ちょっと退職したいと言ってみた
組織の代表に対して「退職したい」という意思を示してみた。
退職したい理由は、「ここで働くことで自分は不幸になる」と思ったから。
もちろん、そんなことは言わなかったが。
いつもなら、自虐ネタにしかならない「独身」というのがここでは武器になった。結婚していたら、辞められなかったかもしれない。
「退職の際は1ヶ月前に申し出れば良い」という規定の通りにはいかないようではあったが、なんとか辞められそうではあった。
「後任が決まり、忙しい時期を抜けたあとであれば、退職しても良い」そうだ。
先輩が言っていた「うちの組織、入ることより出ることの方が難しいみたいだね」って。これは笑い話になるのだろうか。
結局、後任がいつまでも見つからず、退職を決意した組織にいつまでも縛られる、ということは怖くて仕方ない。
勇気を出して、仕事を辞める意思を表明し、率直な感想は「不安」
この先、やりたいこと、転職したい先も決まっていて、すぐに路頭に迷う、ということではないと思う。
多分、先行きが不安、というよりも、
「肩書きと立場と収入がなくなってしまう自分に価値を感じない」と思ってしまったのだ。
なんにもないまっさらな自分、それって本当に、なんでもないのかも、と。
組織に従順になりすぎて、自分を無くしてしまったような気がした。
あえてすぐに転職せず、少し無職の自分を味わってみても良いのかな、とか思った。
定年退職後、空っぽになるじいさんにはなりたくないよなあ。
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