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医学部受験で成功するための7か条

狭き門である医学部受験。その成功のために、何を鍛えることから始めればよいのか。個人的な偏見も含まれてしまうかもしれませんが、エンターテイメントの一環としてお楽しみください!


1. 勉強する習慣

何よりも勉強習慣が最も重要だと思います。私の試算では、難関の国公立の医学科に受かるために必要な勉強時間は、学校や塾を除いて約5000~6000時間です。これを、2年間で達成しようとすると、1日8時間勉強しなければいけません。しかし、中学1年生から高校3年生まで同じペースでコツコツ積み上げていくのであれば、1日3時間弱で良いのです。毎日3時間の勉強であれば達成不可能ではないと思います。生活サイクルの中に勉強を組み込んで、習慣化してしまうことが、勉強を楽にする秘訣です。

2. 自分に合った勉強法を見つける

これは非常に重要です。試験で点数を取ることが至上命題なわけですが、どのような勉強をすれば高得点が取れるようになるかは人ぞれぞれ異なります。つまり、万人に当てはまる最適な勉強法というものは存在しません。どういうやり方であれば、安定して点数が取れるかということについて、日々行われる試験で試行錯誤しながら、勉強を進めていくことが大事です。同じやり方をして同じ失敗を繰り返すようでは、成長性がありません

3. 高い事務処理能力

国公立医学科の試験は難しいです。この「難しい」には2つのパターンがあります。1つ目は、問題の難易度が難しい。2つ目は、問題の分量が多いです。もちろん両方の要素が混ざっていることが多いのですが、後者の方が差がつく傾向にあります。問題の分量が多い代表が東大理系の試験です。問題設定の把握、解法の選択、答案への記載と全ての行程を迅速に行う必要があります。どのようにすれば早く行えるのか?その答えは1つです。試験中に無意識にできることを増やすことです。パターン認識がその代表例だと思いますが、「こういう風に問われれば,解法Aを用いる」といったパターンを自分の中で大量に用意することこそが勉強なのです。大学受験で問われる範囲は所詮限られていますので、日ごろからパターンを意識して問題を解いていくことで、試験本番での時間のロスをなるべく最小限にしましょう。

4. 問題の背景を読む力

非常に難しいですが、これができると圧倒的に時間短縮になります。要するに、設問を作っている人(おそらく大学の教員)が何を背景に作っているのか?何を問いたいのか?何をひっかけようとしているのか?何を複雑にしているのか?といったことを問題を読んでいる段階で早々に把握してしまおうというわけです。場合によっては、先に答えだけわかってしまうこともあり、大幅な時間の短縮につながります。

5. 暗算力

意外と重要なのですが,全部筆算を書いて計算しているようでは、それが積み重なったときに、膨大な時間のロスになります。なるべく、頭の中で全ての計算を終えるようにしましょう。書くことが習慣になると、書かなければできない頭になってしまいますので注意してください。頭の中で計算する習慣を身につければ、頭のメモリが確実に増えます!

6. 志望校を絞って過去問をやる

どんな試験でも必ず問題の傾向があります。A大学ならA大学専用の対策、B大学ならB大学専用の対策が必須です。スポーツでもトーナメント戦とリーグ戦では戦い方が異なります。それと同じです。志望校を複数にして、色々な過去問をやると、どっちつかずになってしまいます。志望校を1つか2つにしっかり絞った上で,過去問を徹底的にやりこみ、試験の傾向をしっかりインプットしましょう。

7. 科目別に細かく目標点を決める

目標は最低点+10%を目安にするとよいでしょう。合計点だけではなく、各科目の到達目標点をしっかり設定し、何が足りないかを明確にした上で、勉強しましょう。闇雲に対策するよりも問題点を意識しながら取り組んだ方が、効果は抜群です。それぞれの科目の中でも、特に苦手な分野を洗い出し、「何を勉強するか」何を捨てるか」などある程度自分の中でのルールを決めることが有効です。限られた時間をうまく有効活用しましょう。

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