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我々の旅程は何も変わっていない。 2023/3/25韓国旅行



詳しくは昨日の日記に書いたが、飛行機に乗れなかった初日から明け、韓国旅行2日目。

今日の最大ミッションは寝坊しないこと。クリア。5:30だと世間はまだまだ暗いんだね。

先に韓国入りできたイトコと、予定調整や落ち合い方の電話相談をしながら身支度。「この件は2人とも悪いよね」「お互い罪がある」など、手配ミスの反省を2秒ほどで済ませ、あとはどう巻き返すかに時間と気持ちを費やす。頼もしいな、旅の友よ。


イトコは、超しごできスーパーウーマン。自称楽天家の私を数段上回るウルトラポジティブマインドの持ち主で、努力家で、心根の優しい、親友みたいな親戚。

「どの予約も変更できて、明日以降に全部行けるよ」「ってことは、私たちの予定ははじめと何も変わってないね?」と、追加飛行機料金20,000円弱のことは忘却し会話。
ウフフあははと笑い合い、希望に胸を膨らませて自宅を出た。


今日は無事に搭乗手続きが済む。朝ごはんを食べ、空港を存分に楽しもう。レストランはどこも混雑しているので、サンドイッチとビールを持って気になっていたベンチエリアへ。

ターミナルの外で、人が少ない。高い天井と大きな窓の前に余裕ある席配置。


ナイススポット。昨日下見に来ただけあるなー、わたし。

さて、いざ旅立ち。
サクッと韓国に着き、ソウルへ向かうため高速列車A-REXに乗る。土曜日だからかな、混んでるな。乗る前に駅のカフェでコーヒーとお菓子を食べる。コーヒーが美味しい。

高速列車の車窓から見る景色は、古い工場や枯れた林、広がる浅瀬や広い川などが主で、全体的にサンドベージュと薄いグレーで構成されている。外国のこういう景色は少し怖いなと思う。でもそれは1人で外国にいるからそう思ってしまうだけで、誰かとキャッキャしていたら、味わいがあるね、なんて感想に変わるのかもしれない。


窓のせいで青くなっているけど、車窓からの景色。いや、でもこれはちょっと怖いよね?


ソウル駅からマップを見てホテルへ。ひとりで外国を歩くのはちょっと冒険気分だ。わたしは迷子に慣れているせいか(方向音痴)こういう時、とりあえず進んでみよう感がものすごく強い。これは自分で自分の好きなところ。
無事ホテルでイトコと合流。ハグで再会(?)を喜び合い、失敗をネタにひとしきり爆笑タイム。


さて、ここまで1人行動かつ、待ち時間多発の国際線だったので子細に記憶していたけど、ここからはイトコが一緒。私たちは2人でいると目を瞑っている時以外しゃべくりまくっているので、ここから先は旅の記憶があいまいになると思われる。
せっかくの旅、細かい感情の機微を覚えていたいけど、まあ無理だと思う。私も自分の記憶能力には期待していない。


さて、早速今回の旅のメイン目的である美容施術へ。予約した美容クリニックはミョンドンにある。
ここからしばらくはシミ消しレポートなので、興味の無い方は読み飛ばしてもらって大丈夫。その先の予定から再開ください。


イトコがここ数年、定期的に通って眉アートメイクをしてもらってるクリニック。親しみやすい受付のお姉さんが出迎えてくれて、カウンセリングを済ませる。すべてのシミと、潜在的なシミの種まで駆逐してください、と頼む。よくある依頼なのだろう、もちろんわかっています、と話が早い。お姉さんは日本語が流暢なので、細かく要望を伝えて施術開始。

まずは肌のメイクを落として、麻酔クリームを塗って数分待機。すぐ個室に呼ばれて横になる。白衣を着た男性の先生が機械をあてる。CO2レーザー。肌を焼く匂いがかすかにする。わたしはトーニングをしたことがあるので、この痛みは全然平気。苦手な人は苦手だろうな。よく、輪ゴムをはじかれ続けている感じ、と表現されるけど、まさにそんな印象。
輪ゴムくらいでシミが消えるなら、いくらでもはじいてもらって構わない。

