見出し画像

【ペット先進国の暮らし#1】なぜドイツは犬に優しい国と言われるのか

こんにちワン!
株式会社バイオフィリアのマスコット犬、ココです。
noteの編集担当をしています。

可愛い愛犬とお出かけしようと思っても、ほとんどのお店や施設に入れず、移動も大変。
正直、不便を感じることが多くありませんか?

そこに、嬉しいニュースがココの可愛いお耳に入ってきました。

それは、飛行機の客席にペット同伴で乗れるようになるかもしれないとのニュース。

これまでペットは「手荷物」の扱いで貨物室に預けなければいけなかったのですが、北九州空港に本社を置くスターフライヤーが、今月初め、客席でペットが一緒に旅行できるサービスの検証フライトを実施しました。

2022年度内のサービス開始を目指しているそうですが、ケージに入れればワンちゃんやねこちゃんと隣の席でフライトを楽しめるようになるのです。

そう…。
つまりココも飛行機に乗りたい放題になるというわけですU(^^)U

このニュースを聞いて感動した飼い主さんも多いのではないかと思います。

しかし!

世界に焦点を当てると、ペット同伴サービスを導入している航空会社は、ココ調べによると50社以上!

ペット先進国と呼ばれる世界の国々と比べると、日本はかなり後れをとっている状況です。

そして、ペット先進国としてよく名前が挙げられるのが…

ドイツ

今回は、実際にドイツに住んでいる愛犬家の方に「ドイツのペット事情」について話を聞きました!

画像5

「ココたちと愛犬家にとってまさに夢の国!」

思わずそう目を見開いてしまうような理想が、ドイツにはありました。

良かったら最後まで読んでくださいね!


◯〇〇が犬1頭およそ1万6千円

スクリーンショット 2021-10-22 17.50.10

突然ですが、これは何だと思いますか?

ギターのピックにも見えるこれは、ワンちゃん用のタグです。
実は、ドイツには「犬税」というものがあり、しっかりと納税している証として、このタグをもらうことができるのです。

犬税ですが、なんと1982年までは日本にも実在していたのです!
しかし、犬税の徴収コストが税収を上回るようになり、徐々に廃止されてしまったようです。

ドイツの犬税の税額は州によって異なるそうです。
ベルリンを例に挙げると、

1頭目は年間120ユーロ
2頭目からは年間180ユーロ

となっているそうです。

日本円に換算すると120ユーロはおよそ16,000円です!

意外と高いと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その犬税が一体何に使われているのか、気になりますよね。

徴収された税金は主に、

・ティアハイムの運営
・ワンちゃんの排泄物などの街頭の清掃費用

などのワンちゃんと暮らしやすい国づくりのために活用されています。

ティアハイムとは、ドイツ最大の動物保護施設のことです。

また、飼育頭数が増えるごとに税金が高くなる仕組みのため、容易にワンちゃんを飼わない、増やさないという抑止力にも役立っています。

納税をすることで飼い主としての責任感が芽生えるだけでなく、社会に犬を認めてもらえているように思えるようになったそうです。

納税することで愛犬と暮らしやすくなり、さらには保護動物のためにもなると思うと、嬉しい制度ですねU(^^)U


◯レストランも交通機関も同伴OK!

ワンちゃんと暮らしている方が友達とランチに行くとなると、愛犬にはお留守番してもらうことも多いと思います。

しかし、ドイツではほとんどのレストランでワンちゃんも入店OKなのです!

フレンチやイタリアンなどの星付きのレストランでも入店でき、ベッドを用意してくれたりお水を用意してくれたりするそうです。

店内に入れるだけでなく、ワンちゃんに優しいお店が多いのですね!

また、電車やバスでもバッグにワンちゃんを入れる必要がありません。
リードのまま改札を通って、車内に乗ることができます。

iOS の画像 (1)

この写真を見ると、ごく自然に駅のホームにワンちゃんがいますよね。

さらに切符の券売機にはワンちゃんマークが。

スクリーンショット 2021-10-22 17.57.30

ワンちゃんは子ども料金と同じ乗車賃がかかります。

ちなみに、乗車賃は大型犬にのみかかり、小型犬と中型犬は無料となっています。

車内でワンちゃんが吠えても周りの人は嫌な顔をせず、むしろ「ニコッ」としてくれるそう。

その微笑みは絶対カッコいいですよね…。
ココもそんな笑顔を振りまけるようになりたいです…。

車内でワンちゃんが吠えても、という話をしましたが、実際はほとんどのワンちゃんが床に伏せてお利口にしています。

◯ドイツのワンちゃんがお利口な理由とは?

