佐山みはる(michaela)

占星学を愛する元占い師&過去世ヒーラーです。療養のため引きこもっています。 作家活動(…

佐山みはる(michaela)

占星学を愛する元占い師&過去世ヒーラーです。療養のため引きこもっています。 作家活動(詩歌)は佐山みはるの名前でやってます。猫大好き😻

マガジン

最近の記事

フランク王国の衰退とカトリック教会

西暦800年12月25日、フランク王国の国王カール大帝は、第96代ローマ教皇レオ3世によって「ローマ帝国皇帝」を戴冠しました。 この戴冠は、西ローマ帝国の復活を象徴する出来事でした。 戴冠式の儀式は、カール大帝の権威と地位を象徴するものであり、ローマ教皇自らがカール大帝に帝冠を授けることにより、教会が世俗の権力者を公認するという重要な意味を持っていました。 カール大帝の戴冠は、教皇と皇帝の関係を示すものでした。 戴冠によりカール大帝は、政治的にはビザンツ王国(東ローマ帝国

    • 2024年5月23日射手座満月*チェスをするように

      一日が、まるで3日の速さで過ぎているように感じるこの頃です。 寝るか食べるかしか、してないせいかもですが(苦笑) 日本でオーロラが見られたのは興味深かったです。 これは、20年ぶりの最大級の磁気嵐の影響でした。 関東では見られなかったので、私はいまいち実感がないですが、兵庫県でも観測できたという報告もありました。 最大規模の「太陽フレア」連続観測 11日に通信障害起こす磁気嵐、オーロラの可能性 - 産経ニュース (sankei.com) ~~**◇◆◇**~~**◇◆

      • 12世紀*プランタジネット朝が創立されるまで

        14世紀~15世紀に起きた百年戦争(1339~1453年)は、プランタジネット家とヴァロワ家のフランス王位をめぐる争いでした。 ぶっちゃけ「お家騒動」だったんですね。 この記事では、その遠因と言われているプランタジネット朝が創立されるまで経緯のあれやこれやを備忘録として書きます。 相変わらず長くマニアックな内容ですが、よかったらお時間あるときにゆっくりお読みください。 プランタジネット家 プランタジネット家はフランスのアンジュー郡に起源をもつ王家で、9世紀のカロリング朝の

        • イギリス・アランデル城とモンゴメリー家

          ボルチモア男爵カルバート家について調べているついで、イギリス、ウェスト・サセックス州のアランデルという町に11世紀に建てられたアランデル城が残っていることを知りました。 この記事では、アランデル城にまつわる人物について書きます。 マニアックな内容なのでご興味持ってくださる方は少ないと思いますが(そんなことでは私はめげない(笑)、備忘録も兼ねて書いておきます。 アランデル城イングランド内戦で被害を受けましたが、18世紀から19世紀初頭に第 11 代ノーフォーク公チャールズ

        フランク王国の衰退とカトリック教会

        マガジン

        • Religion
          22本
        • France
          10本
        • ヨーロッパの歴史あれこれ
          8本
        • 星の手紙(2024年)
          17本
        • 星の手紙
          116本
        • England
          24本

        記事

          ボルチモア男爵ジョージ・カルバートとフランク王国*Part2

          3月末に起きたボルチモアのフランシス・スコット・キー橋崩落を覚えていますか? 市の名前の由来になったボルチモア男爵(カルバート家)のことを以前に書きましたが、私は妙に気になってあの後もずっと調べていました。 この記事では、ボルチモア男爵カルバート家の血統を追っていった結果を追っていきたいと思います。 もともとカルバート家はローマ・カトリック教徒で、「先祖はフランドルの出身」ということがわかっていたので、となればフランク王国との関りがありそうだなとあたりをつけて調べ始めまし

          有料
          300

          ボルチモア男爵ジョージ・カルバートとフランク王国*Part…

          2024年5月8日牡牛座の新月*心を解放して潜在的な可能性を引き出す

          5月8日に新月になりました。4月9日の皆既日食(牡羊座)から数えて1回目の新月です。 4月の日食は日本は2ハウス経済の場所で起き、経済問題がテーマの半年間が始まりましたが、「外国次第という感じ」と下の記事に書きました。 日食直後に岸田首相は訪米、GWは外遊していたので、今回の新月から変化が出て来るかもしれません。 今のところ(5月7日現在)大きな動きはないようですが、冥王星が逆行を始めたので過去の問題(裏金)が蒸し返されることになるかも。 岸田首相、政策活動費の使途公開

          2024年5月8日牡牛座の新月*心を解放して潜在的な可能性を引き出す

          リンディスファーン修道院&ヴァイキング&カール大帝

          北海のヴァイキングによる海賊行動が盛んになったのは、8世紀~9世紀と言われています。 イングランドでは、789年には3隻のノース人の船がウェセックス王国の沿岸のポートランド島に上陸し、地元の役人を殺害した記録があり、792年のケント王国の憲章には「異教徒の船乗り」に対する防御策が示されていたそうです。 *** ポートランド島を襲撃したのはノルウェーのヴァイキングで、ホルダランド(ノルウェー西部)から3隻の船でやってきたことがわかっています。 ノルウェーのヴァイキングの

          リンディスファーン修道院&ヴァイキング&カール大帝

          2024年5月*岐路に立つ私たち*「自分に忠実に」を始めよう

          4月を振り返れば、なんて目まぐるしい月だったことでしょう。 四月尽、兎走烏飛なる想いしてうつつも夢もうつろうばかり/佐山みはる(自作) 2024年4月の数秘は3(一桁にする前は12)で、様々な出来事を通して自分を育てる月でしたが、水星逆行の影響もあってトリック&トラップが多い月だったなぁと思いました。 5月の星読みの前に、備忘録も兼ねて4月末の出来事について少し書きます。 相変わらず全体的に長いのでお急ぎの方は、目次の「天体の動き」に飛んでくださいね。 ~~**◇◆◇*

