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中嶋真澄『エニアグラムー性格と本質ー』
なんやかんやで、エニアグラムもののビューが集まる私の記事。先日、あまり出ないエニアグラム本の新刊が出たので購入。しっかりと読めたというわけでもないのだが、今の段階で簡単にまとめたものを記事にしてみたい。
作者が自身のyoutubeで売れる本ではなく、書きたいことを書いたと言っていたと思うので、かなり独自色が強く挑戦的な内容なのかなと思いながら読んでいたが、本書の中にも「リソ・ハドソンの理論を踏襲
エニアグラムは性格という曖昧な概念をうまく言語化しているという点で有益なものだと思える。
「どうする家康」も「鎌倉殿の13人」も主人公タイプ6の物語。「鎌倉殿」がタイプ3へ主人公が落ちていく物語とすれば「どうする」がタイプ9に統合する物語となると面白い。2年にわたって描かれる「武士の世」のはじまりと終わり、分裂と統合の物語。
対して治天の君たる後鳥羽上皇。日本は天皇の威光によって治められるべきだという強い信念を持ったリーダー。武芸でも和歌にも優れており、強烈なカリスマ性を持っていたと思われる。承久の乱はリーダーとして好対照の二人。自ら刀を焼き入れするあたり、「全て自分で解決」のタイプ1っぽい。
英雄たちの選択の再放送を見ると義時は地味で傑出した能力はないけれど、他の人が心情を察知することに優れ、他の人に安定や安心を供給することができた人という総括だった。「鎌倉殿の13人」の義時像とは違うような。それにしてもタイプ6だなーと思う。
エニアグラム。自分の健全度が低い方が相手の自動反応を引き起こしやすくて、相手のタイプわかりやすくなる説。