ドイツではワンちゃんがレストランや交通機関をリードのまま利用できるのはなぜでしょうか?

それは、ドイツにいるワンちゃんがしっかりしつけがされているからです。

ドイツには、Hundeschule(フンデシューレ)というところがあります。

実は、このフンデシューレというのは、ドイツにあるワンちゃんのしつけのための学校のこと。

日本でワンちゃんのしつけ学校を検索してもそこまで数が多くなく、料金も高いです。
一方で、ドイツは学校の数も多く、お手頃価格とのこと。

日本の相場が一度のレッスンで約5,000円前後なのに対し、ドイツでは60分のレッスンを5回で100ユーロ、およそ1万3,000円なのです。

日本のしつけ教室は高いから独自でなんとかトレーニングしているという飼い主さんも多いと思います。

ドイツのワンちゃんがお店の前でお利口に待っていたり、レストランでも静かにしていたりするのは、こういったしつけ学校への行きやすさが関係しているのかもしれません。

ワンちゃんのしつけ学校の利用しやすさは、ペットフレンドリー な環境作りに必要不可欠なのです。

◯お散歩事情

飼い主さんと一緒にお散歩しているワンちゃんは、とても楽しそうで、つい声をかけてしまいますよね。

「可愛い〜!」

と、そのモフモフさに手も伸びてしまうと思います。

一方で、ドイツでは勝手にワンちゃんを触る人はいないそうです。

小さな子供でも「撫でていい?」と確認をしたり、コミュニケーションをとってからワンちゃんに触れるとのこと。

触っていいかの確認というのは当たり前に思えますが、日本では確認をせずに触れてしまう方も多いのではないかと思います。

日本が少ないというわけではないと信じていますが、
ドイツにはワンちゃんの気持ちを尊重してくれている人が多いのかもしれませんね。

画像4

これは何だと思いますか?

ワンちゃんのイラストが入っているので、ワンちゃん関係というのは察することができます。

もう1つ皆さんにお聞きしたいことがあります。
ワンちゃんとお散歩に行く時、必ずと言っていいほど持っていくものがありませんか?

そう。ゴミ袋です!

この緑色のものは大きな公園などに設置されているのですが、
なんとこの正体は、ワンちゃんのウンチを片付けるための袋。

10円とか取るんじゃないの〜?

そう思った方もいるかもしれませんが、この袋、なんと無料です!

先ほどお話した犬税はこういったものにも使われているのです。

ドイツは、ワンちゃんの飼い主さんの需要が分かっていますよね。
税金の使いどころさすがペット先進国という感じです。

また、街中にはゴミ箱がたくさんあるそうです。
そして、そのゴミ箱にはワンちゃんの排泄物を入れた袋を捨てても問題がないのだとか。

ワンちゃんとお出かけできる場所が多いという背景もあり、ドイツにはお散歩しやすい環境があるのですね。


今回、世界のワンちゃん事情として、ドイツに住んでいる愛犬家のお話をもとにドイツでのワンちゃんとの暮らしについてまとめました。

日本でしか暮らしたことがない方にとってはかなり驚くような環境だったのではないでしょうか。

ココもドイツが「ペット先進国」と言われる理由がよく分かりました。
そして、日本も全く同じとまではいかなくとも、もっとペットフレンドリーな国になって欲しいと心から思いました。

日本で浸透している「ペットの家族化」という言葉。
世界と比べるとまだまだなのかもしれません。

そして、ドイツのお話は来週に続きます!
今回語りきれなかった保護動物事情などにも来週は触れたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。次回もお楽しみに!


〜うちの子と絆を深めるごはん時間に〜

ココグルメを美味しい!と喜んで食べる
うちの子を見て飼い主さまも嬉しくなる
そんな愛犬との絆が深まるごはん時間を
ぜひ、ココグルメで体験してください

この記事が参加している募集

ペットとの暮らし

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?