見出し画像

地方の戸建不動産投資でFIREする方法 【読書感想文】 9年で1500万になった例

★★★★★
Amazonでレビューしたものです

~ 「FIRE」を求める「持たざる者」へ 〜
本書では、地方の戸建を主軸とした不動産投資でFIREする方法を以下の構成で、紹介致します。
なぜ地方の戸建を主軸とした不動産投資が良いのか
購入から売却までの二つの実例
9年間の不動産投資の経緯
不動産投資の勉強の仕方
不動産投資の手法

はじめまして、鈴木アキラです。
私が不動産投資を始めたばかりのときは貧乏でした。脱サラして始めたITサービス業はあまり上手くいかず、当時、私と妻は一緒に働いていましたが、世帯年収は300万円以下でした。
不動産投資を始めるため、メンターを得て、勉強をし、1軒、2軒と物件を買っていき、気が付けば9年。今では、不動産賃貸収入は月に約130万円(年間1560万円)、月のキャッシュフローは50万円(年間600万円)以上となりました。
年間600万円の不労所得があると精神的に安定します。
不動産投資は他の投資に比べれば、覚えなければならないことや手をかけなければならないことが多く、大変でしたが、ここまで続けて本当に良かったと思います。
最近ではFIRE(Financial Independence Retire Early)という言葉が流行っています。経済的自立と早期リタイアという意味ですね。FIREを目指す投資法としては、米国株や全世界インデックス株を買うインデックス投資などがありますが、利回りが数パーセントのこれだけでFIREを目指すのは少し無理があります。本業で大きく収入を伸ばすか副業を成功させる前提のFIRE手段と言えるでしょう。
不動産投資は投資と副業を組み合わせたような投資手法です。勉強し、行動し、経験することで、リスクを下げ、利回りを上げ、レバレッジを効かすことができます。そのため、努力を惜しまない人なら、誰でも比較的短時間でFIREを目指すことが可能となります。いわゆる、Lean FIREではなく、Fat FIREを!
Lean FIRE(リーンファイア) … 倹約しながら最低限の生活費を資産運用して生活するFIRE Fat FIRE(ファットファイア) … 贅沢もできる状態でのFIRE
不動産投資は、他の投資と違って、唯一「本人の信用力」を投資に活かすことができます。本人の信用力は融資利用において最大の効果を発揮し、FIREまでの期間を縮めます。
ただ残念ながら、私は不動産投資を始めたとき、信用力が全くありませんでした。
はっきり言って貧乏でした。34歳で妻と幼い子供が二人いました。
そんな私でも9年もかければ経済的自由を手にいれることができました。
9年のうち、勉強し始めて1年半は物件を買っていないし、キャッシュフロー30万円をFIREの基準とするなら、最後の1年半は削れるので実際には一つ目の物件を買ってから、FIREするまでの期間は6年くらいだったとも言えます。
しかも、この6年間の間に私は何度も手痛い失敗をしています。
その失敗を容易にカバーできる利回りの高さが不動産投資の魅力です。
不動産投資は人生に絶望していた私を救ってくれました。
次は本書が、本書を読んでくれた方の救いとなったなら、これ以上に嬉しいことはありません。
本書には、私の不動産投資の経緯や私がメンターから教わったこと、不動産投資の勉強の仕方、地方の戸建を主軸とした不動産投資の手法をまとめてあります。
本書の参考レベル
・不動産投資初心者(月キャッシュフロー0)…最初から最後まで大変参考になる
・不動産投資初級者(月CF1~20万円)…最初から最後まで大変参考になる
・不動産投資中級者(月CF20~100万円)…参考にできる部分が多くある
・不動産投資上級者(月CF100万円以上)…参考にできる部分もいくつかはある



1.戸建中心の不動産投資〜メンターとリフォームと〜


上記の作者の紹介文の通り、年収300万の夫婦が1560万(キャッシュフロー600万)になった、地方の戸建て中心の不動産投資方法の経験の紹介本です。

購入額から費用、収入に売却時の額も丁寧に紹介されています。
地方の空き家を安く購入してリフォームして綺麗にして客付けをして、高く売る、という方式です(アパートもあります)。
自分で作ったチラシを配ったり、自分で壁紙をはったり、融資のために銀行でプレゼンをしたり、、という実体験に基づく経験例です。

特徴的な点として、有料でしっかりとメンターに指導してもらった点です。
この作者も書かれている通り、たいていが怪しい有料セミナーでお金だけ取られるような指導者ばかりなので、非常に幸運で羨ましい限りです。
指導内容としては、まず家計簿の管理と無駄な支出の確認、お金との向き合いの精神的課題、資産運用やビジネスの基礎知識を見につけて、レポートを提出するというところが最初だったそうです。

また、実際のリフォームについて例があり、夫婦と小さな子供そうで泊まりがけでリフォームをしたそうです。写真も載っています。
しかし、後半では、”あまり体が丈夫ではない私がリフォームをしてリフォーム費用を減らすより、本業のプログラミングを頑張って、売り上げを上げたほうが結果的にはコストパフォーマンスが高かった。”と言われています。

私は体も弱くて体力もないし、手先も不器用だから、無理かなあ。
さらに自己管理という話もありますが、筆者は脱サラして自分で事業をして時間があると推測され、サラリーマンなどの勤め人には結構厳しいのではないかと思いました。

2.参考本

さらにたくさんの参考本が紹介されています。
作者は夫婦で宅建を取っただけでなく、多くの本を読んで勉強されたそうです。
(他オーディブルもありました)

・バビロン大富豪の教え (ジョージ・S・クレイソン 著)


・金持ち父さん 貧乏父さん (ロバート・T・キヨサキ 著)

・本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長 著)

