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採用広報からコーポレート広報に移って苦労したこと・学んだこと

バレットグループ経営企画室・広報の綿引です。

私は2020年、1月から人事部の採用広報として働いていましたが、広報の仕事に魅力を感じ、今年1月から経営企画室のコーポレート広報にFA制度を活用して転属しました。

そこで行われる仕事は毎日が刺激的です!

配属されてからは広島県江田島市の新拠点開設のプレスリリースやイベントの手配やサポートを行っていました。そして何と、ワールドビジネスサテライト(WBS)で弊社が紹介されることになったのです!

今回はその取材の裏側というよりは、取材を通じて広報のあり方について考えされることばかりだったので、そちらをまとめてみました。

◆WBSからの連絡は突然に…。

ある日、オフィスの代表電話からテレビ東京の方から取材依頼が来ました。何とワールドビジネスサテライトの担当者の方から「転職なき移住者」をテーマに取材の依頼が舞い込んだのです。無事放送はされたものの、この取材対応には事前の準備、打ち合わせ、当日の対応など、採用広報では得られなかったことが多数ありました。

◆時計の針を戻して時系列に整理

2020年12月4日(金)、広島県庁にて湯﨑広島県知事、明岳江田島市長を表敬訪問し、3者による「中山間の地域資源を活用した新しいワークスタイルの創造」についての意見交換会を実施しました。

このイベントには広島の新聞社・メディアが数多く集まり翌日には複数社で取り上げていただきました。(実施の様子はこちら

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また江田島市の新拠点開設に合わせ、2021年3月には開所式を実施しました。江田島市市長をはじめ、お世話になった方々にもお集まりいただき、開所式に華をそえていただきました。(実施の様子はこちら

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それらのイベントを通じ、様々なメディア・新聞に発信された記事を見て、テレビ東京の担当者が興味をもって、ご連絡いただいたという流れです。

WBSの取材に至ったのも、この表敬訪問と開所式のイベントがあってからこそです。これらのイベントでは「自ら企画して動くこと」が重要だと感じました。別に開所式をやらなくても業務に支障はでないかもしれませんが、取材を待つだけでのスタンスだと誰も集まってきません。

採用広報時代は社内のオーダーに従い、ある程度捌けていたのですが、コーポレート広報ともなると格段にレベルが高まり、その違いに驚きを隠せませんでした。

◆テレビ記者との打ち合わせ

社外の人とのやり取りは過去経験しているとはいえ、やはり緊張します。打ち合わせではバレットグループのみアピールすればよい訳ではなく、番組側としても良い絵が撮れるよう、広島県の企業誘致の活動が機能していることなど、総合的に扱い、魅力的な番組に仕上げるよう会話が進められます。

弊社の都合のみで番組を構成することはできません。ここも採用広報とは大きな違いです。

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ただし、それぞれが魅力的に映るにはどのようなシーンを収めていけばよいか、お互い企画を練り上げて1つの番組が構成していく過程は非常に新鮮で楽しかったです。

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僅か5分、10分の枠でも、広島県にあるCOCODEMO江田島ラボ、江田島市のオリーブ農家、東京のオフィスなど、取材スタッフがお越しくださり、いろいろなシーンを撮影いただきました。カットされたシーンもありましたが、その点においては、自分が事前に提案していた企画、どう見せていけば良いかという点が甘かったのだと反省しております。

◆取材当日の慌ただしさ

こちらについても反省する点ばかりです。事前に想定問答集を作成するも、結構ズレており、その場で修正することもしばしば。

また、弊社のメディア対応マニュアルのを直前に見ていても、その場での柔軟な対応が求められるため、臨機応変に対応することを前提に心の準備をしておけばよかったと反省しております。

人事部での採用広報では、主に社内の人たちの活躍、インタビュー、イベントレポート、採用募集記事が中心で、外部の方とのやり取りはあまり多くありませんでした。そのため、取材対応マニュアルなど体系立てたものはなく、大きな違いを感じました。

◆「何を見せて、どう伝えるか」世の中の流れに驚き

採用広報からコーポレート広報に移籍してからというもの、社内も社外も業務の範囲が広がり、刺激的な日々を過ごしております。私自身、移籍後初の案件となったCOCODEMO江田島ラボの開所式についても触れさせてください。

開所式では地元テレビ局、地元新聞社の方々、江田島市の広報担当者など、多くの方々がお集まりいただきました。

市政の広報企業の広報とは目的が異なりますし、地元メディアの方々の視点も異なります。その中でそれぞれの目的を最大化するべく、「何を見せて、どう伝えるのか」目の前で行われる活発な議論。しかも、それがその日の夕方にはテレビニュースになり、翌日には新聞に掲載される…。こんなスピード感で世の中が進んでいるんだと思うと、驚きを隠せません。

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◆様々な広報の形を知り、奥深さを痛感

広報の仕事といっても、数多くあります。

1. メディアを通じてブランド認知を上げること。
2. 採用を目的として会社の文化を伝えること。
3. 成功事例を引き合いに出して、顧客獲得を目的とすること。
4. 社員の帰属意識を向上させる社内広報。
5. 企業が炎上した際に、沈静化を図るための広報活動。

会社の状態によって、広報に求められることは変わります。また、一緒に企画を進める相手側の広報担当者が期待する内容もそれぞれです。

攻めの広報、守りの広報…まだどの仕事も1人で満足できるレベルにはないと思いますが、この広報という仕事の世界の奥深さを痛感し、広報という仕事に対して、より興味が湧いているのが今の気持ちです。

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◆今後の抱負

転属してまだ半年も経過していませんが、非常に濃い時間を過ごしております。会社や事業に対し、コストセンターと認識されず、インパクトを与えられる広報担当者を目指したいです。

自分の至らなさを痛感すると共に、もっと大きなインパクトを世の中に与えられる希望という、ネガティブな感情とポジティブ感情が混在しています。ただ、何よりも今の仕事を覚えることが楽しいです。

受け身の広報にならないよう、今後とも数多くの価値あるイベントを企画し、関係各所を巻き込みながら積極的かつ攻めの広報ができるよう頑張ります!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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