子どもに生命保険は必要か
自治体にもよりますが、結構、昔から小学生以下の子どもの治療費は無料でした。最近は少子化対策で、高校生まで無料になっている自治体も増えてきています。
そういう時代になってくると、子どもに生命保険は必要ないと言うFPさんや保険代理店も増えてきています。
入院したり手術したりしても無料なら医療保険に入る必要性は無いというのも理解出来ます。
一方、子どもに生命保険が必要だという生保の人に話を聞くと、治療費は無料でも、差額ベッド代や食費、子どもが入院中にパートを休んで収入が下がるなど、入っておいた方が安心ですと売り込んできます。それはそれで理解出来ます。
私は、『子どもに生命保険は出来れば必要』という方針です。
その理由は、小児がんなど子ども特有の大きな病気にかかるリスクが高いからです。
私の子どもも保育園の時に、川崎病という心臓の血管が炎症を起こす病気にかかり、入院しました。幸い、発見と治療が早かったおかげで1週間ちょっとで退院出来ました。
我が子にかけていた保険は、こども保険だけ。いわゆる学資保険です。ただ、入院した時に1日5,000円が貰える特約が付いていたので、そこから保険金はいただけましたが、こども保険は養老保険なので、18歳になり一時金を貰うと保険は無くなってしまいます。
我が子は運良く大事には至りませんでしたが、重い後遺症などあれば、大人になっても普通に生命保険に入ることは出来ません。
その後、小学校卒業まで経過観察で年1回の通院を続け、中学生になって経過観察は終了しました。
告知に引っ掛からないように5年間待って、高校生の時に健康体として普通の人と同じような生命保険に入れてあげることが出来ました。
こんなこともあるので、子どもに生命保険をかけた方が絶対良いのですが、問題はお金です。子どもの学費や部活動でのお金を払いつつ、進学費用を貯めなければならず、出来れば保険に入らずにお金を貯めたいところです。
私が設計した医療保険や定期保険に入った方が将来的には安心ですが、少しお高い。月々3,000~5,000円にはなります。
そんな場合は、都道府県民共済のこどもプランがオススメです。月々1,000円から入れます。18歳になったら自動的に大人のプランに入れるので、保障が無くなりません。こどもプラン中は、怪我の通院でも保険金がもらえます。
大人になってからの保障は少し足りませんが、何も入らないくらいなら、毎月1,000円を子どものためにかけてあげてください。
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