・史上最強のセミナー (マイク・リットマン/ジェイソン・オーマン 共著)


・ユダヤ人大富豪の教え1(本田 健 著)


・夢をかなえる象1 (水野敬也 著)


・巨富を築く13の条件 (ナポレオン・ヒル 著)


・ロバート・アレンの実践!億万長者入門 (ロバート・G・アレン 著)


・人を動かす (デール・カーネギー 著)

・「心が強い人」の人生は思い通り 神メンタル (星 渉 著)

・鈴木さんの成功。 (星 渉 著)

・強いチームはオフィスを捨てる(ジェイソン・フリード 著)


・仕事は楽しいかね (デイル・ドーデン 著)


・お金持ちになれる黄金の羽の拾い方 (橘 玲 著)


・幸せがずっと続く12の行動習慣 (ソニア・リュボミアスキー 著)


・人生に奇跡を起こすノート術 (トニー ブザン 著)



・不動産投資の学校 入門編 (日本ファイナンシャルアカデミー 著)


・めざせ!満室経営 本気ではじめる不動産投資 (赤井 誠 著)

・アパ・マン137室入居率97.4%の満室経営バイブル(今田 信宏 著)

・まずは、アパート一棟買いなさい (石原 博光 著)


・パート主婦、"戸建て大家さん" はじめました! (舛添菜穂子 著)


・ボロ物件でも高利回り 激安アパート経営 (加藤 ひろゆき 著)


・戸建のDIY再生による不動産投資(日曜大家 著)


・ボロ物件をお宝に変える不動産投資術 (鈴木ゆり子 著)


・常識破りの「空き家不動産」投資 (村上 祐章 著)


・高利回り戸建て投資術 (サーファー薬剤師 著)


・銀行員だった大家が教える! 不動産投資 融資攻略バイブル (半沢 大家 著)

・不動産の税金の基本を学ぶ (吉澤大 著)

・賃貸経営でお金を残す!不動産オーナーの儲かる節税 (栗野淳一他4名 著)

・小さな不動産屋の儲け方 (松村保誠 著)



やっぱり勉強しないとダメなようですね。

3.目次

はじめに
第1章 地方の戸建不動産投資でFIREを目指そう!
◆1.1 不動産資産一覧表
◆1.2 どうして不動産投資なのか
◇1.2.1 インデックス投資では時間がかかりすぎる
◇1.2.2 不動産投資は工夫次第で高利回りを実現できる
◇1.2.3 不動産投資は手法が確立されている
◇1.2.4 購入から売却までの実例その1
◇1.2.5 購入から売却までの実例その2
◆1.3 地方で戸建不動産投資をするメリット
◇地方だと土地の価格が低く安く仕入れられる
◇戸建だと売却しやすい(キャピタルゲインを得やすい)
◇戸建の売主は投資家ではないことが多い
◇戸建は客付けがしやすい
◇入居期間が長い
◇海から離れていると津波の心配がない
◇戦争が起きても地方は攻撃されにくい
◇リモートワークが発達して地方でも仕事をしやすくなった
◇管理が楽
◇不動産屋が優しい
◇融資を受けやすい
◇ライバル(地元の大家さん)が弱い
◇節税効果が高く、利益調整しやすい
◇小さいリスクで不動産投資を始めることができる
第2章 地方の戸建不動産投資でFIREするまでの9年間
◆2010年 ターニングポイント
◆2013年 メンターと出会う
◆2015年 はじめての不動産購入
◆2016年 リフォーム修行と3軒目の購入
◆2017年 前半 アパートの購入と地方に自宅用戸建を購入
◆2017年 後半 戸建の購入と二つ目の法人設立
◆2019年 戸建の購入
◆2020年 初めての不動産売却で生き延びる
◆2020年 秋 戸建を二つ購入する
◆2021年 戸建を5戸購入、3戸売却する
◆2022年 戸建を6戸購入、アパートを一棟購入、戸建を1戸売却
◆FIREして思うこと
第3章 地方の戸建で不動産投資する方法
◆3.1 自己投資
◇3.1.1 メンターは必要か
◇3.1.2 知識や心得のつけ方
◇3.1.3 取っておいた方が良い資格
◇3.1.4 自己を制御する
◆3.2 法人か個人か、会社員か起業家か
◆3.3 物件の見つけ方
◇3.3.1 まずは投資したい地域を探す
◇3.3.2 ネットで探す
◇3.3.3 不動産屋と仲良くなる
◇3.3.4 空き家を直接さがす
◇3.3.5 地方では競売物件はお薦めしない
◆3.4 買付・価格交渉で利回りを上げる
◆3.5 融資を利用してレバレッジをかける
◇3.5.1 融資戦略
◇3.5.2 銀行との付き合い方
◇3.5.3 銀行評価の高め方
◇3.5.4 融資がでるとき、でないとき
◇3.5.5 返済元金と減価償却費
◆3.6 リフォームで利回りを上げる
◇3.6.1 リフォームの種類
◇3.6.2 良い業者さんを探すコツ
◇3.6.3 施主支給
◇3.6.4 リフォーム実践例
◆3.7 客付けで差をつける
◇3.7.1 不動産屋との付き合い方
◇3.7.2 チラシを配る
◇3.7.3 ステージングで客付け率アップ
◆3.9 物件を売って利益を確定する
◆3.10 知っておくべき税金と節税
◆3.11 得意分野を活かす
◆3.12 不動産投資を始める
おわりに

著者:鈴木アキラ (著)
ASIN ‏ : ‎ B0BV94ZJKN
発売日 ‏ : ‎ 2023/2/8
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 7745 KB
本の長さ ‏ : ‎ 301ページ

よろしければこちらもどうぞ〜


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?