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Religion

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現世はキリスト教徒ではありませんが、教会にまつわるお話。
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記事一覧

ランゴバルト王国の美しき女王とロンバルディアの王冠 part2

ヨーロッパの歴史の中で、フランク王国の存在を無視することは到底出来ないのですが、キリスト…

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ゲルマン人移動&ゴート族&キリスト教アリウス派

4世紀、5世紀をメインに起きたゲルマン人大移動と、西洋占星術の区分である「風の時代」はリン…

「水の時代」ローマ教会の政治的役割*教皇権と教皇領

5世紀に西ローマ帝国が衰退したあと、西ローマ帝国の領域は東ローマ帝国(ビザンツ帝国)とは…

フランク王国の衰退とカトリック教会

西暦800年12月25日、フランク王国の国王カール大帝は、第96代ローマ教皇レオ3世によって「ロー…

リンディスファーン修道院&ヴァイキング&カール大帝

北海のヴァイキングによる海賊行動が盛んになったのは、8世紀~9世紀と言われています。 イン…

6世紀後半*風の時代*ケント王国(イングランド)

中世初期にグレートブリテン島に侵入したアングロ・サクソン人が建国した7つの王国(Heptarchy…

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4月23日聖ジョージ&ドラゴンの日に思ったこと

先日ふと、パリのノートルダム大聖堂火災(2019年4月15日)から5年になることを思い出して、なんか嫌な予感がしていたんですが、やはりフランスの教会の火災が続いていました。 またフランスの教会が燃やされる Notre-Dame de Bringolo(ブリンゴロの聖母教会)は、ブルターニュ地方のコート・ダルモ県ブリンゴロ市にあります。17世紀の建物だそうです。 火災が発生したのは4月8日(月)の夜9時ごろだったそうです。 ブリンゴロ(22)。教会が焼失した (breiz

キリスト教がローマの国教になるまで

下の記事の続きになります。 東方正帝ディオクレティアヌス帝によるキリスト教徒に対する最後…

聖パウロとキリスト教徒の迫害

このところアメリカとイギリスについての記事が続いていて、ローマとキリスト教のことがちっと…

1世紀ローマで初めてのキリスト教徒

私はキリスト教徒ではありませんが、ヨーロッパ中世の歴史を調べているとキリスト教は避けて通…

4世紀*皇帝を屈服させたミラノ司教アンブローズ

古い時代のことを調べていると、脚色はあるにしても時々「これはすごい」と思う人物が登場しま…

ペトロと呼ばれたシモンとサン・ピエトロ大聖堂

タイトル画、今回もAI生成してみました。なかなかええやん(^^♪ この二人は、イエスの最初の弟…

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シビュラの巫女と中世キリスト教

2023年最後の記事です。たくさん下書きが残ってしまったので、何をUPしようかと迷いましたが、…

冬至とクリスマスは太陽神の再生を祝う

あっという間に2023年もあと2週間足らず。でも、西洋占星術では春分を1年の始まりとしているので、占星術的には2023年度はまだ3か月あります。 12月22日の日本時間12:27分に冬至を迎えます。 北半球で、1年間で日の出から日没までの日中が最も短くなる冬至ですが、西洋では太陽の力が最も弱まった日が無事に過ぎ、太陽神ソル・インヴィクトゥス(「不敗の太陽」の意味)が復活すると考えました。 古代ローマ暦では、12月25日が冬至の日だったそうです。 西暦274年、ローマ皇帝ア