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新たな展開と雨のTDS【きまぐれ日記】

6月3日(土)

ライブの帰り。昨日の大雨の影響で、乗る予定だった武蔵野線のダイヤが大幅に乱れていたので、少し遠回りだけど違うルートで帰ることにした。
そうしたらたまたま、大学時代に通学で利用していた路線を通ることになった。いつも乗り降りしていた駅がとても懐かしい。扉がない簡易的な改札とか、車を停めていた駅前の駐車場とかが見えて、しばしノスタルジーにかられた。あの頃は、家から駅まで30分の距離が車を運転する限界で、長距離は怖くて乗れなかった。

駐車場に停めておいた車に、落書きをされたこともあった。犯人はおそらくそのあたりで有名な認知症のおじいさんで、わたしが借りていた駐車スペースを自分のものだと思い込んでいて、そこに停めた車に嫌がらせをするのだ、と警察や市役所の人から聞いた。ただ証拠がないし、本人に言っても無意味だし、家族もほとんど関わっていないのでどうしようもないと言われて泣き寝入りした。
そこは市営の駐車場だったので、「そういう人がいるとわかっていたのになぜ駐車場を貸したのか」と親や祖母が市役所に文句を言ってくれたけど、のらりくらりと交わされてしまったのか、駐車場の場所は変えてもらえたけど、それだけだったように思う。あのときの悔しさと徒労感は忘れてない。愛車に黒い油性マジックで文字が書かれているのを発見して、茫然としたことも。

本当に、いろんな思い出や記憶がある。記憶をテーマにしたライブの帰りにたまたまこういうことが起きるのも、不思議だなぁと思う。


6月4日(日)

あることに悩んでいる。飛び込んでみるのか、それともやめておくのか。
午前中は、いろいろ書き殴る用のノートに良い点と不安な点をひたすら書き出して考えていた。
結果、飛び込むほうに7割くらいは傾いているのだけれど、残りの3割が足を引っ張ってくる。まぁ、やってみなければわからないことはたくさんあるし、流れに身を任せてみてもいいのかな、と思う。変なプライドと予期不安は捨てるべきなのかもしれない。

『本屋、ひらく』を読んでいる。自分で本屋を始めた人たちが文章を寄稿していて、すごく興味深い。書店や出版社での勤務経験がある人の専門的な話は参考になるし、まったくの素人で本屋を始めたという人の話は、涙が出そうになるくらい心強い。
いつか本屋をやりたい。先日から参加させてもらっているひと箱店主のおかげで本屋をやりたい夢は少しだけ叶っているけど、そこを足掛かりにしていつか自分の本屋をできたらなぁと思う。わたしの人生の最終目標はそこかもしれない。ほんとうに贅沢を言うなら、本屋をしながら文章を書く仕事をしていたい。

ひと箱店主のほうは、出店して1週間ちょっとで3冊の本が売れて嬉しいかぎり。10冊しか持っていかなかったから、近いうちにまた補充しに行かなければ。
全然儲けは出ないし、出店料を払っているから金銭的にはむしろマイナスなのだけれど、本屋ごっこをするのが楽しいので場所を貸してもらえる限りは続けていきたい。本好きな人たちとのつながりができるのも嬉しい。

この本の中で、「読書アドバイザー」なる民間資格があることをはじめて知った。調べてみたら現時点では講義の受付をしていないらしい。残念。
次期の受付が始まったら、受講してみたい。


6月5日(月)

結論が出た。飛び込んでみることにした。不安もあるけど、やってみるしかない。
ダメだったらまた考える。それでいいと思うことにした。
目の前に差し出されたものは、深く考えすぎず、とりあえず受け取ってみる。もしかしたら危ないことに巻き込まれたり、後悔するような事態になったりする可能性もなくはないので多少考える必要はあるけれど、少し考えて大丈夫そうなら受け取ってみて、あとは流れに任せるのも悪くないんじゃないかと思うのだ。
急転直下の展開だけど、これはこれで面白いかもしれない。

映画『怪物』を観に行った。正しさとか事実とかって一体なんなんだろう、と思うような映画だった。これについてはネタバレしたくないので詳しくは書かない、というか、すぐには感想がまとまらない感じ。もう少しいろいろと考えてみたい。


6月8日(木)

兼業で働くことが決まった。これについて、詳しくはまた別に書こうと思う。
今後はフリーランスライター専業から、兼業ライターとしてやっていくことになる。こういうふうになるのはちょっと予想外だったけれど、必要としてもらえることはとても嬉しいし、自分が役に立てるのであれば力になりたい。

