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大英博物館からグッゲンハイム美術館まで。ストリートビューで“行ける”世界の美術館・博物館

Googleが提供するアートの巨大プラットフォーム「Google Arts & Culture」をご存知だろうか? このサイトは、Googleと世界各地の美術館・博物館が協力し、様々なアーカイブを蓄積。インターネットにつながっていさえすれば、世界のどこからでも異国の美術館・博物館の情報にアクセスできる。

Google Arts & Cultureには、ニューヨーク近代美術館(MoMA)をはじめ、オルセー美術館、メトロポリタン美術館、ゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館、TATE、ムンク美術館など名だたる美術館のコレクションが掲載されているだけでなく、バーチャル展覧会や作品の高精細画像など、Googleならではのコンテンツも揃っている。

そんなGoogle Arts & Cultureで楽しめるのが、Google MAPでおなじみの機能である「ストリートビュー」を使った美術館散策だ。

まずはイギリスを代表する博物館のひとつである大英博物館へ。大英博物館は1759年開館。古今東西の美術品を収蔵するこの世界最大級の博物館では、地下2階から5階まで、8フロアがストリートビューで収録されている。エジプトの巨大な石彫やミイラの木棺、中国の陶磁器など大英博物館が誇るコレクションはもちろん、同館のアイコンであるノーマン・フォスター設計の屋根付き中庭「グレート・コート」も自由に行き来できる。

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続いては、パリのオルセー美術館へ。1848年から1914年までのフランスを含むヨーロッパ、アメリカの美術品を収蔵する同館。名物であるガラスドームと大時計はもちろんのこと、フィンセント・ヴァン・ゴッホの《自画像》(1889)や《アルルの寝室》(1889)がある2階の展示室や、エドゥアール・マネの《草上の昼食》(1862〜63)がある5階の展示室など、オルセーのハイライトを楽しみたい。

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ヨーロッパでは、アムステルダム国立美術館にも訪れよう。オランダ黄金時代の作品を数多く所蔵するこの美術館。2018〜19年に日本で行なわれ、68万3485人の入場者数を記録した「フェルメール展」の出品作《牛乳を注ぐ女》(1660年頃)を含むフェルメール作品のほか、現在公開修復作業が行われているレンブラント・ファン・レインの名画《夜警》(1642)などを公開。5フロアを存分に探索しよう。

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アメリカでは、フランク・ロイド・ライトによる螺旋状の建築で知られるグッゲンハイム美術館をチェックしよう。中央の吹き抜けから天井を見上げると、その特徴的な建築を堪能できるが、その複雑な構造上、ストリートビューではスムーズな移動が難しい。気になる作品があればその前までジャンプしてほしい。

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