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黒双子

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黒双子関連の書き物
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記事一覧

BTF's story part2

M「フンフンフ~ン♪」
A「?」
M「あ、メル。これ一緒に踊ろ」
A「え〜…ダンス苦手…」
M「大丈夫大丈夫、簡単だから」
A「ん〜…どれ?」
M「これ」
A「…これなら出来そうかも?」
M「じゃあやろ〜」
昭「ヘイガールズ何しーてんだい」
M「あ、アキラもこれやろ〜」
昭「おん?おーこれか、多分出来るぞ」
M「わーい、じゃあ早速やろ!」
昭,A「イェアー!」「おー」

蛍「…?」

M,A,昭 

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マヨイガ書店アルバイト日誌

「じゃあ行ってきまーす」
「いってらー…あれ?あの子今日なんだっけ?」
「バイトだって言ってたじゃん、本屋の」
「あぁそうだった、本屋ね」
「なんか小さい所だって言ってたからお姉ちゃんも大丈夫かねー」
「あの子昔から人見知りだからねぇ、大丈夫かな」
「冷やかしに行ったろっかな」
「やめなさい」
「へい」

少しだけでも使えるお金を増やしたくて、街のはずれの小さな書店でバイトを始めた。
時給980円

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あの子とあの子のいつかどこかの思い出

黒双子とBTF、別々の学校に通う彼女達
もし、あの子とあの子が同じ学校だったら

速水透
双子の妹、元気で優しく時にナーバス。
夏が似合う空手娘。

速水純
双子の姉、のんびりマイペース時に豪胆。
春が似合う元空手娘。

木菟森昴
双子の友達、上品でお茶目でミステリアス。
秋が似合うミミズク娘。

牛鬼渚
双子の友達、口下手不器用本当は優しい。
冬が似合うヤンキー娘。

マリア・ナシメント
双子の

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黒双子の強い幻覚 part3

黒双子の強い幻覚 part3

見出し画像のうちの子4人の強い幻覚(妄想)を見たときに更新される文その2
黒双子をキメてゆけ
ついでに軽くキャラ設定も書くよ


黒双子が妹、元気印の微褐色娘。
お姉ちゃん大好きでよくくっついてるけど、逆にくっつかれるのに弱い。
空手がめっちゃ強い。お姉ちゃんを誑かすやつは顎に回し蹴りだ!
最近寒い時期に姉が首を掴んでくるのを察知出来る気がしてきた。


黒双子が姉、ジト目の内気娘。
妹によく

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ナギとアキ、1DK 2丁目

ナギとアキ、1DK 2丁目

”なぁナギ“

”んー“

”引越ししないか“

”…は?“

”いやさぁ、そろそろ新しい場所を求める期に入って“

”…“

”どうかな“

”…馬鹿言うんじゃねえこっちは会社があんだよ“

”だよなー“

”はぁ…“

こんな感じで
かつて親友だった
そして今度は
同居人となる親友との
他愛もない生活が続いている

牛鬼 渚
堅物で口数が少ない人、でも口下手なだけ。
OL"n"年目。仕事は出来

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あなたが生まれたその日の日 8/23

人には秘密が付き物
"乙女の体重"
"秘めたる誰かへの想い"
そして
"意外な趣味"

どんな秘密にせよ、それを封じる鍵の素材は人それぞれだ
恥ずかしい、現状を壊したくない、からかわれたくない
でも人それぞれだとしても共通するのは"何かを守りたい"事
自分の心、相手の心、2人の繋がり

もちろん私にも秘密の1つや2つはあるわ
10いくつ人生経験積んだ女だし
ただ時たま思う事がある

…どうしてこん

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逢魔ヶ刻の先

「夏と言えば肝試しって事で」
「は?」

そう言って額に青筋を立てかけている私の妹に話しかけたクラスの友達、藤ちゃん
聞くところによると街外れに昔何かの施設だった廃墟があり、折角夏休みに入るので肝試しに行こうという事のよう

