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未来の私との約束【表現者:さき】

バースデーランウェイに参加して10ヵ月。
一年間を通した企画に参加することはこれが初めてで、『一年も続けることへの不安』も少なからずあった…はずなのに、いまでは『あと2ヶ月しかないの!?』という驚きもある。もともと文章を書くのが得意ではない私。この一ヶ月に一度のnoteを考える時間は実は割と体力を使う。

最初は全く思い付かないのに、書き始めるとキリがなくなって。そんな時間も残り僅かだと思うと、文字を入力する指にも力がこもる。私は思い付いたときに、スマホでnoteを書くこのスタイルが染み付いたのだった。

1年かけて変化が訪れた私が未来の私と約束したい内容は

未来の私と交わしたい約束はなんだろう。どうせなら、過去の自分との約束に囚われない為にもあまり重くないものがいい。過去の自分が『未来の私ならいけるだろ!』とあまりに大きな約束を持ちかけた結果、未来の自分が後々後悔する…なんて本末転倒な事は避けたい。

けれども、1年をかけて少なからず私には変化が訪れた。それなら、それを止めないような約束をしたい。そこで思い付いた約束の内容はこれだ。

『私の事は嫌いでもいいから、見捨てないで欲しい。』

ずっと切り離したかった過去は、いつしか一緒に歩んでいくものになった

私たちは、9月のオフラインワークショップでとある課題の発表を行った。今までのワークショップやnoteを通してそれぞれの表現者がみつけた『夢の叶えかた』そして、残りの3ヶ月をどうやって過ごしたいかを好きな形で発表をするというワークだった。その時私は、紙芝居を用いて、小さなキャラクターを作りそれを自分に見立てた。

毎晩帰ってきてから1ページずつ下書きをするのはなかなか骨が折れたけど、描いていくと自分の変化が顕著に感じられた。その時に「この変化した瞬間をこれからも楽しみ続けたい!」と感じた。

そもそも、最初に未来コンセプトを作ったときは「過去の自分を越えていく」つまり過去を切り離したかった。しかし、今は「過去の自分も、嫌いな自分も抱えて進んでいきたい」という思いへと変化した。

変化を楽しいと思えたから、このスタイルで進み続けたい

ここまで進むのは正直怖かった。今まで、『他の人に意識を向けること』で無意識に『自分を見ようとしなかった』ことに嫌というほど気づかされた。過去のnoteに『自分の夢は自己満足なのかと思って嫌になった』と書いたこともあったけど、少なからずその夢を逃げ道にしていた部分もあった、と思う。

しかし、それをひっくるめて自分なんだ。私が嫌いな私から逃げる方法がたまたま『人にキッカケをプレゼントしたい』というものだった。ならそれを自身で咎める必要もない。けれど、それを咎める自分に自己嫌悪をする必要もない。

その変化に気づいて、それを楽しいと思ったならこのスタイルで進み続けよう。ただし、その進むときには二人三脚で。どんな自分も見捨てず、ゆっくりノロノロとでも一緒に歩いていこう。

今から1年後、私と過去の私が二人三脚をできているか確認したい

約束をこうして綴ったあとに見返すと「生ぬるいかな?もう少し頑張れる内容の約束に変えたほうがいいのでは?」と思ってしまう。

しかし、バースデーランウェイを終えた後、一年後にこの約束を見返したら果たしてこれは達成できてるのか。今「生ぬるい」と思っても、今までの私からしたら中々にハードな約束だと思う。なら、まずは1年。この約束を守ってみよう。そして、一年後の私の足元をみてみよう。ちゃんと二人三脚のリボンは結ばれたままか。
………頑張れ、私!

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(編集:響あづ妙)

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