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キモい教育制度

何をするにも人の力が必要だ。

そこには必ず教育が必要になる。

何をするにも、他者を育て、教育をする。
これは生きていく上でほぼほぼ通る道だ。

その分、やはり何事においても、この教育が大きな壁にもなる。

相手は人間だ。

どの生物よりも難しく、めんどくさい生き物だ。

僕らはこの教育を学ぶ必要がある。

人に教えるという事がどうゆうことなのか。

常に学んで行かなければいけない事だ。

どんな立場であろうとも、教育の学びは必須事項だと僕は信じている。

教師じゃなかろうが、リーダーじゃなかろうが全人類が深く教育へ興味を持ち学べばそれなりにいい社会に変わっていくはずだ。


僕自身、最高な教育者との出会いで人生は変わった。

だから、10代の頃は教育者を目指した。

その延長線上で、教育にはずっと興味があり、今もずっと勉強をしている。


僕らは人に何かを教える際に、個人よりも全体を見た指導をしてしまう。

例えば、僕がバスケ部の監督だった場合、部員が15人いたとして従来の指導方法は大体が、15人の平均レベルに合わせたメニューを考えてしまう。

これは学校の教育制度もこんな感じで作られているし、多くの会社も大体のマニュアルはそんな感じだ。

これは、個人よりも全体に重きを置いた教育制度だ。


僕は、学生の頃、勉強が嫌いだと思っていた生徒だった。

なぜなら、できないことを証明するためにやらされるからだ。

自分のペースで勉強を進められず、すぐに理解できない生徒=勉強が苦手な生徒。

この方程式が今の教育制度にはある。

しかし、今では毎日勉強をする日々だ。

楽しくて仕方がない。

今は自分が気になることを自分のペースで学ぶ事ができるようになったしそーゆう環境だ。

もし、学校がそーゆう環境だったら、僕は勉強が好きな生徒になれていた。


授業についていけない、つまり覚えるのが遅いと、僕らが受けてきた教育だとできないやつ扱いをされてしまう。


しかし、科学では
出来が悪い、覚えるのが遅い=勉強ができないやつではない事が証明されている。

これはとても面白い研究だった。

僕はこれを知るまでは、ずっと覚えるのが遅い=勉強に向いていないものだと思っていた。

実際に、自分が誰かを指導する際も、そう思って指導をしていた。

だから、早く覚えられるように工夫して教えることにも力を入れていた。

が、それ自体が間違っていたわけだ。

その研究によると
物事を早く覚えることにそんなに人生にいい影響はないらしい。

なぜか僕らは、早く物事を覚え、すぐに実行できる者を優秀者として認識してしまう。

だから、自分も早く覚えようとするし、早く覚えさせようとする。

これが成立しなければ、無能者だと思ってしまう。

すぐに諦めてしまう物事も継続ができない。

今の世の中ってこんな感じだ。

一度もやった事がないことを、1発である程度できる人を才能ある者だと僕らは勘違いをするし、もし自分がその立場になったら、自分には才能があるんだと認知をする。

しかし、これはただの勘違いなわけだ。

ずっとそーゆう教育を受けてきたばかりに僕らは潜在的にそーゆうマインドになってしまっている。


よく考えれば、そうじゃなかったことはいくらでもある。


高校生の頃、バスケ部に初心者で入ってきた後輩が2人もいた。

その時に、元気でいい奴だな〜程度で、バスケは下手すぎた。

他にはバスケをずっとやってきた経験者もいて、その初心者の2人はいつもボコボコにされていた。

それから、2年経ってその後輩の1人は、元々経験していた部員を遥かに凌駕する実力を身につけていた。

面白いのは、当時初心者で入ってきたその2人は、何かずば抜けていたことなんてなかった。

純粋にバスケットを楽しんでいて、ハングリーに練習に取り組んでいただけ。

他の経験者はやめていったものもいたし、全く試合に出れなくなっていた者もいた。


もし、部活そのものが、初心者にチャンスを与えない文化だったらこの後輩2人はやめてしまっていたかもしれないし、続けていても試合で誰よりも得点を取れる選手にはなれていなかった。

自分のペースで、早くできることや早く覚えることが重視されず、できるまで探求できる。


そーゆう文化だったからこそ、その後輩2人は高校のバスケ人生を謳歌できたと僕は思う。


社会に出てもこれとおなじことは沢山ある。

最初に早く覚えてすぐに実行できるものはやはり優遇される。

教育するコストがかからないからだ。

しかし、9割はすぐにやめてしまう。

最初に優遇されていたせいで、月日が経つごとにその人への期待値は下がり続ける。

本人も最初に認められてしまったせいで、周りの対応の変化に違和感を持ち始め最終的に消えてしまう。


僕らは、この

平均思考を捨てなくてはいけない。


人の才能は無限大だ。

でも、今の世の中ではこの平均思考が根強くその影響で1人の可能性を潰してしまっている。

もっと1人に合わせた教育制度だったら

全く活躍できなかったあの人も

才能がないと諦めてしまった仕事も勉強も

実は、一番あなたが輝けたものだった可能性が高い。

僕らは、才能や能力を見定める常識を変えないといけない。

人に何かを教える時、教わる時。

学習速度を軸に構えてはダメだ。


教える際に、覚えるのが遅いとか、覚えるのを速くするためにはどうすれば。。。なんて考えなくていいし考える必要なんてない。

教わる際に、覚えるのが遅いから向いてないな。。。とか、すぐにできるぞ!覚えられるぞ!で調子も乗るな。

それにはなんの価値も意味もない。

あなただけのペースがある。

それを知ること。

それに合わせて学習をすること。

それを相手にも伝えること。

これを教訓として心に刻んで今日も頑張りましょう。


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