旅行中のわたしはほぼルー大柴 2023/3/26韓国旅行
2日目の旅行記を頑張って書き過ぎて、もうすでに疲れている。イトコと2人での韓国旅行、3日目。
まるまる1日を楽しめるのはこの日だけ。(正確にはこの日だけになってしまった、だ)3食むしゃぶりつくしたるぜ!と気合を入れてささっと朝の身支度を済ませ、外出。
3月後半の韓国は思いのほか寒く、ポケッタブルな薄いダウンの下に、薄手のニットといういで立ち。日が暮れたらこの上にトレンチコートを追加する予定だ。
土日に休んでいるお店も多いのか、オープン時間が遅いのか、ホテル近隣にカフェや飲食店、屋台朝ごはんなどは見つからない。(ホテルはソウル駅周辺)やはりミョンドンまで出るか、と歩いて見つけたお店に入る。たまご焼きのようなものの写真が大きく飾られており、軽食に丁度良さそうだった。
このお店もオールハングル。
中年以降の店員さんはカタコト英語も使わず、韓国語のみで会話をする人が多いんだね。なんとか会話し、おぼろげながら「たまご焼きはないんだよね、ソーセージの鍋持ってくるわ。麺とごはんは要る?」と言っているよう。まあ、それで良い。
ビール、ソーセージ鍋、麺を1玉だけ頼む。
イトコはあまり飲まない人なので、私がひとりで朝からカンパイ。次々とおかずがやってきて、鍋に火をつけグツグツ。予想通りの食卓になり、にんまり。
ここのキムチは結構辛めで、甘みも強い。昨日のキムチと味がまったく違うので驚く。茎わかめ?のナムルが美味しくてびびる。ひと口鍋を食べると体があたたまり、ポポポとしてくるのがわかる。沁みるねぇなんて言いながらむしゃむしゃ食べ、辛みでしびれた舌にビールをあてて、プハーとやる。
つまり、最高という事である。
地元の人だろうか、親しげなあいさつを交わしながら入ってくる人で席が埋まっていく。お会計は多分3,500ウォンくらいだった、と思う。大満腹で店を出る。
コーヒーを買ってミョンドンまで腹ごなし散歩。
道中、空いている気になる店を覗き、買い物をしたり買い食いをして楽しむ。この駄菓子がおいしくて気に入った。
韓国ではクレヨンしんちゃんが流行っているのかグッズやお菓子をよく見る。この駄菓子は3個で1,000ウォンほど。韓国版おかしのまちおか のような店で買った。美味しかった。
中心地にたどり着く。「オリーブヤング」というコスメストアを発見。日本で言うマツキヨだ。
私は親友から買い物リストを渡され、「これを見つけたら購入してきてくれ、オリヤンに行けば確実にあるから、金は出す」と日本から送り出されている。これは立ち寄らねば。もちろん私もコスメは大好きだ。イトコは人並みには興味のある程度だが、ここは行かせてもらう。いざ。(この時、気持ちはハンター化。バーゲン会場に入るときの、あの感じだ。)
入店して即、目当てのパックを見つける。早速日本にいる親友にLINEビデオ通話。待機していたのであろうスピードで電話に応じてくれる。
店内を周り、気になるものをどんどんカゴに放り込む。電話の向こうの親友もアレが見たい、それはナイスな品だ、今これが流行っているぞ、毛穴にはコレだ、それは良いけどちょっと使いにくい、などと圧倒的な情報量で現地組をサポート。私たちより韓国に向いているのに、なんで彼女が日本にいるのだ。
人生の中でもっとも大切な友2名と韓国でコスメを爆買い。最高にテンションが上がる。なんて楽しいのだ…!目当てのブランドを見つけ、しかも激安で、より昂ぶる。魔女工場、あなたに会いに韓国に来たのよ!タガが外れガンガン購入。財布の紐はゆるむどころか消失し、滞在時間50分で3万円弱分のコスメを買った。(マツキヨ価格の店です)
おそらく、イトコをとても疲れさせたと思う。ごめん。
親友が授けてくれた買いものリストは、ただ欲しいものや購入場所を記載するだけでなく、底値と買い判断の金額ラインまで記載されている。現地で動く人の判断基準を想像し、先回りのサポートがされている優秀なリストだった。
体力を消耗したので、休憩がてら購入したワインで乾杯。
これ、プラスチックのグラスに銀紙でフタをしてある形態(ヤクルトのフタをイメージしていただきたい)の飲み切りワインで、便利で美味しく最高だった。日本でもぜひ発売していただきたい。
まだまだブラつく。
昨晩、食事後に立ち寄ってまた来たい!と言っていたエリアへ。(エリア名失念。あとでイトコに聞いて加筆しなくては)道すがらの屋台で気になったものを食べる。オレオ味のチュロスと、大玉チーズを揚げてガーリックとチーズのパウダーをかけたもの。ジャンクで美味しい。
ただ、もはやアラフォー世代の我々はこれで満腹。マジかよ。20代ならこの後に余裕でお昼ごはん1人前いけたぞ!!
