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文章を書く仕事がしたい


文章を書く仕事がしたいと思う。

同年齢の人たちが就活で頑張っている中、
私は病気を理由に何もしていない。

今まで何度も就職のことを聞かれたけれど、
何にも答えられなくて恥ずかしい思いをしたし、
死にたくなってしまうから、
その話はしないでとお願いするほど
就職の話題は嫌いだった。



SNSで本を出版することになったと
呟いている人がいて、良いなと思った。

自分にしか書けない、紡げない言葉が
詰まったものが本として形に残るなんて
なんて素敵なことなんだろう。

自分も
いつか本を出してみたいと思ったことがある。

誰かのためにならなくても、
いつかの自分が救われるようなエッセイ本を
書いてみたくなった。

題名を作るなら何にしようかな、
なんて考えたこともあったっけ。



数ヶ月前、音楽を作っている知り合いに、
歌詞を書いてみたらどうかと言われた時があった。

何個か作ってみたけれど、
言葉を生み出すためにかなりの労力を要する
私には大変なことだった。

気持ちを言葉にすればいいのに、
言葉にするために感情を無理矢理動かすことが
多かった気がする。

出来た時やりがいを感じたし楽しかったけれど、
私には合わないと思った。



今のところ大学を卒業したら就職はせず、
フリーランスとして働けたらいいなと考えている。

大変だということをよく聞くし、
まだまだフリーランスの厳しさを知れていない。

だけど病気を持つ私には
社会に出て働くなんて考えられなくて。

だったら死んだ方がマシだと思ってしまう。



フリーランスでライターとして
文章を書く仕事がしたい。

ライターといってもたくさん種類があるから、
そこまでは決めていないけれど
漠然と書きたいことを自分のペースで
書けたらいいなと思っている。

夢として語るには不完全すぎるけれど、
もし死んでいなかったら
そんなことが出来たら嬉しい。



幼い頃から文章を書くのが苦手だったけれど、
そんな私でも書けたよ、なんて
過去の私に教えてあげられる本を出せたら。


死にたいと思う私だけど、
そんなちっぽけな夢があります。

ねぇ、いつか叶うかな。

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