19.2.16 なぜ僕が「投げ銭制」をとるのか
※この記事は全て無料で読むことができます。
クリエイターがnoteを利用することのメリットとして
①自分で価格を決められること
②無料で公開する範囲を決められること
③無料の記事でも「サポート」で報酬を貰える可能性があること
があります。
①自分で価格を決められること
書き手は体験したこと、考えていることを文書におこして情報を提供しています。
「この情報にはどの程度の価値があるのか」をひとつの基準にします。
「価値」というものがまたあいまいで、読者に「面白かった、感動した」などの読んだ後の感情を提供するのか、「知らなかったことを知ることができた、この文を読んだことで自らの生活に利益が生まれそうだ」などのリターンを提供するのかで金額も変わってきます。
映画やテレビ、アニメやマンガは基本的に前者ですが、書籍類は後者も含まれています。
最近では「画像」「動画」というジャンルがでてきており、こちらは両者可能なツールですが、よく拡散されるのは前者ですね。
感情に訴えるものの方が価格高くなりやすい気もしています。
②無料で公開する範囲を決められること
ウェブサービスはこの方式をとっているものが多いですね。
一定のところまでは無料でも読めるが、全てを知るためには月額制のサービスに登録する必要がある読み物が増えています。
その観点でいくとnoteも同じですが、毎回どこまでを無料にするかを個人で決めることができるのは大きな特徴でしょう。
③無料の記事でも「サポート」で報酬を貰える可能性があること
全てを基本無料にしているクリエイターもいるでしょうが、文書最後にある「このクリエイターをサポートする」というところで「今回の文書ではなく、クリエイター自身に価値を感じたからお金を払う」という便利な機能があります。
この「サポート」がクリエイター側からすると非常に魅力的で、10本売り上げた報酬よりも1件のサポートの金額のことが大きいこともあります。
各投稿に価値を生み出していると自覚しているクリエイターならば、1本1本に有料設定をした方がいいでしょう。
そのあたりがイマイチわからなくて、とりあえず無料で読んで貰えればよいと思っている人もいます。
さて、今回なぜ僕が「投げ銭制」をメインに利用しているかを説明していきます。
有料設定で制限されている部分が本当に価値があるものかが不明だと、お金を支払う気にはならない。
というのが主な理由です。
有料設定すると「料金を支払うとあと759文字読めます」などの表示がでます。
あり得ないとは思いますが、その残り759文字がすべて「あ」で埋め尽くされていたら完全に払い損です。
消費者はその「払い損」のリスクを背負っていますので、できる限りそれを無くしたいと考えているのが大きな理由の一つです。
これにはデメリットもあり、「タダで読めるからお金は払わない」という人も少なからずいることです。
例えば独立リーグ好きのなかで物議を醸した?「独立リーグ日本一の価値」についての投稿ですが、アクセス数が700を超えています。
これに対して購入ボタンを押した人は8人です。
購入者が全体の1%というのは多いのか少ないのからわかりませんが、圧倒的にアクセスがある記事でもこのような現状があります。
投げ銭制はコンビニ等の「雑誌の立ち読み」と同じです。
その作品は好きだが、お金を払わなくても読めるから買ってまでは読まない。
後で古本屋に出回るから、とりあえず新品は買わない。
等の意見もあって当然ですが、この考え方の人が増えると当然売り上げは減るので出版数は落ち込みます。出版社も利益を上げないと経営ができないので、利益に繋がらない作品は早めに打ち切られます。
作者が報酬を得られる金額や回数が減り、最終的には辞めてしまう。
そうなるとこれまで好きで立ち読みしていた作品の本は販売されなくなっていきます。
なので、消費者が作品やサービスに対して対価を支払うということは
「消費者自身が価値を感じた」
と同じぐらい
「この作者の作品やサービスには対価を払う人がいるから続けさせてね!」
と経営者にアピールできる方法であるから大事だということです。
僕ぐらいの個人でチマチマやっている人は作品作りで生活をしているわけではないので、上で説明したほど切羽詰まってはいません。
それでもやはり読者から反応があった方が投稿するモチベーションになることも事実です。
それが購入でなくても、イイねやコメントでもいいですし、ツイッターでの拡散があるだけでも嬉しいものです。
少し話がそれます。これからも基本は投げ銭制で記事を投稿する予定ですが、1週間をめどに、全文公開から一部公開に範囲を縮小していくことを検討しています。
僕の文書を好んで読んでくれる人は投稿から数日以内で読むはずなので、それほど影響が出るとは思っていません。
雑誌のバックナンバーは立ち読みができず、購入するしか方法がないのと同じだと考えていただければ。
これからも野球に限らず、考えていることや経験したことを文書におこして投稿していきます。
たくさんの議論の場を設けたいですね。
この記事は投げ銭制です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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