「透怖いの駄目なん?」
「べべべべべべつううににこわかっっかっっっかかねーし」
「ダイナミック肯定」
「いや…透ちゃんほんとに駄目だからそういうの…」
「え、そんなに?」

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あなたが生まれたその日の日 5/15

"貴女の信じる道を歩んでほしい"

母が私に託した最期の言葉
顔は写真でしか知らない、声も手の暖かさも知らない彼女から託されたその言葉を律儀に守って十数年生きてきた
人が作り上げた"文武両道のリーダー太宰昭"となる事も、それを破り捨て愛する親友の隣に立ち続けた事も、全て"私が信じた道"だった

ただ、人生なんてものは神の気まぐれでいくらでも修整されてしまう
望もうと望まなかろうと、思い通りにいかな

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ハロー・ブラックツインズ

いわゆる夢文章的なサムシング
いろんなシチュの、あなたからの視点

・夏休み明け、前の席のあの子 〜T〜___

「おっはー、よっと」

___

「ん?肌?そうねー結構焼けたねー」

___

「んー海じゃなくて山の方、いわゆる親の田舎ってやつ
お盆は毎年行くんだけど…まぁアタシ達はわんこに会うのが目的みたいなところもあるから」

___

「そーわんこ、可愛いのよー
写真見る?ほらこれ、雑種で

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あなたたちが生まれたその日の日 4/17

生まれた時からずっと一緒だった
食べる時も寝る時も遊ぶ時も

だけど変わるものもあった
学力 目元 性格

それでも変わらない事もあった

じゃんけんをすればあいこの回数でギネスブックに載れるかもしれない事

お互い抱きつかれると照れるくせに自分から抱きつくぐらい好きな事

そして

嘘か本当かわかる事

「「…」」
「えぇ…どうしたんですかそんな渋い顔して…」
「だってお姉ちゃんが!」「だって透

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「さらば、葉桜の君」

桜が例年より早く咲き始めた今年3月
教室の窓からもよく見えるそれを眺めながらふと思い出す

今まで桜をこんな気分で見る事があっただろうか

桜の花に出会いと別れを見出す人は数多いが、生憎私にはそんな思い出は無かった

強いて言うなら
小学校時代の変わった友人との別れを少しだけ惜しんでいたら、同じ中学校で拍子抜けした事ぐらいだ

しかし今年は、桜の花びらに多少乗せ甲斐のある思いが心にあった

花が散

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あなたが生まれたその日の日 2/20

我ら、ツク様から授かりし眼にて
この國の光当たらぬ時、所を見定め
悠久をかけて護る者
誰も知らぬ深き森 ただ静かに 静かに

なんて、親戚の集まりで酔っ払った大人達が口にするもんですからすっかり覚えてしまいましたよ
恐らくそんな言葉が伝わるぐらいには私の家系の人達は謙虚な方が多かったんでしょう、そもそも警官や自衛官が多いのでそういう気質なのでしょうか
そんな血を受け継いだ私も…自分で言うのは何です

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「決戦は14日」

借りを返すだけ借りを返すだけ借りを返すだけ…
これはそういう意味だ別の意味なんてほんの少しもないいや好意が無いと言えばそれは嘘になるかもしれないけど今回に限ってはそういう理由というよりは日頃の感謝そう感謝の気持ちあ?でもそんな普段から私が感謝するような事してたかむしろ感謝される側な気がするがいやいやいやそうじゃない!
だから…そうじゃない…
私があいつにプレゼントを贈るのはそういうんじゃない
いく

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ナギとアキ、1DK

ナギとアキ、1DK

”もしもし”

”あぁナギ、久しぶり”

”久しぶりだな、どうした”

”実はな、今度そっちに戻ることになったんだ
それで丁度いいから親元を離れようと思ってな”

”それで?”

”ただいきなり一人暮らしは何かと大変だし、不安も色々あるからな
そこでだ”

”……”

”ルームシェアしようぜ”

こうして
かつて親友だった
そして今度は
同居人となる親友との
他愛も無い生活が始まる

牛鬼 渚

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