          2024年5月*岐路に立つ私たち*「自分に忠実に」を始めよう

          Pirates of the Caribbeanと英・ステュアート朝

          あることを調べていると、関連した別のことが出てきて、それを調べると、さらにまた気になることが出てきて・・・という感じで、最初に調べていたことから遠く離れてしまったような数年を過ごしていましたが、それらはすべてひとつのことが別の形で現れているのでした。 ところで、海賊といえば、私が子どもの頃に抱いていたイメージは・・・ ピーターパンの宿敵・フック船長。 でも、お若い方は『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)なんでしょうね。 海賊は、カリブ

          Pirates of the Caribbeanと英・ステュアート朝

          見よ、青ざめた馬が・・・2024年4月24日の出来事

          日本時間で24日、満月の日の夜遅く(現地時間AM8時半過ぎ)、ロンドン市内をHousehold Cavalry(近衛騎兵隊)の馬が暴走する事件がありました。 黙示録的な馬の暴走 白い馬は血だらけ。まるでホラー映画のようでびっくりしました。 調べたら、白い馬は逃走している途中にミニバンにぶつかって負傷したそうです。馬の名前はヴィダVidaです。 近衛騎兵のパレード(訓練)は、毎日約150頭の馬で訓練を行っていて、このような事件は極めて稀だそうです。 この日もいつものように

          見よ、青ざめた馬が・・・2024年4月24日の出来事

          2と4が目に付く2024年4月24日蠍座の満月

          遅くなりましたが、4月24日の満月について書いていきます。 太陽は牡牛座、月は蠍座で向かい合いました。 蠍座の場所での満月なので、半年前の蠍座新月の頃に計画したことや始めたことが一応の形になるタイミングです。 半年前、どんなことがあったかなぁ・・・という方は、下のリンク記事をご覧ください。 4月9日の新月(日食)については、以下の記事をごらんください。 ~~**◇◆◇**~~**◇◆◇**~~ キッシーのホワイトハウス訪問記 ところで、4月のキッシーの米国訪問は、案

          2と4が目に付く2024年4月24日蠍座の満月

          4月23日聖ジョージ&ドラゴンの日に思ったこと

          先日ふと、パリのノートルダム大聖堂火災(2019年4月15日)から5年になることを思い出して、なんか嫌な予感がしていたんですが、やはりフランスの教会の火災が続いていました。 またフランスの教会が燃やされる Notre-Dame de Bringolo(ブリンゴロの聖母教会)は、ブルターニュ地方のコート・ダルモ県ブリンゴロ市にあります。17世紀の建物だそうです。 火災が発生したのは4月8日(月)の夜9時ごろだったそうです。 ブリンゴロ(22)。教会が焼失した (breiz

          4月23日聖ジョージ&ドラゴンの日に思ったこと

          8世紀イギリス7王国時代*エグバート&オファ&カール大帝

          あるお家のことを書いている途中なのですが、超々長~~~い記事になってしまうので、分割してUPしていきたいと思います。 よかったらお付き合いください。 また、あるお家の血筋のことを書くとXではシャドウバンされがちなのがわかったので、念のため後半は有料にしました。ご了承ください。 ~~**◇◆◇**~~**◇◆◇**~~ 現在のイギリス、正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」United Kingdom of Great Britain and North

          有料
          100〜
          割引あり

          8世紀イギリス7王国時代*エグバート&オファ&カール大帝

          キリスト教がローマの国教になるまで

          下の記事の続きになります。 東方正帝ディオクレティアヌス帝によるキリスト教徒に対する最後で最も厳しい大迫害( 303年)の後、305年にディオクレティアヌス帝と西方正帝マクシミアヌス帝が突然のように退位しました。 ちょっとややこしいですが、当時はテトラルキア(四分割統治、四分治制)をディオクレティアヌス帝が導入し、東の正帝がディオクレティアヌス帝、副帝はガレリウス帝。西の正帝がマクシミアヌス帝、副帝はコンスタンティウス(コンスタンティヌス大帝の父)でした。 ディオクレテ

          キリスト教がローマの国教になるまで

          聖パウロとキリスト教徒の迫害

          このところアメリカとイギリスについての記事が続いていて、ローマとキリスト教のことがちっとも書けていませんでしたが、今回はローマとキリスト教にちなんだ記事になります。 ローマでは、380年にテオドシウス 1世(在位:379年 - 395年)がテサロニケ勅令を発布するまで、キリスト教は国教ではありませんでした。 1世紀のクリストゥス信奉者 イエス・キリストは西暦33年頃に亡くなったとされていますが、西暦70年ぐらいまでローマ市民はキリスト教を認知しておらず、ユダヤ教の新しい

          聖パウロとキリスト教徒の迫害

          4世紀*皇帝を屈服させたミラノ司教アンブローズ

          古い時代のことを調べていると、脚色はあるにしても時々「これはすごい」と思う人物が登場します。 以前の記事にも少し書いたことがある4世紀のミラノ司教で、アンブローズAmbroseという名の人物です。 日本語訳ではアンブロジウスAmbrosiusとなっていることが多いです。 アンブローズの生い立ちアンブローズ(Ambrose, 340年? - 397年4月4日)は、4世紀のミラノの司教(主教)。アンブロシウス、アンブロシイとも。 アウグスティヌスに影響を与えたことでも有名。

          4世紀*皇帝を屈服させたミラノ司教アンブローズ