、八乙女さんみたいな今後の若い世代に対して何かしら対策を打った方がいいと思う。糖尿病みたいな肥満による病気と同じで明らかに現代病だと思うのだが、何とかならんものか。

おしマイケル。

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