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続 英単語の語源図鑑 【読書感想文】 続編ですよー

★★★★★
Amazonでレビューしたものです

【シリーズ累計80万部突破! ! 】
2019年上半期 語学書No.1を獲得した
『英単語の語源図鑑』待望の第2弾が登場!
「教師に勧められた!」「学生時代に出合いたかった!」「イラストが可愛い!」…
絶賛の声が続々!
まだ「理想の単語集」に出合っていない方に必携の1冊です。
前作に載せきれなかった<単語の意味の中核を表す>語根110を収録!
これで完ぺきです! 
【イラスト © 2019 すずきひろし・本間昭文】




1.続編です


以前ご紹介しました「英単語の語源図鑑」

その続編がこちらになります。

形式は前のものと一緒で、語源を接頭辞を章ごとにイラストで紹介し、その後につく語根をページごとにやっぱりイラストで紹介しています。前の巻とはまた違う語源が紹介されています。

2.語源とは(ほぼ再掲)


”語源学習法とは、英単語を構成する「パーツ(語源)」ごとに分けて考える方法です。”
(中略)
”語源のパーツには3種類あります。主に語の先頭に付いて方向や位置関係・時間関係、強調や否定などを表すものが「接頭辞」で、主に語の真ん中に来てその単語の意味の中核を表すものが「語根」、そして単語の最後に付いて単語の品詞の機能や意味を付加するものが「接尾辞」です。”

英単語の語源図鑑より

日本語なら、同じ音でも漢字によって意味があり、部首の組み合わせである程度意味や読みが推測できることが多いです。
一方英語はアルファベットの羅列で、一見全く意味のない組み合わせに見えてしまい、英単語は全部丸暗記しないといけないのかな、と思ってしまいます。

しかし、実は英単語も組み合わせでできているのだそうです。
それが、語源で、単語の「接頭辞」「語根」「接尾辞」の3つの部分です。

それぞれ単語内での意味があり、他の単語にも共通していることからから、それぞれの語源を覚えることで、英単語が覚えやすくなったり、新しい知らない単語でも意味が推測できます。
英語の辞書をひくと、単語が・で区切られていることがあると思います。あの区分がこの3つの部分ですね。

例えば、distributionは、dis・tribute・ionに分けられます。disは方向を表して「〜から離れて」を意味する接頭辞、tributeは「与える」「分ける」を意味する語根、ionは明子を作る働きの接尾辞。

もちろんこの3つに分かれない単語もありますが、この語源を覚えることで丸暗記から抜けられ、英単語を多少理屈で理解しやすくなるようです。


3.由来が多すぎ問題と形が変わる問題と

しかし、この語源たち。

”surはラテン語で「〜の上に」「〜を越えて」という意味で、フランス語経由で入って来たものがsuper。
transはラテン語で「〜を横切って」「〜を越えて」という意味。"

なぜ、なぜ、ラテン語そのままと、フランス語経由で変わってしまうのでしょうか。
同じ意味の語源でも色々なパターンがあって、これが同じ由来とは思えないものも多いですよね。
それが覚えにくくさせている原因の1つではあると思います。

4.ちょっとづつ覚えていきましょう


それでも、まったくわからないわけではないようです。

re-が再び、というのは、覚えやすいと思います。
後ろにもまあわかるかなってかんじですね。
完全にってなるとどうかしら?

bene=良いは、知っています。
イタリア語でもそうじゃなかったかしら?

絵のイメージと一緒に一つ一つ覚えていきましょう。

5.CONTENTS

はじめに
語彙がケタ違いに増える「語源」学習法とは?
語源で学ぶ3つの効果
本書の構成

Chapter 1 inter-, dia-, per-  (間に、通して)
 1-1 interpret / praise, price, prec, pret =価値、(闇)取引する
 1-2 intersection / sect, seg, sex =切る、分ける
 1-3 intelligence / leg, lig =選ぶ、集める、法
 1-4 diagnosis / gno, kno =知る
 1-5 diameter / mens, meter, metry =測る
 1-6 dialect / lect =集める、読む、話す
 1-7 diagonal / ang, ank, gon =曲がる、角
 1-8 permanent / man, main =とどまる
 1-9 persecute / seq(u), sec(ute) =続く、従う

Chapter 2 sur-, trans-, super- (上に、超えて、越えて)
 2-1 surprise / pris, priz, ghend =つかむ、取る
 2-2 transact /act, ag =動かす、行う
 2-3 transplant / plan, plat, flat =平らな
 2-4 surround / (o)und =波立つ

Chapter 3 ad-,a- (〜の方へ、〜を)
 3-1 abridge / bri, brev, brac =短い
 3-2 accident / cas, cid =落ちる
 3-3 adequate / equ =等しい、平らな
 3-4 accompany / pan =パン、pa =食べ物を与える
 3-5 affirm / firm, farm =しっかりした
 3-6 aggravate / grav(e) =重い
 3-7 approximate / prox, proach =近い
 3-8 approve / prove, prob(e) =試す、証明する

Chapter 4 pre-, pro- (前に)
 4-1 prominent / mount, min(t) =突き出る、山、乗る
 4-2 presume / sume, em(pt) =買う、取る
 4-3 proclaim / claim =叫ぶ
 4-4 predominate / dome =家、主人
 4-5 prescribe / scribe, script =書く
 4-6 pursue / sui, sue =続く、従う
 4-7 profound / fund, found =底
 4-8 prevail / val, vail =強い、力
 4-9 precipitate / cip = つかむ、頭

