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チャレンジングな取組みを支える脳の仕組みについて

 世間では新年度スタートから早1か月が経ちました。組織体制が本格稼働するこの時期は、少なからずチャレンジが求められます。かつて発明王エジソンは、こう言いました。
" I am not discouraged, because every wrong attempt discarded is another step forward."
(私は決して失望などしない。なぜなら、どんな失敗も新たな一歩となるからだ。)
数々のチャレンジを支えた不屈の精神が感じられます。
 本日は目標に向けたチャレンジに役立つ健康情報をお届けします。


〔1〕 目標に向けてチャレンジを続けられる脳の仕組みについて

 ヒトは、仕事、勉学、スポーツなどにおいて、現状よりも高い目標の達成を目指します。その途中で思った通りにうまくいかずに、目標と現実の差である 「期待外れ」 が生じても、それを乗り越えようとチャレンジを続けることができます。ヒト以外の動物でも同様です。もし、採餌行動や求愛行動において、期待外れを乗り越えることができなければ、生存や繁栄に影響してしまいます。このように普遍的に重要な機能であるにもかかわらず、それを支える脳の仕組みは不明でした。

 京都大学のグループは意欲(やる気)に重要なドーパミン神経細胞に着目し、ラットの脳を観察することにより、世界に先駆けて、次の(1)~(3)を見出しました。

(1)期待外れが生じた直後に活動が増す、新規のドーパミン細胞を見出した。(従来型のドーパミン細胞は期待外れが生じた直後に活動が減る)
(2)そのドーパミン細胞の投射先である線条体(側坐核)という脳の部位で、期待外れが生じた直後にドーパミン量が増加することを見出した。(3)これらのドーパミン神経回路の活動を人工的に刺激することにより、期待外れを乗り越える行動を駆動することができた。

 以上によって、期待外れを乗り越える機能を支える、新しいドーパミン神経細胞とその神経回路が明らかになりました(図1)。

【参考情報】 小川 正晃(2023)「目標に向けて努力し続けられる脳の仕組みを解明 - 期待外れを乗り越えるためのドーパミン機能 - 」 『Latest research news』 京都大学.

図1 期待外れを乗り越えるためのドーパミン神経回路  

〔2〕 脳科学におけるチャレンジの効能について

  脳科学者・茂木健一郎さんは、講演 「明るい未来を切り拓く、疲れに強い脳のつくり方」 で次のように述べています。
「脳を若々しく、健康に保つにはチャレンジが大切だと脳科学では言われています。チャレンジすると前頭葉中心に脳の回路が強化され、脳が元気になっていくのです。しかし、チャレンジの大敵となるのが脳の疲労。なんとなく疲れてやる気が起きないとチャレンジできなくなり、その結果、脳が老いてしまうことも。」

 この講演の概要が朝日新聞に掲載されました。茂木さんは、脳が疲れにくくなる秘訣を解説するとともに、機能性食品素材 「SACニンニク」 による脳の疲労感軽減効果について、弊社の研究開発本部長と対談しました(図2)。次の ▶ 印のリンクから弊社のホームページをご参照ください。

 ▶ 朝日新聞  紙上採録 「明るい未来を切り拓く、疲れに強い脳のつくり方」
 ▶ 対談動画(YouTube) 茂木健一郎 × 備前化成 「疲れに強い脳のつくり方」

図2 茂木健一郎さんによる講演  「明るい未来を切り拓く、疲れに強い脳のつくり方」

〔3〕 疲労感を低減し、チャレンジをアシストする効果が期待される食品素材について

 おすすめの素材をピックアップしてご紹介します。下記の ▶ 印のリンクから弊社のホームページをご参照ください。

(1) 脳疲労

 S-アリルシステイン(SAC)は、注意力や思考力などを使う作業による一時的な精神的疲労感を軽減することが報告されています。
 ▶ 日本経済新聞に 「SACニンニク」 に関する情報が掲載されました
 ▶ TSC テレビせとうちで SAC が紹介されました
 ▶ SACニンニクがハラール認証を受けました
 ▶ SACニンニク (機能性表示食品対応素材)

(2) 睡眠不足、眠りの浅さ

 ニンニク特有のにおいを低減しつつ、有効成分を抽出することに成功しました。また、この素材が睡眠に関する各種の因子を改善することを確認しました。
 ▶ 青森産ニンニクエキスパウダー

(3) 目の疲れ

 ブルーベリーには200以上の品種があるといわれています。その中から葉に高い機能性を持つ種を厳選し、葉の収穫を目的に栽培して原料に使用しています。ヒト試験によりドライアイを改善する効果を確認しました。
 ▶ ブルーベリー葉エキス末

(4) 滋養強壮

 伝統的に滋養強壮に利用されている食品素材の有効成分をギュッと濃縮しました。
 ▶ マカエキス末
 ▶ アクティブDHA-O(卵黄油)
 ▶ カキエキスパウダー

 図3 新ニンニク (主要な生産地では、5~6月頃に収穫時期を迎えます。)

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