ものの10分で完了。要望を伝えて追加してもらったり、注意事項を聞いて外へ出る。受付のお姉さんがすぐ横で通訳してくれたので、かなり細かくリクエストができた。

レーザーを当てた箇所には小さい丸型のばんそうこうを貼る。顔中ばんそうこうだらけだ。剥がれ落ちるまでつけっぱなしにしておいて、と言われる。(なお、その夜のメイク落としで全て剥がれ落ちた)

イトコの眉アートメイクも30分程度で終わる。施術、早いね。

以後、紫外線を避けるように、と言われ、帽子を持ってきていないことに気づく。そういえば、親友からの買いものリストに帽子ってあったな。韓国って帽子が安いのかしらん。夕飯までブラブラしながら見てみようかな。


ミョンドンの街。にぎやか。


クリニックを出て、すぐ地下鉄のミョンドン駅へ。suica的なICカード「T-money」を購入し、お金をチャージ。これでお買い物も交通機関も全て支払いができる。50,000ウォン入れておく。

そのすぐ横の地下街に、早速帽子屋を発見し、キャップを購入。これで安心。6,900ウォン。やす!並びの靴下屋で11足7,000ウォンの靴下も買う。やっす!!この時、我々のテンションはすでに最高潮だ。そのままドライフルーツの試食や、観光客向けの土産物屋でマグネットを物色するなど、おのぼりを楽しむ。早くも両手いっぱいに土産ものを抱える。
どデカくカラフルなドーナツや、信じられない格安のお洋服など、まだまだ気になるものがあったが、まだ入国して3時間ほどしか経っていない。ペースが早すぎる、と我に返り、地上へ出る。

今日はこの後、現地にいる知り合いと晩ごはんをご一緒する予定。イトコの同僚だ。現地メシを楽しめると期待が高まる。20分ほど歩いて、繁華街からオフィス街の方面へ。

移動中、デモ隊と並行する。
知らない言語であの音量の主張を聞くと、なかなか疲れる。しかも韓国語は、英語と違い何ひとつ手掛かりがなく(私にとっては)本当に文字の羅列でしかないので余計に辛い。何を言っているのか分からないというのは結構ストレスだ。


イトコの同僚、Mさんと合流。私ははじめてお会いする。朗らかな方だ。ご家族がこの辺りにお勤めとのこと、ランチによく利用する地元民で混む店をご案内いただく。


メニューはオールハングル。
店員さんがまったく英語を使えないので、意思疎通度はゼロ。まあ仕方ないので適当に頼む。(Mさんは最近韓国に引っ越してきたばかりでまだ韓国語を習得していないそう)

その無様な注文の割に、素晴らしい食卓が出来上がったので、ぜひご覧いただきたい。

食べるのに夢中でロクな写真がない
ビールはTERRA。これだけはちゃんと撮った。


サムギョプサル、チゲ、焼肉。なお、この焼肉は最終的にごはんに乗せてビビンパにしろ、的なことを言われる。限られた日数であらゆるメニューを食べつくしたい観光客にはなんと有難いハイブリット形式。


セルフでビビンパに仕上げる


そしてもう、とにかく全部がとにかくうまい。とにかく美味しい。とにかくマシッソヨ。どの国に行っても、現地の味って思いのほか優しいんだなと思う。(イタリアに行った時も現地メシの優しさに打たれた。)周囲には地元民なのだろう、韓国の方だらけ。その中に身を沈めているのがまた良いスパイス。少なく見積もっても5人前は揃っているであろうテーブルの上が徐々にすっきりしていき、それと引き換えに我々の腹がふくれていく。
大満足のディナー。いやー、最高。

その後は、おすすめのエリアを教えてもらい、腹ごなしにぶらぶら。今日はもう閉まっているお店が多い。明日再訪しようね、と予定に組み込み解散。
Mさん、本当にありがとうございました。


カワイイごみ箱を見つけた


この時点で、今すぐ帰国しろと命じられても後悔がないほど満足している。こんな状態が明日も続くのか?なんてこった。


ホテルではお疲れ様の缶ビールを1本飲んで寝る。つまみはナシ。


コンビニで買った。おいしかった。


シミ消しレーザーを当てた箇所が少し痛む。化粧品は何を使っても良いと言われたが、一応キュレルのラインを一通り持ってきた。優しく保湿に徹しよう。


1日目(2日目?)が終了。
明日以降もこんなにちゃんと日記にできるのか心配である。なお、今日の日記は3,300文字。長。



▼1日目の日記


▼マガジンにまとめている


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