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うつライフの初診の診断や通院をご紹介(うつ病の初心者向け総合ガイド)

うつライフの通院・診断結果

 クリニックは自宅近くの病院にしています。本当は自宅から2~3駅のところにある精神科の口コミ評価がかなり高いのでそちらに通いたかったのですが、電話予約で3か月待ちとなっていたため、今のクリニックで落ち着いています。

うつライフの診断結果

 初診は少し長めに問診があります。どうして受診したのか、今の状況や、何があったのか、仕事、家庭、何か変化が無かったのか?などなど。

 うつ病の時は希死念慮がありました。実は自殺未遂を他人に止められた経緯があり、その話を主治医にもしました。その時はかなり追い詰められていたので、どうせ死ぬならパワハラ野郎に仕返ししたかった気持ちもありました。

 主治医は淡々と問診をし、うつ病を診断しました。入院まではしませんでしたが、かなり危険な状態だと思ったらしく、可能ならすぐに休職したほうが良いでしょうと言われました。

 適応障害の時は、うつ病で定期的に通っていたので、その中で相談しました。これまでもうつ病のような状態になっていたのですが、何とか仕事を続けてきていました。

 それがかなり酷い落ち込みと、仕事にならないほどの過呼吸や動悸などで、希死念慮は無いものの、「消えたい」という想いは持っていました。パニック障害の症状も出ていたので、完全にうつ病になったと思いました。

 しかしストレス原因が明確であるか、そうでないかが重要で、今回は「その人がいなければ、このような症状が出ていないと思うか」を何度も聞かれました。

 その結果「適応障害でうつ状態」という診断結果になりました。パワハラということではないかもしれませんが、仕事の制約や精神的プレッシャーなど複数の要因があったので、その人に関わらなければ今も働けていたと思っています。

 休職したほうがいいので、上司と相談してくださいということになりました。
 まぁ、数年前、うつ病の再発を診断されて、仕事はドクターストップだったのを、そのまま仕事してましたからね。オイラとしてはそれが悪化したように思えましたが、適応障害と診断されて意外でした。

 上記の結果を踏まえると、うつ病と適応障害は症状は同じで、ストレス原因が明確か否かだけだというのが判ります。病気を発症した本人がうつ病だと思うほど、症状が酷似していましたから。なかなか自己判断はできないと思います。

【再度】うつ病の治療(患者目線で)

 一般的にうつ病の治療は、休養、投薬治療、カウンセリングなどになります。このうち、積極的に休養を取り、処方された薬を指示通りに飲んで、カウンセリングでストレスに対する抵抗力を上げていく、というイメージです。

 オイラは医師ではないので治療の詳細は説明できませんので、患者目線で考える治療をご紹介いたします。

休養がすごく大切!

 何をおいても休養がとても大切です!これは誰が何を言っても大切です!
 ただし、従来型の日本人の休養ではありません。どちらかと言うとマインドフルネスなどの「脳の休養」が必要です。

 日本人はこれまで休養と言えば、単に何もしない日のことを言っていました。平日に溜まった疲労を、土日にゆっくり過ごすことで、回復していました。昭和から休日と言えばこのような考え方が当たり前でした。アナログ時代は歩いたり、移動したりは当たり前で、椅子に座って終日できる仕事は事務くらいでした。

 ところが情報化社会になり、それまでの仕事の仕方が変わってきています。PC操作は当たり前のように求められ、以前は対面だったものがリモート会議になり、移動が少なくなりました。紙面から電子化に代わり、メールでやり取りできるようになったため、座ったままで脳だけ使う仕事のスタイルに変わりました。

 そのうえ近年はVUCAの時代と言われ、変化が激しくスピーディーで、どう変化するかわからない時代になり、効率化と生産性を求められます。いかに工数をかけずに仕事をこなすかということが重要視され、作業の効率化が求められています。

 このような時代はとてもストレスフルになっています。肉体疲労よりも脳疲労が中心で、従来型の休みではリフレッシュはできません。脳は疲弊しているのに、身体を休めても意味はないのです。仕事のスタイルは変わったのに、仕事の休み方は旧態依然のままで、これでは全く休めていないのです。そこで、脳疲労のための休み方が必要になってきます。

 上記の考え方や休み方を説明している書籍があり、適応障害になる前に読んでおいたのが、オイラの役に立ったと今でも思っています。

適応障害になった時に、オイラがとにかく休息することを徹底できたのは、その本を事前に読んでいたからだと思います。休むためのマインドセットができたから、ゆっくり休むことができ、結果的に早めに回復に向かっていると思います。

 いかにして脳を休ませるか、疲弊しきる前に休養する方法やマインドセットなどが書かれています。
 病気になってからだと読書なんてとてもできないので、読んでおいてよかったと思います。その書籍をご紹介します。

休養学ーあなたを疲れから救う

 この本はマジで買って良かったと思える本でした。ついつい日本の従来型の休み方をしてしまうので、繰り返し読むようにしています。もし良かったら、ぜひ読んでみてください。

こちらに要約記事を作りましたので、よろしければご覧ください

投薬治療

 一般的に抗うつ薬という種類の薬が使われます。私もレクサプロのジェネリックなどを飲んでいますが、適応障害によってうつ症状が強くなったのでミルタザピン錠も飲んでいます。こいつは不眠や食欲低下にも効くらしいですが、オイラの場合は中途覚醒や早朝覚醒用に他にも飲んでいるものがあります。1日1回、夕飯後に飲んでいます。

 またパニック障害用にロラゼパムを飲んでいます。こちらは即効性があるので、休職前の仕事のプレゼン、ミーティングなどの前に飲んでいました。
 医師は患者の症状に合わせて適切な量の薬を処方します。早く治したいからと勝手に増量したり、減薬したり、ましてや断薬したりするのは辞めましょう。

副作用については、眠気や下痢などが多いようですが、最近は副作用が少ない薬も開発されてきたようです。オイラは眠気が強烈なものがあったのですが、今は落ち着いています。またミルタザピンも眠気が強くでます。

 睡眠薬は常習性があるような情報もあったので、主治医にその辺りが心配だと伝えたら、睡眠薬ではなくうつ病の処方薬で唯一の副作用が強い眠気という薬を中途覚醒防止用に処方されています。他の薬と併用できたので良かったですが、それでも中途覚醒をする時はするのが悩みの種です。

カウンセリング

 うつ病の原因によってはカウンセリングが有効な場合があります。環境要因などは薬では解決しないため、その環境を離れられない場合は考え方を変える必要があるでしょう。もしかしたら苦痛を伴う可能性がありますが、考え方を変えることによって、今後の人生がうつ病に囚われなくて済むなら、その方が良いでしょう。

 また、カウンセリングは再発防止が主な役目のようです。ストレスをため込みがちな性格傾向や考え方も、薬では変えられないため、ストレスの受け流し方などを変えていくことは、再発防止に役に立つでしょう。

 色々なやり方がありますが、カウンセラーが一方的に行うものではなく、患者が自主的に取り組むことで、効果を発揮します。

 料金が少々高いのが難点ですが、再発防止には重要な役割を担っています。
 オイラは認知行動療法のワークブックを買ってやっています。今は色々と出ていますので、もしワークブックの購入を検討している場合は、下記などを参考にしてみてください。

↓うつライフがやっているワークはこちら

↓その他ご参考書籍

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