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庭の芝生を #つくるのはたのしい

 9/2-5に開催される創作のための祭典「note CREATOR FESTIVAL」に連動したお題企画「#つくるのはたのしい」への投稿募集に応募する第2弾!今回、私が「つくる」のは芝生。ええ、あの庭に生えてる芝生でございます。🍌

きっかけはイチローだった

 22年前に引っ越してきた今のマンション。一階なので小さな庭がついていて芝生が植っていた。きちんと手入れをして育ててみようと思ったのは2001年の夏。イチローの試合を観にいったシアトルの球場で、芝生の綺麗さに感動したからだ。「うちの庭の芝生もこんな風になるのだろうか」そう思った。

 まったく園芸なんてやったことがないところからスタート。最初の頃は気がついたら膝下ぐらいまで丈が伸びてたってこともあった。ちょっと気を抜いて伸びた芝生を放りっぱなしにして、旅行に出かけた夏休みのことだったと思う。

おすすめの芝生入門書籍

 そんな時に頼りになったのはこの一冊。『NHK趣味の園芸よくわかる栽培12ヶ月「芝生」』。芝生を育てるのに必要な作業を月ごとに分かりやすく解説してあるので初心者の皆さんには超オススメ。教科書はこれ一冊だけでも充分。

 それでも何年か繰り返していれば何事も多少は上達する。その後、高麗芝(夏芝)だけでなく西洋芝(冬芝)にも挑戦。秋口に夏芝を刈り込んだ上から冬芝の種を撒くという「オーバーシード」という手法。これがピタッと決まってうまく行った時の秋が深まっていく中での紅葉と緑の絨毯のコントラストを自分の庭で実現させた時には、本当に芝生を育てていて良かったと思った。

おすすめの芝生情報サイト

 そして、最近とても参考にさせてもらっているのが広島県福山市にある松浦商店さんが運営している『芝生のお手入れとガーデニング』という芝生情報サイト。プロのノウハウと圧倒的な情報量で他の追随を許さない。少し芝生の手入れをされたことのある方なら、そのありがたみに涙を流しそうになるはず。

 芝生の刈り方、肥料のやり方、雑草や害虫、病気への対応…ありとあらゆることが写真入りで詳しく解説されている。完璧。しかも本業は園芸のお店をやってらっしゃるので購入も可能。初心者のみならず全ての芝生愛好家必須のウェブサイトと言っても過言ではない。最強。

 ちなみに店長の松浦さんはツイッターもこまめに更新されている。残念ながらnoteは開設してない模様(2020/8/14現在)。

球場と同じ風が薫る庭に

 こんな風に本やウェブサイトを参考に、初心者ながらにいろいろと試行錯誤して二十余年。何とかそこそこ芝生を整えられるようにはなった。芝生を刈る高さ、肥料を施すタイミング、こまめな雑草抜き。芝生を育てるのには知識とテクニック、そして何より経験がモノを言う。そういう意味で、生き物相手ではあるものの、庭を作り上げる楽しみには、ものづくりと相通じるものがある。

 メジャーリーグの球場のような西洋芝を自分の庭で味わうことも叶った(ただし野球場で使っているのとは品種は違う)。風が吹けばあの日フィールド近くで感じた草の薫りが鼻先をくすぐる。穏やかな天気の日であればビールでも飲めば気分も爽快。あの日の息子の姿を思い出しながら。

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(2001/8/27 芝薫るセーフコ・フィールドにて)

集まれ!芝生好き

 noteを書くようになったので、最近、芝生の育て方をテーマにしたマガジンとサークルを始めてみた。芝生を育てる楽しみに加えて「コンテンツを作る楽しみ」「同じ趣味の人同士でお喋りできる喜び」みたいなものも追いかけて行きたい。それもまた何かを作る楽しみ。同好の士よ、ぜひともお集いあれ!🍌

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 9/2-5の「note CREATOR FESTIVAL」では次の対談も楽しみ。畑作りと料理ーどことなく園芸の世界とは通じる気がするので。


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