最近、寝付きが悪い。日中あまり動いてないせいだと思う。たまに散歩をしてはいるのだけれど、多分全然運動が足りてない。脳は疲れてるけど体が疲れてない、そんな感じ。
というわけで、いま一生懸命体を疲れさせようとわしわし歩いている。風がわりと強かったから肌寒いかなと思ってユニクロのUVカットパーカーを着てきたけど、湿度が高くてムシムシする。


6月9日(金)

約5年半ぶりに、ディズニーシーへ行ってきた。夫からの誕生日プレゼントとしてリクエストしていたものが、誕生日から2ヵ月経ってようやく実現した。

天気予報どおり、朝から雨。ときおり強まったり弱まったりを繰り返しながら、降り続いていた。
傘は現地で買うと言って持ってきていない夫は、途中雨が弱くなったのをいいことに結局買わないことにしたらしい。
けど、トイストーリー・マニアに並んでいるときにかなり雨足が強まって、わたしの小さな折り畳み傘にふたりでぎゅうぎゅうになりながら入る羽目になった。結果、ふたりして片方の腕から肩がびしょ濡れ。UVカットパーカーのおかげで服が湿ってしまうことはなかったけど、それでもかなり濡れた。わたしは夫に小さく抗議した。

その雨もお昼過ぎには止んで、午後は蒸し暑かった。初ソアリンは感動した。技術の進化がすごい。ショーじゃないのに終わったあとに拍手が起きるアトラクションは初めてだった。

アブーズ・バザールでゲームをやったら、夫が見事成功してびっくり。ミニーのそこそこ大きなフィギュアを景品としてもらった。わたしは参加賞として、雨の日限定のチャームをゲット。
フィギュアを透明な袋に入れてもらって持ち歩いていたら、行く先々でキャストの方々に「ゲーム成功したんですね!すごい!」と声をかけられて、夫もまんざらではなさそうだった。さすがキャスト、景品をちゃんと把握してるんだなあ。

夜、うきわまんを食べようとしたら目の前で販売が終了した。次回は食べたい。いつになるかわからないけど。

40周年の飾りがかわいい

お土産にダッフィー関連のグッズを買おうか迷ったけど結局買わず。うちにいるダッフィーの服が欲しかったのだけど、あんまりピンとこなかったのでこれもまた次回におあずけ。

久々のシー、楽しかった。前回行ったときは夫と付き合って半年とかそんなもんだったよなぁ、なんて思い出して感慨深い。今日シーに来ていた数多のカップルも、初デートだったり付き合いたてだったり喧嘩したりプロポーズしたりされたりしてたのかもしれないな、と思う。

この日はドナルドダックの誕生日だったらしく、ドナルドグッズで身を固めた人を何人も見かけた。ドナルドのグリーティングの待ち時間も大変なことになっていた。そういえば前回シーに行ったときはたまたまミッキーの誕生日だったんだよなぁ。狙ってないのになぜかそういう日に行きがちな我々。

夕焼けがめっちゃきれいだったなぁ。


6月10日(土)

今日は東京で遊ぶ。ゆうべ宿泊したホテルのユニットバスがものすごく下水臭くて、トイレや洗面所を使うのが苦痛だった。立地だけでサクッと決めたホテルだったけど、もっと口コミを読むべきだったかもしれない。

今まで行ったことがないところに行きたくて、神楽坂のあたりをぶらぶら。神楽坂茶寮で和スイーツを食べ、かもめブックスで本を2冊購入した。そのあと新宿へ移動して、歌舞伎町タワーをひやかす。話題のジェンダーレストイレの話を夫にしたら「何それ?」と全然知らない様子で、生きてる世界が違うな、と感じた。
歩いていたら紀伊国屋新宿本店を見つけて立ち寄る。『怪物』のノベライズ版があったので購入した。映画のノベライズ版を買うのは『リップヴァンウィンクルの花嫁』以来2回目。自分の中に深く響いた作品のことは、もっと深く知りたくなってしまう。
あんみつが食べたくて追分だんご本舗に行ってみたけれど、ものすごく並んでいたので諦めた。浅草に行って亀十のどら焼きを買う。浅草は人が大勢いて、特に海外からの観光客の多さを感じた。

連日の長距離歩行で普段運動不足の身体はボロボロ。特に足の裏と腰が爆発しそうなくらい痛かった。腰の痛みは多分反り腰なせいだろうな、と思いながら、今度こそ反り腰を直すための筋トレをしようと決意する。この決意がいつまで続くかは置いといて。

かもめブックスで買った2冊

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