スコットランドのseven ill years(1690年代)
17世紀の終わり、中央ヨーロッパでは大飢饉が発生しました。
1645年から1715年は、太陽黒点の観測数が著しく減少し、太陽磁気活動が弱まったマウンダー極小期で、ヨーロッパ、北米大陸では冬は著しい酷寒、夏は冷夏が続いていました。
また大規模な火山噴火も続き、アイスランドのヘクラ(1693年)、インドネシアのセルア(1693年)、アボイナ(1694年)火山が大噴火しています。
噴火により発生した硫酸塩エアロゾルが地球のオゾン層に到達して、紫外線が減ったことで寒冷化をもたらした