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100文字で綴られた物語 (No.69「指先の恋」)


お久しぶりです、微熱文学です。

100文字の物語のようなものを書いています。


恋人になる前のお互いを探り合っている瞬間、

もしかするとそこが一番楽しいところなのかもしれませんね。


No.69「指先の恋」

君と並んで歩いていた夜の街。僕の指先が君の指先に触れる。寒き夜、玉響の体温を感じる。縮まる距離と縮まらない距離。君は気づいているのだろうか。だから今度は故意で君の指先に触れてみた。はじまる、僕らの恋。

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