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本当の自由

「四生(ししょう)の盲者は
盲(めし)いなることを識(さと)らず」

四生とは、四種類の生まれ方を指す

「胎生(たいしょう」
母親のお腹の中で親と同じ形になって生まれる命

「卵生(らんしょう)」
一旦母親から卵として出て、孵化して生まれる命

「湿生(しっしょう)」
カビのような湿ったところから自然に生まれる命

「化生(けしょう)」
卵から幼虫、サナギとなり成虫として生まれる命

命とは、縁あって、この世に降り立ち
それぞれに、それぞれの生まれ方をしている

中には目の退化した生き物もいれば
元々色などを識別出来ない生き物もいる

我々は今こうして色を識別しているが
生まれつき目の見えない人には色の概念がない

人間は色という見えるものに
惑わされてしまうから、心が揺らぐのだ

そもそもこの世に色なんてものはない

色は、ただの光の反射の周波数
この世に太陽が無くなれば、色はない

電気や油のない時代、夜は本当の闇だった
それは深く自由な眠りの世界だったことだろう

今はネオンの光に惑わされる不自由な夜だ

色が見えないことが、不自由なのではない

本当は、色に囚われているほうが、不自由なのだ

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