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古くて新しい英語学習法 【読書感想文】 ポンポン話すための瞬間英作文 パターン・プラクティス


★★★★☆
Amazonでレビューしたものです

 ベストセラー『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』とは少し方法を異にする新しいトレーニングです。
 肯定文を疑問文にしたり、主語や動詞など部分的に文の一部を入れ換えて、それに瞬間的に反応してスピーディーに英作文していきます。
 これまでの2冊のように1文1文を英作文していく方法では、日本語にひっぱられてしまって成果を上げづらいという方でも効果的なトレーニングができるようになっています。もちろんこれまでの本で力をつけてきた方もさらなるパワーアップが望めます。


0.次の日本語文を1秒以内に英語にしてください。


①彼が朝起きた時、晴れていた。
②彼が家を出た時、晴れていた。
③彼が家を出た時、雨が降っていましたか?
(答えは最後)

1.瞬間英作文の1つです。


こちらの本はパターン・プラクティスという英語学習法による英語トレーニングを紹介した本です。瞬間英作文という学習法の一部になります。

瞬間英作文とは、この本の著者・森沢洋介氏が提案する英語学習方法の1つです。

「あれは彼女のカバンです」「これは彼の自転車ですか?」といった比較的簡単な日本語の文章を、瞬間で英語に変えるという、英作文のトレーニングです。
 この瞬間英作文を繰り返すことにより、英作文の回路ができて、「知っている英語」を「使える英語」に変えられ、英語で話せるようになっていくと氏は主張されています。

そしてその瞬間英作文は、3つのステージに分けられています。

第1ステージ

第1ステージの目標は、正確にスピーディーに英作文を作る能力を見につけることです。資材は、文法・文系別に瞬間英作文ができるもので、英文を見て仕舞えば馬鹿らしいもの易しいものが使われます。

第1ステージのために、森沢氏が書かれた本が、

「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」

になります。


第1ステージの次は第2ステージになります。

第2ステージ

第2ステージでは、文型別トレーニングから、応用力の養成へと移行します。
第1ステージでは、同じ文型で行っていたトレーニングを、バラバラの順番だったり、複数の文型が結合した形で行います。
実際に英語を話すときに必要な応用力や反射神経を磨けると氏は書かれています。

第2ステージのための教材が

「スラスラ話すための瞬間英作文」

になります。

第3ステージは、第2ステージまでに完成した瞬間英作文回路を使用して、多くの文を楽にスピーディに作る中で、使用語彙・フレーズを増やすという段階になります。
こちらはまだ未読です。

2.古くて新しい学習法=パターン・プラクティス

①パターン・プラクティスという英語学習トレーニング方法

こちらの瞬間英作文は、パターン・プラクティスの手法によるトレーニングが行われています。

”パターン・プラクティスとは、引き金によるセンテンスの一部(主語や目的語など)を変えたり、時制や態を変換するなどして、無数の文を作り出していく練習です。”

具体的な方法としては、

練習する人が、

”I go to the library every day.”

という引き金文を口にすると、

<彼は>というキューが与えられます。

練習する人は、

He goes to the library every day.”

とキューに合わせて変化させます。

次に、

<昨日>というキューが与えられると、

練習する人は、

”He went to the library yesterday.”

という文を作ります。

・・・という形で、少しづつ前の文を変化させながら、次々と新しい文を作っていきます。

この学習法がパターン・プラクティスという方法です。

英語学習にも流行り廃りがあるそうで、このパターン・プラクティスは、数十年前に流行した学習方法で、著者が英語学習された1980年代ですでに古い学習法とされていたそうです。
(こちらの本は2008年の刊行)

しかし、著者の英語トレーニングの経験、及び、著者の開いている英語トレーニング塾において効果があった方法だそうです。

筆者は古いものとされた理由について、効果が出る前に辞めてしまった人が多かったからではないか、と記載されています。

②基礎編と発展編

こちらの本の内容は大きく2つ、基礎編と発展編に分かれています。

基礎編は、上に示したように、引き金を与えられて文が変わっていくトレーニングがずらっと並んでいます。

こちらは、色々な文型が混ざっており、瞬間英作文の第2ステージに当たるそうです。

発展編は、文型ごとのパターン・プラクティストレーニングになっています。

しかし、
受動態のページでは、与えられた能動体の文を受動態に変える、
関係代名詞のページでは、与えられた文を関係代名詞節に変える、
など、バリエーションが大きくなっています。

受動態、不定詞など文型が決まっているので、第1ステージに近いですが、少しづつ変えていくので負荷が少なく、スピード感があるトレーニングとされています。

3.TOEIC受験まであと1週間〜


私は、前の2冊と合わせて、通勤中の車の中で聞きながら瞬間英作文を行なっています。

この3冊の中では、日本語のキューで考えることがあり、1番頭を使う印象があります。前の日本語文と英語文を覚えておかないといけないので、結構大変です。

ただ瞬間英作文をするよりは、アクセントになる印象です。


そして、
私は、、、
来週のTOEICを受験予定!!!!
です。

あと、1週間ですよーー〜
ドヒャーーー

まあ、これといって準備をするつもりはないんですけどねえ。

とりあえず受けてみて、自分の英語状況を確認する予定です。

体調管理だけ気をつけます。
最近暑くなってきましたからねえ。
冷房で冷え性なので、気をつけますよ。


(最初の問題の回答)
①When he got up in the morning, it was fine.
②When he left home, it was fine.
③Was it raining when he left home?


著者:森沢 洋介
出版社 ‏ : ‎ ベレ出版 (2008/5/21)
発売日 ‏ : ‎ 2008/5/21
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 181ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4860641930
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4860641931

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