見出し画像

クリエイターの永遠の課題「値段の付け方」

コンサルタント・中小企業診断士の小林慶志郎です。
コンサルタントとして働く中で「もっとみんなが楽しく働ける環境を作りたい!」と思い、
「好きな人と好きな仕事をする」を当たり前の世の中を作りたくて、情報発信やアプリ開発をしています。
仕事でつかえるコミュニケーションアプリ「BiSE」(バイス)を作っています。

昨日、クリエイターの方やコンサルタントの方とお話しさせていただく場があり、
その中で感じた大きな「壁」について書いてみます。

永遠の課題「自分の値段のつけ方」

私もフリーランス的にコンサルタントとして活動しているのですが、私が働いているIT・コンサルティング業界は、比較的「相場感」がしっかりしているので、その中での自分の立ち位置を見極めることで、ある程度の値付けが出来ています。
当然、その中で「価格に見合うパフォーマンスを出せるのか」という自分への不安や恐怖はありますが、それと戦っていかないと自分の価値を高めていけないので、不安は飲み込んで戦います。

一方で、デザイナーやオーダーメイドでハンドメイド商品を作ったり、動画編集を請け負ったりするような仕事は、値段のつけ方が本当に難しいと思います。

作り手からすると、完成品が見えない中でモノづくりを進め、完成したものが受け入れてもらえるのかという不安を抱えながら値段をつける必要があります。どうしても、安くつけたくなってしまうのではないでしょうか。
しかも今は、副業と称して多くの人が”そこそこ”のクオリティーのものを、安価に提供出来てしまっている時代です。
その”相場感”を見てしまうと、さらに値付けは難しくなっていきます。

そんな中、作り手の周りの人は「あなたは本業でやってるんだから、そんなに安く売ったらもったいないよ!」と好き勝手なことを言いがちです。
安すぎる値付けは利益を逸することになりますが、価格を上げることはクリエイター自信を苦しめることにもなります。

また、買い手の立場からすると、完成品のクオリティが分からない中で高額を支払う判断はできません。
クラウドソーシングなどでクリエイターを探すと、とても吟味しきれない数の候補者が出てきます。
最後の判断は、「そこそこの値段で」ある程度のクオリティーで作ってくれそうな人、という判断しかできないのが現実ではないでしょうか。

価格が安い方に流れることは、買い手にとって良いことのようにも思えるかもしれませんが、プロとしてその仕事が成り立たなくなると市場に”そこそこの人”しかいなくなるので、結果的に高品質なサービスを受けるチャンスが無くなってしまう、というデメリットもあります。

不要なリスクを取り払うための「コミュニティ」

そんな課題をどうやって解決していくか。

改めて、値付けが難しい理由を整理すると、
・クリエイターの、完成品を受け入れてもらえるかという不安
・買い手の、どんなクオリティになるのかという不安
という「双方の不安」から、価格が安い方へ流れていってしまうことになります。

つまり、「お互いのことを知らない中で仕事をしている」ということが、この課題を生んでいるということです。

そう考えると、クラウドソーシングだったり、せっせと営業活動を続けて仕事を取っている限り、この課題は解決できないということになります。

解決の方向として考えられるのは、「コミュニティ」の力です。
普段から連絡を取っている人達、人となりを知っている人達の中で、仕事を回していくことができれば、
これらの課題は解消できるのではないでしょうか。

”いつも喋ってるあの人”なら、どんな考え方を持っていて、仕事にどんなふうに向き合っているのかも知っている。
クオリティもある程度は知ってるし、もしギャップがあったとしても、話し合いながら解消していけそうなイメージが付く。

そんな相手となら、お互いに不安を抱えずに、まっとうな価格でやり取りができるのではないでしょうか。
もちろん、買い手となる側も、気持ちよく支払えることでしょう。


コミュニティの一番の価値は「人脈のシェア」

ただ、コミュニティの中”だけ”で仕事を回していこうと思うと、かなりのコミュニティの規模が必要になります。
お願いしたい分野の専門家がいなければ、質の低いアウトプットしか生み出せないコミュニティになってしまいます。

そこで、コミュニティが果たすべき役割は、「人脈のシェア」だと考えています。
コミュニティ内で人間関係ができているからこそ、「この人になら、私の知り合いのあの専門家を紹介できそう」というアンテナが働きます。
これは、お客さんのシェアも、同様です。

以前、「信頼の連鎖を生み出すコミュニティ」という記事を書きました。

この記事では、コミュニティオーナーを軸に、人脈を広めていくイメージで書いていますが、参加するメンバー同士でも同様です。
一人ひとりが複数のコミュニティに関わりながら人間関係を深めていき、それぞれが持つ”人脈”を信頼できる仲間とシェアしていく。

そんな働き方ができれば、安心できる仲間と働きつつ、仕事の幅も質も無限に広げていくことができるのではないでしょうか。

こういった”人と人との繋がり”を後押しできるように、引き続きアプリを含めた各種サービス展開を進めていきたいと思います。


BiSE公式サイト

アプリのダウンロードURLはこちら。
AppStore(iOS)
https://apps.apple.com/jp/app/bise/id1546033392
PlayStore(Android)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.thebise.bise



小林慶志郎

----------
昨春、緊急事態宣言が出た頃、外出自粛が謳われ、会社にも行けず、飲みにも行けず、ひとりひとりが孤立していくような気がして、この先コミュニティって重要になるよね、という本を書きました。(Kindleで発売中です)

「コミュニティと生きる時代 〜withウイルス時代の仕事と組織のカタチ」--小林慶志郎


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
主にIT関連のプロジェクトで"プロジェクトをうまく進めるための仕事"(PMO)を長く経験。 その中で「仕事が苦しいと感じる人に前向きに仕事に向かえる環境を作りたい」と思うようになり コンサル業の傍ら新サービスやスマホアプリを開発中。 サービスに込める想いや気づきを発信します!