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わたしの接客スタイルの話

今朝、こんな記事を読みました。

朝ベッドの中で読みながら、脳内で激しく頷きまくってました。あーもうすごいわかるー。若い女というだけで、舐められることはごまんとあるよね、ほんとに。
わたしも接客業のようなことをしてるけど、「いやわたしが若い女じゃなかったら絶対そんな態度とらないよね?」みたいなおじさんたちに、今までたくさん出会ってきた。

この記事みたく、舐めた態度には舐めた態度で返せたらいいんだけれど、いかんせん仕事中にはそういうわけにもいかず。「プライベートだったら絶対言い返すのに……!」とモヤモヤしながら対応してきたことは数知れない。

けど、せめてもの抵抗として、わたしはそういう人たちには淡々と接することにしている。

わたしの接客の基本信条として、「できる限りやわらかく接する」というのがある。わたし自身がお客さんだったとして、慣れないところに来たときにやわらかく出迎えてもらえたら嬉しいし、ちゃんと話を聞いてもらえたら安心する。だから、お客さんを出迎える側になるならそういうふうに接したいと思うのだ。困っているなら手助けをしたいし、伝えられる情報があるなら教えたい。

けど、それはお客さんと相互に平等なコミュニケーションがとれる場合に限るなぁ、というのが最近思っていることだ。

先に挙げたような、「舐めた態度を取ってくるおじさん」とか、「挨拶もせず書類を出してきて、お礼も何も言わずに立ち去っていく超絶愛想が悪い業者」に対しては、さすがにわたしもニコニコできない。だから、そういうひとにはわたしも必要以上に言葉かけをしないし、愛想良くもしない。淡々と必要なことだけを交わすように接する。

今までは、何かと嫌な態度を取られてイライラしてしまうことも、正直あった。

けど最近、こんな記事を読んで、少しだけラクになった。

この記事に取り上げられている漫画みたいに、見た目で舐めてくる人や、愛想が悪い人は、きっとどこかで何かしら損しているんじゃないかと思う。それこそ、誰かと仲良くなる機会を失っているかもしれないし、教えてもらえるかもしれなかった情報を得られずに終わるかもしれない(これはわたしの性格が悪いのかもしれませんが、舐めてくる人や愛想悪い人にはいろいろ教えてあげよう!という気持ちが失せてしまうのです……)。

わたしもこの漫画の人みたく、自分が思っている「正義」みたいなものにそぐわない人に対してイライラしてしまうことが何回もあった。今回の話で言うなら、「相手によって態度を変えるのはおかしい」とか「人と接するときは愛想よくするのが普通」とか。

けど、もしかしたら、愛想が悪い人は疲れていたり、何か嫌なことがあったりしたのかもしれない。家族とうまくいってないのかもしれないし、仕事でミスして落ち込んでいたのかもしれない。もしそうだったら大変だな、とは思う。

けど、わたしはわたしで、自分がいいと思った態度で人と接しようと思う。基本的にはやわらかく。けど、ないがしろにしてくる相手にはやんわりと拒否を。

そんな、じぶんの接客スタイルを振り返った、土曜日の午後です。

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