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心の言魂

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「引き受ける」という生き方

「引き受ける」という生き方

「引き受ける」という生き方

名家に生まれるか、凡家に生まれるか
第一子に生まれるか、第二子に生まれるか

命に魂が宿った瞬間から
人はその「運命」を「引き受けて」いる

誰も「こんな家は嫌だ」と言ったり
「長男は嫌だ」と言って生まれてくる者はいない

どんな環境だろうと、そこに生まれたからには
その環境を全て引き受けなければならないのだ

そして、それは、命を全うするまで続く

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日本人の心

日本人の心

厄祓い、縁結び、銭洗い…
山の神、水の神、風の神…

あらためて考えてみると
日本古来の神道というものは奥が深い

僕は仏教という教えを自分の軸に据えているが
心の土台を支えているものは神道だと感じている

家内安全、学業成就、商売繁盛を祈り
七五三を祝い、厄年をどう過ごすか

賽銭、御神籤、絵馬、熊手、玉串…
祀り、詣り、祝い、祈り、祓う…

豊作を祈り、収穫を祝う

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感謝

感謝

「感謝」

この言葉を聴いて
今あなたは何を感じただろうか?

あなたの頭の中に
どんな言葉が浮かんでいるだろうか?

そこには「知ってるよ」とか
「大切なことだ」とか「忘れていたな」など…

様々な感情が立ち上がってきたと思う

その立ち上がってきた感情や言葉から
自分自身をよく観察してみるといい

例えば「知ってるよ」という感情
その根底には「知らない」という本質が存在

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嘘でもいいから、本当のことを言え!

嘘でもいいから、本当のことを言え!

「嘘でもいいから、本当のことを言え!」

世の中は矛盾だらけ…
モノゴトの始まりは嘘からスタートすることもある

極端だけど、実際そうだ

真実なんて、どこにあるかわからない
どれが本物かなんて、百年経てば価値観も変わる

例えば、昔は良しとされていた健康法が
現代では悪いものとされるケースがあったりする

それは結局、嘘から始まっている
しかし、それは本当のことを言っているの

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本当の自由

本当の自由

「四生(ししょう)の盲者は
盲(めし)いなることを識(さと)らず」

四生とは、四種類の生まれ方を指す

「胎生(たいしょう」
母親のお腹の中で親と同じ形になって生まれる命

「卵生(らんしょう)」
一旦母親から卵として出て、孵化して生まれる命

「湿生(しっしょう)」
カビのような湿ったところから自然に生まれる命

「化生(けしょう)」
卵から幼虫、サナギとなり成虫として生ま

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世の中は矛盾で成り立っている

世の中は矛盾で成り立っている

世の中は矛盾で成り立っている

「他人を批判するのはやめなさい!」という
その言葉自体が、他人を批判している

例えば、ネガティヴを批判する人は
ネガティヴな意見を「悪いこと」と捉えている

そう捉えること自体が
ネガティヴだということに気付いていない

だから多くの場合、
批判したり、レッテルを貼ったりする人は

その人自身が
その批判やレッテルの要素を持っている

あな

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ちょっとしたカミングアウト

ちょっとしたカミングアウト

今日は一部の人しか知らないことを話そう

実は昨年の11月、僕は脳出血で救急搬送され
ICUで24時間、生死の狭間を彷徨っていた

翌日NCUで意識は戻ったが
左半身付随の状態でベッドに横たわっていた

入院はおよそ1ヶ月間
人知れず、僕はベッドの上で過ごしていた

ただFacebookは倒れる直前に投稿していて
NCUでも、かすかな右手で何とか投稿した

なので、投稿は一日も途切れては

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自訓

自訓

三菱の創始者、岩崎弥太郎の「岩崎家の家訓」が
今でも「三菱の社訓」であることは有名な話だ

第一条、小事に心うばわれず、大事を行なうことを目的とせよ

第二条、ひとたび事をはじめたら、必ずそれに成功せよ

第三条、投機的事業に従事すべからず

第四条、国家の利益を心において、すべての事業を行なえ

第五条、公共奉仕とまことの純粋な精神を忘れるな

第六条、仕事に精を出し、

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地の利、人の和、天の時

地の利、人の和、天の時

「地の利、人の和、天の時」

これは仏法で説かれた事業が繁栄する条件
「どこで、だれと、いつやるか」が整った時をいう

言われてみれば当たり前だが
実は、この三つをきちんと意識している人は少ない

「いつやるの?」「今でしょ?」
という言葉が流行った頃があったが…

「今」やって失敗した人は数え切れない
それは「天の時」を待たなかったからかもしれない

遅すぎるのは論外だが

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日本人の魂

日本人の魂

「令和」という元号に変わってから
日本人は潜在的に何か大切なものに気付き始めている

「平成」という時代が
思いのほか地味にじわりとその下地を作り続けてきた

「日本」という国には
神武天皇即位紀元から連綿と続く「和」の魂がある

「日本人」という民族は無意識に
この気品ある国家の民としての使命を知っている

「静かな幸せ」こそが成功の真理
高貴な地球という星をいつまでも美しいまま

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「有碍の人、無碍の人」

「有碍の人、無碍の人」

「有碍の人、無碍の人」

有碍(うげ)の人とは
ひと言でいうと調子に乗りやすいタイプ

例えば、運が向いてきて良い事が続くと
どうだとばかりに自慢する

やがて禍いが訪れると
「自分はなんて不幸なのだ!」と騒ぎ嘆くが

たまたま持っていた土地の区画整理で
大金を手にしたり、株が当たったり

今まで不遇を嘆いていたことを忘れ
傲慢な態度をとるようになる

しかし、持ちなれない

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我、人に逢う

我、人に逢う

我、人に逢う

人生、全ては出逢いだ
出逢いこそが、全ての始まりである

同じものを見ていても
出逢った人の影響で見え方が変わる

好きだったものが嫌いになったり
嫌いだったものが好きになったりする

人は皆一人一人
違った領域を持っている

人に逢うということとは
その違った領域に触れるということである

見えなかったものが見え
知らなかったことを知ることができる

知らなかった領

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あなたはもう持っている

あなたはもう持っている

明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)

「あなたはもうすでに
その手のひらの中に宝物を持っている」

それに気付かないまま
あなたは宝物を探しに行こうとしている

人間は、より遠くにあるもの
より高くあるものに、価値があると思い込んでいる

「明珠」とは、計り知れないほどの価値ある宝をいう

その計り知れない価値って何?
高級車?豪邸?ブランド品?積み上げた札束?

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幸せの本質とは…

幸せの本質とは…

幸せの本質とは…

ある哲学者はこう言っていた

「気を紛らすことが少なければ少ないほど
それだけ幸福だということである」

例えば「たまには飲んでパーっとやろうよ」
というのは一つの気晴らしである

気を紛らわすのは一時的なものだ
元の場所に戻ればまた虚しさがやってくる

羽目を外して楽しむほどに
帰った時にそのギャップを感じてしまうものだ

今いる場所や環境を
否定していることと同

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