腸内細菌と糖尿病

こんにちは!和加です!
最新情報として、本日は「腸内細菌と糖尿病」についてです✨
知識としてぜひご参考にしてください!

結論からいうと
腸内環境を整えることでインスリンを生産するβ細胞を増殖させて、血糖値を下げる可能性が研究結果で得られた、ということです❗️


腸内細菌叢が糖尿病の発症に影響 腸内菌に着目した新しい治療へ
腸内細菌叢を健康的にコントロールすることで、腸内細菌が生成する有機化合物の働きで、インスリンを産生するβ細胞を増やしたり機能を改善できる可能性があるという研究を、京都大学の研究グループが発表した。
糖尿病の新たな予防法や治療法を開発できる可能性がある。

腸内細菌叢と糖尿病の発症の関係に着目
京都大学などの研究グループが、腸内細菌が生成した代謝物である「4-クレゾール」が、膵臓でインスリンを産生するβ細胞を増殖させ、機能を高め、1型および2型糖尿病に対する抑止効果を発揮することを発見した。
予備群の段階から、食事や運動などの生活スタイルを改善し、糖尿病への進行を抑える対策が必要となる。
これまでに、血糖コントロールと腸内細菌には強い関連があるという研究が報告されている。野菜や果物・豆類などに多く含まれる食物繊維は、腸内で善玉菌の栄養源となって増殖を促すことも分かっている。

最近の研究で、糖尿病の発症と関連する遺伝子が同定されており、また環境の影響と腸内細菌叢の組成の違いが発症に影響を与えることが分かってきた。
糖尿病患者では、腸内細菌叢によって生成される代謝物である「4-クレゾール」の血中濃度が低いことが明らかになった。「4-クレゾール」は、ベンゼン環に水酸基をもつ化合物であるフェノール類に分類される有機化合物で、特定の食品にも含まれる。

「4-クレゾール」がインスリン分泌とβ細胞の増殖を刺激
さらに、「4-クレゾール」が、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞の機能と、糖尿病の発症にどのように影響するかを、糖尿病と肥満のラットおよびマウスを用いて調べた。β細胞で分泌されるインスリンは、血糖を一定の範囲におさめる働きをするホルモンだ。
その結果、腸内細菌叢が生成する「4-クレゾール」による刺激により、肝臓の肥満と脂肪蓄積の減少、膵臓質量の増加、およびインスリン分泌と膵臓β細胞の増殖の両方の作用を得られることを発見した。
糖尿病患者の多くで糖尿病の進展に合わせてβ細胞は減少していくが、β細胞を増やしインスリン分泌を回復する治療法は、現在のところ開発されていない。今回の研究により、低濃度の「4-クレゾール」によりβ細胞を刺激し、糖尿病を改善する治療法を開発できる可能性が示された。さらに、腸内細菌叢は糖尿病にも影響し、腸内細菌により生成された代謝産物を、糖尿病、肥満、脂肪肝などの治療に応用できる可能性も開かれた。
腸内細菌叢に関連する分子メカニズムや作用機序は、まだ十分に解明されていない。今後は、腸内細菌叢を微調整して、特定の細菌の増殖を促し、その細菌の代謝産物を増やすことで治療効果を得るというアプローチを開発することが期待される。


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