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【日本一周】27県目/山梨県

山梨と言えば、武田信玄、富士五湖、甲州ワインというイメージ。今回はそんなイメージをなぞっていくような定番ルートの山梨滞在となった。

武田神社

まずは武田神社へ。戦国時代の武将・武田信玄が祀られているという。
ちょうどこの日は夏越祭のための茅の輪くぐりの輪っかが設置されていた。

しかし私にとってはあまり馴染みがなく、正式なくぐり方が分からなかったのが悔やまれる。

境内は植物が青々と茂っていた。夏の気配。

そして注目すべきは狛犬。
胸筋がここまでふくよかな狛犬は他にいるだろうか。

なかなか見ないタイプなので嬉しくなった。腕も逞しく、貫禄がある。
それに対して毛の渦巻きは細やかに彫られている。すばらしい。
さすが、風林火山の武田信玄を祀っているだけあるな、と勝手に感心したのであった。

富士五湖

それぞれの湖について知っていることはほぼないのだけれど、せっかくなので見て回ることにした。

まずは精進湖。
読み方は、しょうじんこ、だと思ったら「しょうじこ」が正しいようだ。

次は本栖湖。富士五湖の中では一番深いらしい。

次は西湖へ。
こちらも読み方は、にしこ、ではなく「さいこ」が正解。
しかし、本栖湖から西湖に向かう途中で交通事故に遭いそうになり、気分が落ちていたので何も撮れなかったのであった。しょんぼりしながら樹海の道を走った。運転には気をつけようと誓った。

そして河口湖へ。
ここからは晴れていたら富士山が拝めるそうなのだが、曇っていて山裾がかすかに見えるのみ。残念。

しかしラベンダー畑に癒された。少し回復。

話は少し脱線するが、河口湖の近くにある道の駅なるさわに寄った。
そこには富士山博物館の「鉱石ミュージアム」というものがあり、恐竜のリアル模型や、鉱物の展示などが充実していて、なかなかおもしろかった。

入場無料なのも嬉しいポイント。

屋外にも、これでもか、というほど大きなパワーストーンが展示されていた。どんな意図があっての展示なのか、博物館のスタッフさんに聞いてみればよかった。

最後は山中湖。
夕暮れ前。薄曇りなのも相まって、夢の中の景色みたいな風景が広がっていた。

富士五湖の中ではここが一番落ち着いていて気に入った。
湖畔を散歩してみたりと、もう少しゆっくりしておけばよかった。

赤富士ワインセラー

運転があるのでワインの試飲はできなかったけれど、代わりにぶどうジュースと干しぶどうをいただいた。
私ひとりなのに、干しぶどうたっぷり。

これで甲州ワインを堪能した気分。満足。

ワインとは関係ないけれど、帰りに信玄餅も買って帰った。

信玄餅の正しい食べ方は、パックに3つ入っている餅の1つを楊枝で持ち上げ、空いた隙間に黒蜜を流し込み、ディップして食べるとのこと。確かにポロポロきなこを溢さなくて済む。
しかし、知ったのは食べきった後だった。

正しいことって、だいたいは過ぎ去ってから知ることになるのだな、と身をもって感じる一日となった。

(2013年6月24日)

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