くっそう加齢め。
気になっていたお茶屋さんやおみやげ物屋さん、帽子屋さんなどのぞく。(のぞく…というか5個買った)この時点で体力の限界がやってくる。かなり疲労を感じたので1回ホテルに戻ることに。昼寝しよう、昼寝。くそう加齢め。
起きて、回復。外出。
東大門へ行き、屋台メシを決め込もうとするが、ちょうど良いお店を見つけられず、やはりミョンドンへ、と引き返す。途中ロッテデパートに寄って、持ち帰るキムチを包んでもらう。
夜ごはんはフライドチキンに決定。
あらゆる国籍の人がひしめいている人気店だった。ビールもチキンもうまいうまい。胃もたれをしない強靭な胃腸を持つ2名なので、副菜もなにもなくチキンのみで強気にいく。(というか他にメニューがあまりない)
2人でちょうど良いと勧められたプレートが、どう考えても6人家族のクリスマスバーレル級ボリューム。食べきれず困っていたら、隣の席に若い日本人が2名座った。観光で来ているらしいので少し手伝ってもらう。
よく飲んで食べた。退店。お会計は8,000ウォン弱。
ホテルへ行く前にコンビニでビールやお菓子、キンパ、ヨーグルトなど買う。部屋に戻るとパッキングが待っている。お土産を効率的におさめるため、パッケージをはがす。親友に了承を取ろうと連絡すると「許可などいらぬ、取れ」的な返信。すべてはぎ取る。
寝る前にもう1杯。缶のデザインが可愛いな~。
旅は、楽しむ力やポジティブシンキングがとても重要だと思う。
想定外や細かいミスは旅行の常だから。どう捉え乗り越え楽しむかが旅行の感想に直結する。
同行者のイトコは、配偶者が英語圏の人で、自身も何度も海外に滞在している。勤務先も公用語が英語とバイリンガル。元々のラテン脳もあいまって、発言が陽の空気であふれている。それに数日触れると、陽気なコミュニケーションは受け手はもちろん、発する側にとってよりポジティブにはたらいているのではと感じる。ハブアナイスデイ!は相手に言っているようで、自分にも効果がある。今日を良い1日にしよう、と。日本語にはあまりこういった類の声掛けがないので、何か良いのないかな。言っていてとても気持ち良いんだよな~
わたしは日本語以外の言語はからきしだが、コミュニケーションを取る意欲は日本語時と同等に持って海外へ行った方が楽しいと思っている。そして、語学堪能なイトコの真似をして私も外国語を使ってみるのが楽しい。そして、通じ合えるとやっぱり嬉しい。
イトコはそんな私の意欲を尊重。会話が成立しなくなったら手助けしてくれるが、それまではルー大柴化したわたしを見守ってくれている。しかし、観光地にいる若い韓国人はほとんどが英語を流暢に使うなぁ。
2日目終了。
ジャンクな食べものばかり食べている1日だった。
違うわ、これ3日目だわ。
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