大手食肉メーカーで20年以上の開発キャリアを歩んだ私がバイオフィリアに入社した理由
こんにちは!2022年6月から商品開発部で勤務している小島です。
年齢もアラフィフでサラリーマン人生も後半。
この記事では、ペット、ましてやペットフード業界について考えたこともなかった私が、バイオフィリアに入社した理由を話したいと思います。
少しビジネスライクになりますが、30歳〜40歳くらいで人生のキャリアアップを考えている方の参考になれば幸いです。
安定した生活と葛藤
前職はプロ野球球団も所有する大手食肉メーカーで、入社以来22年、業務用加工食品(スーパーの惣菜向け冷凍食品やファミレスなど外食向けハンバーグなど)の開発に携わってきました。
直近7年間は趣味の海釣りが高じて水産を扱うグループ会社に出向させていただき、水産加工品や大手回転寿司チェーン向け寿司種の開発も手がけ、肉も魚もわかる開発マンとして頑張っていました。
おそらくこの会社にいれば、生活は安泰だったと思います。
しかし、大手企業には大手の仕事の仕方があります。規模が大きいので多くの部門があり、決済に時間がかかりますし、強烈なトップダウン、決裁前の根回しに駆け回ったり、口ではチャレンジといわれても、なかなか決断に至らない体質など、組織の規模が大きくなるほど、それらの障害を乗り越えるのにパワーを使うことが多かったです。
私が人生の岐路に立ったのが2022年初頭。サラリーマン人生も定年から逆算すると残り10年ちょっと。出向期限が残り1年となり、「出向先から戻るか」「出向先に転籍するか」「全く違う道(転職)にチャレンジするか」の3択を否応なく考えなければならない時期がやってきました。
届くオファーは前職と似たものばかり
私の20年以上にわたる加工食品の開発スキルがどの程度の市場価値があるのか、市場に問うてみたかったこともあり、転職サイトに登録してみました。すると、複数社からオファーをいただきましたが、大手企業が中心でどの会社も前職の環境と似ていました。
転職するからにはキャリアをステップアップさせたい。つまり、もっと経営に近づきたいし、経験を生かして商品開発でも活躍したいと考えており、両方の思いが叶わないなら転職するつもりはありませんでした。
そんな時にたった1社だけベンチャー企業からのオファーがありました。
業界を変えられるんじゃないかという期待感
冒頭にも書きましたが、ペットフード業界への転職は全くと言っていいほど考えていませんでした。ベンチャー企業へも同様です。
しかし、エージェントから毎年売上を数百%増やしている企業があり、求めている条件が合致しているから話を聞いてみないか?という提案がありました。それがバイオフィリアとの出会いになります。
バイオフィリアの主力商品はペットフード。この業界を候補として考えたことはありませんでしたが、バイオフィリアの商品は人が食べる食品と全く同じヒューマングレードのペットフードで、これまで培ってきた「肉」や「魚」の開発経験が全て使えると思いました。そもそもペットフード=カリカリのドライフードしか知らなかったので、人が食べるお惣菜のようなペットフードには驚きましたし、そのようなペットフードが新しいジャンルであること、いま急伸していることにも興味を惹かれました。
実際に、代表と面談を通して話していく中で、バイオフィリアの抱える商品課題について聞きましたが、どれもがこれまでの経験やスキルを活かして対処できそうなものでした。そして、課題解決のその先に何を見出せるのかを考えたとき、ペットフード業界の構造を変えられるのではないかという期待感を感じました。
経営陣の事業に対する想い、事業内容そのもの、ベンチャーならではのスピード感、チャレンジのしやすさ、バイオフィリアの持つすべてがまさに思い描いていた理想の環境でした。
ちなみに、その当時バイオフィリアが求めていた理想の人材は「肉」も「魚」も「開発」も「製造」もわかる加工食品のスペシャリストで「ペットも飼っている」という難易度の高い条件(笑)
ちょうどコロナ禍が始まった頃に在宅が増え、ミニチュアダックスフンドのハクを新家族として迎えたばかりだったのでタイミングはバッチリでしたね(笑)
チームで連携していい商品を作る
思い返すと、ほぼ一目惚れに近い状態で入社を決意したバイオフィリア。
現在はプロダクト部門(開発&製造)の責任者として、商品に関する開発や将来設計、製造工場との交渉や開発メンバーの支援といった業務をしています。
他にもスタートアップならではですが、業務フローがあいまいなことが多く、それを1つ1つ言語化し、よりメンバーがいい商品を作ることに専念できるような仕組み作りにも注力しています。
大手とベンチャーの両方を経験しているからこそ言えますが、やはりベンチャーの方がチャレンジしやすく常に前進している瞬間を感じ、日々期待感やワクワク感を味わうことができます。
また、私は商品開発において「三人寄れば文殊の知恵」をポリシーにしています。
1人のアイディアは1人の視点でしかありませんが、1人が思いつきでやっていることが、誰かの知識に、誰かの解決策になることがあり、「チーム」で動くことでアウトプットの効果が何倍にもなることがあります。前職ではチームでアイデアを掛け合わせた結果、エポックメイキングな商品を生み出し、製造特許の申請までこぎつけたこともあります。これが開発の面白さであり、醍醐味であると考えています。
バイオフィリアの開発メンバーは全員転職組で、化粧品や大手製パン、エキスメーカーなどさまざまな経歴と知識を持ったメンバーがいます。そのメンバーが同じペットフードに向き合っていると色々な意見が出てきて、それぞれの刺激となり、いい商品作りに活かすことができます。
これがベンチャーならではのいいところの1つだと感じました。
自分のチャレンジで会社を成長させる
安定した生活を求め大手に在籍し続けるのか、チャレンジしたいという気持ちを優先し転職するのか。
40代後半で人生の岐路に直面し、最終的にバイオフィリアに転職をしましたが、100%ここに入社して良かったと言えます。
家庭があると安定感を第一優先したいという方も多いかもしれませんが、妻や子どもからも私が今の決断をして良かったと言われています。それだけ誇れるものがバイオフィリアにはあります。
この記事を読んでくださっている方の中には、私と同じような岐路に立たされている方もいるかもしれません。少しでも新しいことにチャレンジをしたいという気持ちがあるのであれば、絶対にチャレンジしてみてほしいと思います。そして、もしバイオフィリアでそのチャレンジができるのであれば、バイオフィリアで働くことに期待感を感じたのであれば、ぜひ仲間になって一緒に挑戦してみませんか?