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蜂蜜の王様

誰もが認めるというわけではないですが

ハチミツの王様と呼んでいいものは、安全で希少なものと言っていいと思います。

日本に生息する日本ミツバチも絶滅危惧種ではありませんが、希少と言えます。
それは採取量にも関係あります。西洋ミツバチのハチミツは年何度も取れるのに対して、日本ミツバチのハチミツは年に一回しか採取できません。

養蜂は昭和54年にその数はピークで、近年になって増えてきたと言われますが、ピークの半分程度に過ぎません。農薬などの影響で、ミツバチ(受粉)をはじめ、農作物に影響が懸念されています。

ご存じの通り日本ミツバチのハチミツは安くはありません。その比較となるものが中国産ハチミツでしょう。
中国産のハチミツがシェアとしては最も多いですが、中には液糖を足してシロップになっている製品もあります。

中国のミツバチはアジアハチミツ蜂ですが攻撃的で、その亜種である日本ミツバチとは異なります。中国のミツバチはスズメバチと見た目が似ており、混同されることがあります。スズメバチはより攻撃的で危険な存在で、日本ミツバチは小さく全く見た目も異なります。


アジアハチミツ蜂(オオミツバチ)

中国製のハチミツは、採取しやすくするためにもグリホサートをはじめとした除草剤を使用しています。
ミツバチが農地で採取する蜜が農薬や除草剤の影響を受ける可能性があり、これが蜂蜜の品質に影響を与えることが懸念されています。

世界には激減している国もあります。
決定証拠がなく、解明されていないものの、やはり農薬は、大きな原因の一つと言えます。

特にネオニコチノイド系農薬は、人に毒性が弱くとも、ミツバチには、微量でも脳神経に作用し、方向感覚を失わせるとされます。
帰巣できず、ミツバチの大量失踪(蜂群崩壊症候群)の要因と考えられています。

  • EUは、ミツバチに影響あるとして、ネオニコチノイド系農薬3種を使用禁止にしました(2018年)。

  • アメリカは、ネオニコチノイド系農薬を使った、農薬製品12種を承認から除外しました(2019年)。

日本でミツバチの死骸が最も多いのは、田んぼです。「農薬は、出来るなら使いたくない」農家さんに思いがあっても、斑点米の基準が厳しかったり、ネオニコチノイド系農薬を使わざるを得ないのも事実です。


日本と海外のハチミツの違い


成分の違い:

  • 日本ミツバチ: 日本ミツバチのハチミツには、特有のポリフェノールや酵素が含まれていることが報告されています。

  • 海外のミツバチ: 海外のハチミツにも独自の成分が含まれており、例えば、マヌカハニーはニュージーランドのマヌカの花から作られ、特有の抗菌特性があるとされています。



【日本ミツバチのハチミツの特性】

  1. フェノール酸やフラボノイド:

    • 日本ミツバチのハチミツには、フェノール酸やフラボノイドなどのポリフェノールが含まれています。これらの成分は、抗酸化作用や抗菌作用を持つことが知られています。

  2. 酵素:

    • ハチミツには酵素が含まれており、特に日本ミツバチのハチミツには特有の酵素が存在することが報告されています。これらの酵素は、ハチミツの品質や抗菌特性に寄与する可能性があります。

  3. ミネラルやビタミン:

    • 日本ミツバチのハチミツには、ミネラルやビタミンも含まれています。これには、カルシウム、マグネシウム、鉄、ビタミンCなどが含まれており、栄養価があるとされています。

  4. 抗菌・抗炎症作用:

    • 日本ミツバチのハチミツには、抗菌・抗炎症作用があるとされています。これは、ハチミツが蜜腺内で分泌される際に酵素や抗菌物質が加わり、微生物の繁殖を抑える働きがあるためです。

日本のハチミツでも種類がありますので、知っておくといいですね。

ハチミツは蜜を採る花の種類によって2種類に分けられる
❶「単花蜜」
1種類の花から集められたハチミツ
❷「百花蜜」
たくさんの花から集められたハチミツ

西洋ミツバチは大量に咲く花の蜜を集中して集める習性があり、収蜜量が多い。
(れんげ蜜、アカシア蜜、百花蜜など)
一方で日本ミツバチは収蜜量が極端に少ないが滋養に富む蜜を集め、様々な花蜜がブレンドされた深いコクのある味、希少性と特性の高いハチミツが収蜜される。
(日本ミツバチには百花蜜しか存在しない)

