伊藤真の民法入門 伊藤真の法律入門シリーズ 【読書感想文】 試験の前に読んでおけば、、、
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【目次】
第7版・はしがき
初版・はしがき
第1章…概説
Ⅰ 民法とは何か
➊はじめに
➋民法の役割
➌民法の考え方
➍民法の勉強の仕方
(1) まず、民法全体を概観する
(2) 具体的に考えること
(3) 改正点を気にしすぎない
Ⅱ 財産法の仕組み
➊人と物との関係――物権
➋人と人との関係――債権
(1) 契約
(2) 不法行為
コラム 妻による夫の愛人に対する損害賠償請求
(3) 事務管理
(4) 不当利得
➌物権法と債権法の概略
(1) 具体例――売買契約
➍民法の全体図
コラム ヤミ金業の今後
第2章…財産法
Ⅰ 財産法の全体像
Ⅱ 主体
➊自然人と法人
➋制限行為能力者
コラム 成年
コラム 意思能力
Ⅲ 契約の成立から効力発生まで
➊有効に債権債務が発生するまで
➋契約の成立要件
➌契約の有効要件
(1) 取消しと無効
(2) 心裡留保
(3) 虚偽表示
(4) 錯誤・詐欺・強迫
コラム うっかりダブルクリック
(5) 意思表示のまとめ
(6) 契約内容の有効性
➍契約の効果帰属要件
(1) 代理制度
(2) 無権代理と表見代理
➎契約の効力発生要件
➏まとめ
Ⅳ 物権
➊物権の客体
➋物権変動
(1) 意思主義
(2) 所有権の移転時期
(3) 対抗要件主義
(4) 不動産、動産の二重譲渡
(5) なぜ二重譲渡はできるのか
(6) 第三者の善意・悪意
コラム 94条2項の類推適用
(7) 物権変動のまとめ
(8) 公信の原則
➌占有権・所有権
(1) 占有権・所有権とは
(2) 物権的請求権
コラム 所有権と著作権
➍用益物権
Ⅴ 債権の発生から満足して消滅するまで
➊契約による債権の発生
(1) 契約の種類
(2) 売買契約の場合
➋同時履行の抗弁
➌債権の消滅原因
(1) 弁済
(2) 第三者弁済
(3) 受領権者としての外観を有する者に対する弁済
(4) 代物弁済
(5) 相殺
Ⅵ 債権の効力としての問題が生じたときの処理
➊特定物債権と不特定物債権
➋弁済の提供と受領遅滞
➌債務不履行
(1) 種類
(2) 効果
(3) 解除の存在理由
(4) 取消しと解除の違い
➍危険負担
➎担保責任
(1) 担保責任の意義
(2) 原始的瑕疵・不能と後発的瑕疵・不能
➏債務不履行、危険負担、担保責任の関係
コラム 別れた恋人へのプレゼント、返してもらえる?
Ⅶ 債権の履行確保の手段
➊全体像
➋特殊な債権回収手段
(1) 代物弁済・相殺
(2) 債権譲渡
➌債権の保全
(1) 債権者代位権
(2) 詐害行為取消権
(3) 強制執行
➍債権の担保
(1) 担保の概観
(2) 人的担保
(3) 物的担保
コラム 「追い出し屋」
第3章…家族法
Ⅰ 親族
➊親族の範囲
➋婚姻
コラム 踏んだり蹴ったり判決――有責配偶者の離婚請求
➌親子
コラム 再婚禁止期間の違憲判決
Ⅱ 相続
➊相続人
➋相続の承認と放棄
➌遺言と遺留分
コラム 配偶者の居住の権利
第4章…まとめ
➊全体像の確認
➋各種試験への応用
➌これからの勉強
著者紹介
奥付
私は2年前に宅建に合格し、一昨日賃貸不動産経営管理士の試験を受けました。
どっちでも出てきたのが、「民法」
まーわかりにくいことこの上ないんですよ、これが。
民法についても読んでおかないと、、と思ったのですが、試験前はそれどころでなくて読めず、終わってから読みました。
読んで後悔しましたよ。
試験の前に読んでおけば、もっとスムーズに勉強できたのに。。。
民法についてざっくりとした解説の本です。
財産法と家族法に分かれる、と説明があり、それぞれについて説明があります。
講義再現なので、話し言葉で、法律の本なのにスラスラ読めます。kindle版はスマホで読めるところもいいですね。
民法も借地借家法も、
「そんなのおかしい」
ってツッコミたくなるところ満載です。
理屈にあわないというか常識にあわないというか感覚に合わないというか。
こちらの先生は、そこに我々と一緒に突っ込んでくれます。法ではなく読者の味方。
まあこういう法律ができたのも、人々の間でそういうトラブルが起こってきたからなんでしょう。
人とは業の深い生き物だなあ、としみじみ思いました。
これを読んでからさらに詳しく勉強するための参考文献も載っていました。
何より、弁護士の先生も法律の条文は全部覚えていないというので、安心しましたです。
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