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インバスケット演習サンプルその9:取引先からの取引条件変更要請

今回のサンプルは、取引先が取引条件の変更を申し入れてきたというシチュエーションです。

問題内容

貴方はとあるホテルチェーンの京都店支配人です。
7/16に前任者のメールボックスを確認すると、取引先である旅行会社NNトラベルの和田企画部長より、7/10に以下の依頼メールが入っていました。


●●ホテル京都店 支配人 〇〇様

いつもお世話になっております、NNトラベルの和田です。

先般お電話致しました件、ぜひともご検討をお願い致します。念のため、お電話でお伝えした内容をメールでもお送り致します。

【今年度の契約希望条件】
・弊社の確保枠を1日20室→40室へに増加
・インバウンド需要増加を受け、外国人観光客向けに部屋代の20%割引を実施
・弊社手数料は変更なし

お忙しいところ恐縮ではございますが、今月中にご回答を頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。


ざっと見た感じ、先方に都合の良い条件ばかりが並んでいますね。タフな条件交渉になりそうですが、どのように対処すべきでしょうか。

次のアクション例

  • 部下(副支配人)にNNトラベルとの取引状況や契約内容について報告依頼

  • 今年度の売上目標に対し、先方要求をのんだ場合の影響度を確認

  • NNトラベルと他旅行会社の取引条件を比較

  • 和田部長へ担当交代のご挨拶とお返事が遅れている事へのお詫びメールを送る。併せて着任後に面着or電話でご挨拶させて頂きたいと申し入れ。

NNトラベルとの関係強化が京都店の売り上げ増加につながる場合、要求をある程度呑む判断も必要でしょう。一方で大した売上にならないと判断した場合は、対応が難しいと誠意を持ってお答えする事も重要ですね。

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