Chapter 5 e(x)-, extr(a)- (外に、超えた)
 5-1 exalt / alt(o) =高い、育つ
 5-2 excavate / cav, cum =空洞の、穴、膨れる
 5-3 excel / cel, cul, col =そびえる
 5-4 excite / cite =呼び起こす
 5-5 elaborate / labor =労働
 5-6 eliminate /  limit =敷居
 5-7 erect / rect = まっすぐな、導く
 5-8 extort / tort =ねじる
 5-9 eccentric / center =中心
 5-10 experiment / per (i) =試す

Chapter 6 co-,con-,com- (共に、完全に)
 6-1 confide / fide, fede, fy =信頼する
 6-2 confuse / fuse, fut =注ぐ
 6-3 congregate / greg, ger =集まる
 6-4 commerce / mart, mert, merc(e) =取引する
 6-5 communicate / mune, mute =変わる、動く
 6-6 consolidate /sol,ho =全部の、しっかりとした
 6-7 context / tech, text =織る、組み立てる
 6-8 contemporary / tempo =時間、季節
 6-9 contemplate / tem(p), tom =切る
 6-10 convict / vince, vict =戦う、征服する
 6-11 conceal / ceal, cell, hell =覆う、隠す
 6-12 consider / astro, stella, sider, ster =星

Chapter 7 in-,en-,em- (中に、完全に)
 7-1 inaugurate / au(g), au(c) =増える、生み出す
 7-2 inflame / fla(m) =輝く、燃える
 7-3 inflate / blo, bla, fla =吹く
 7-4 incorporate / corp(or) =体
 7-5 indebted / deb, du =負う、借りる
 7-6 endemic / demo =人々
 7-7 emphasize / fan, phan =出現する、見える
 7-8 intrude / trude =押す
 7-9 enroll / rot, rol =回る、巻く
 7-10 innovation / nov, new =新しい
 7-11 immerse / merge, merse =浸す
 
Chapter 8 in-,un-,a- (〜でない)
 8-1 innumerable / num, nom =数、つかむ
 8-2 inarticulate / art =つなぐ、技術、芸術
 8-3 uncivil / cit, civ =都市、町
 8-4 incredible / crede =信頼、信用
 8-5 immortal / mort, mur =死
 8-6 inhuman / hum(il), homo =低い、人間
 8-7 anarchy / arch =長、頭、支配
 8-8 illogical / log(ic), loqu =言葉、論理、話す
 
Chapter 9 de-,sub- (下に)
 9-1 suggest / gest =運ぶ
 9-2 descend / scend =のぼる 
 9-3 depict / pic, pig =描く、切り込む
 9-4 despise / spic(e) =見る
 9-5 devour /vour =飲み込む
 9-6 deliver / liber =自由
 9-7 depopulate / popul, publ =人々
 9-8 determine / term(in) =限界、境界
 9-9 delude / lude =演じる、戯れる、もてあそぶ
 9-10 desert / sert =並べる、結ぶ

Chapter 10 re- (再び、後ろに、完全に)
 10-1 remark / marg, mark =境界、印
 10-2 research / circ, searc =回る、曲げる、円、輪
 10-3 regard / ward, ware, guard =見る、注意
 10-4 release / lax, lease =緩む、緩める
 10-5 repent / pen, pain =罰、苦痛
 10-6 reputation / pute, count =考える、数える
 10-7 resources / source, surge =湧き上がる
 10-8 respond / spond, spons =誓う

Chapter 11 ab(ad)-, dis- (〜から離れて、〜でない)
 11-1 avert / vert =回る、向ける、曲がる
 11-2 advance / ant, anc =前、額
 11-3 absolute / loose, solve =解く、緩い
 11-4 dislocate / loc =場所
 11-5 disturb / turb, stir, stor =ぐるぐる回る、かき乱す
 11-6 distribute / tribe, tribute =与える、分ける
 11-7 disagree / grat, gree =喜ぶ、楽しむ
 11-8 disobey / au(d), ey =聴く、聞こえる

Chapter 12 接頭辞的に使われる語根
 12-1 sacrifice / sacr, saint, sanct =神聖
 12-2 priority / pri(m), pri(n) =最初、前、先
 12-3 alien / alter, ali =別の
 12-4 ambiton / amb =周囲、両方
 12-5 benevolent / bene, bono =良い
 12-6 major / mag, may, maj, max =大きい
 12-7 malic / mal =悪い
 12-8 microscope / micro =小さい、微小の
 12-9 matter / mater, metro =母、もの
 12-10 glow / gli, gla, glo =輝く
 12-11 wrap / wr, war, wor =ねじる、曲げる
 12-12 acute / ac(u), acer, acro =針、鋭い、そびえる
 12-13 philosophy / phil(e)- =愛する、好き

索引
接頭辞で整理したもの
特典索引


著者:清水建二 (著), すずきひろし (著), 本間昭文 (イラスト)
ASIN ‏ : ‎ B07WJKTJFB
出版社 ‏ : ‎ かんき出版 (2019/9/4)
発売日 ‏ : ‎ 2019/9/4
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 118250 KB

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