ハチミツを加工方法の違いによって分類すると3種類に分けられる
❶純粋ハチミツ
❷加糖ハチミツ
❸精製ハチミツ

<特徴>
❶ハチミツ(加熱/非加熱):
・人工的に何も手を加えられておらず余計な糖分や添加物を一切混ぜていないはちみつ
・45度以上で加熱するとハチミツの栄養素が壊れる
・水分含有量23%以下  
・はちみつ100gあたり果糖・ブドウ糖含有量60g/100g以上
・ブドウ糖が多い蜜源だと結晶化しやすく、ブドウ糖が少なく果糖の多いはちみつだと結晶化しにくい
❷加糖ハチミツ
・ハチミツに人工の甘味料(水飴や砂糖)異性化液糖を加えて仕上げられたハチミツ
・ハチミツの含有量が重量百分比で60パーセント以上のものをいう
・市場でも多く販売されている
❸精製ハチミツ
・ハチミツから「色」「匂い」「栄養成分」が取り除かれた無色無臭の甘味料
・ハチミツ商品としての品質を安定化させたいためビタミンやミネラルなどのが取り除かれた甘味料
・自然の恵みである酵素や栄養素は含まれないが品質が安定しているためジュースなどの加工品や化粧品に使われる
・ミツバチが集めた花蜜が体内酵素で分解された花蜜がはちみつ
・口から摂取した砂糖(「ブドウ糖」と「果糖」が1個ずつ結合した”2両編成の電車”)は食道と胃を通過し、小腸に到達し、分解酵素(スクラーゼ)によって「ブドウ糖」と「果糖」に分解(転化)されて体内に吸収される
・ハチミツは”一両編成”(単糖類)のため吸収が早く消化器の負担も最小限であり急速に最大のエネルギーを引き出すこととが可能
・口にしてから約20分で血液中に取り込まれエネルギー源へと変わるためスポーツ選手やマラソンランナーにおすすめ(競技の前・途中・後などどのタイミングでもおすすめ)
・ブドウ糖は殺菌作用(グルコン酸)と整腸作用(オリゴ糖)を併せ持つ
・ハチミツのカロリー100g約290kcal(砂糖の3/4)
・ハチミツの成分としては
①ビタミン(ビタミンB1・B2・B6・B12・C・K・ナイアシン・葉酸など)
②ミネラル(カリウム・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・マンガンなど27種類)
③アミノ酸(ロイシン・アルギニン・グルダミン酸・アスパラギン酸など22種類)
④糖分(ブドウ糖や果糖など)、
⑤酵素(アミラーゼ、グルコースオキシターゼなど80種類)
⑥有機酸(クエン酸リンゴ酸など10種以上)
⑦その他(活性酸素を中和する抗酸化物質のポリフェノール等150~200種類以上)
・ハチミツをいつ取るタイミングは「寝る1時間前にとる(大匙1杯)」や「疲労を感じた時」がオススメ


はちみつの効果


❶睡眠の質向上
❷鎮静作用
❸胃腸を強くする:下痢で失ったミネラルを補給できる/単糖類(ブドウ糖や果糖)のため分解されずすぐに影響として吸収できる
・グルコン酸とオリゴ糖に整腸作用がある
・ポリフェノールや亜鉛が胃腸粘膜をサポート
❹認知症予防:LPSが異常に増加して脳をダメージを起こすが、フラボノイドやプロポリスが脳細胞の炎症を抑制
❺減量効果:ハチミツの甘さは砂糖の3倍、果糖はゆっくり吸収されるため砂糖に比べ血糖上昇が少ないから脂肪に変わりにくい
→摂りすぎはダメ(ハチミツだけで痩せるという意味ではなく、減量中に砂糖の代わりになる甘いものがハチミツという理論)
❻喉の痛みを緩和:グルコン酸(殺菌作用)+酵素(グルコースオキシターゼ)でダブルの殺菌効果で喉の痛みや咳止め、ニキビや口内炎に効果が期待
❼血中のコレステロール値や血圧を下げる:コリン(血圧をさげ、血管壁への悪玉コレステロールの沈着を抑制)とカリウム(血液中の塩分バランスを調整して血圧を調整)

<注意点>
1歳未満の乳幼児には与えないで下さい


日本ミツバチの巣の周りのミツバチの死体を調べてみますと、農薬・除草剤の成分が検出されています。これでは100%安全と言えないので、野生の日本ミツバチを使った養蜂家がこだわり、みずから草を手で借り、手間暇をかけたものがあります。

これはまさにハチミツの王様と言っていいと思います。

応援を込めて購入したいですね。
(まめにはできないかもしれませんが。みんなの力を集めて元氣玉です。)


ハチミツの王様【在来種・日本ミツバチのハチミツ】230g 化粧箱入り

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