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少額から株を始めてよかったかもしれない

私はお金がなくて小額から株を始めました。人並に稼げていれば、もっと投資額を増やせて、もっと稼げたのに…なんて何度も思いましたが、小額から始めることのメリットを考えてみました。

お金がないから小額から始めた

私は2013年から株を始めました。最初は20万円から始めました。なにせ6人しかいない零細ベンチャーに勤めていたので、お金がなかったのです。そして毎年20万円くらいずつ追加していきました。

大企業に勤めていれば、初期投資から300万円くらい出せるかもしれませんが、経歴が貧弱な落ちこぼれなので、大企業なんて当然入れません。ベンチャーを使ってキャリアを積もうと考えていたくらいです。

初期投資額がもっと大きければ、そして積立額ももっと大きければ…なんて思ったことは何度もありました。しかし小額から始めてよかったのかもしれません。なぜなら失敗をいくつか経験したからです。

株を始めて最初に感じたこと

私が株をやろうと思ったきっかけは、ブランド戦略をやっている中小企業にいたときに、投資をやっている人が多かったからです。その中でも株主優待を有効活用している先輩の話を聞いて、株をやってみようかなと思いました。

その会社を辞めて6人のベンチャーに転職した後、思い切って20万円を使って株を始めてみました。

最初は20万円なんて大金を一気に使うことに不安がありました。もっと高い自転車を持っているのに変な話です。

そして優待利回りを重要視して3つの銘柄を買いました。スマホで簡単に注文できてしまう便利さに関心しつつ、リアルタイムの世界に緊張感を感じました。

その後3月になったら権利落ちが発生して株価が一気に下がりました。決算落ちで数千円も資産額が下がることに驚きました。これが洗礼というヤツですね。

最初は失敗をいくつかした

何事も最初は失敗を沢山します。株も同様です。

先ほど書いたように、1年目にして権利落ちで20万円の資産が数千円も一気に下がる経験をしました。

2年目には38,000で買った銘柄の株価が100円下がる経験をしました(1単元が100株なので、10,000円の値下がりですね)。これもまた初心者への洗礼みたいなものでしょう。

その後この会社は特許のニュースが出て、株価が13円上がったので、辛うじてプラスで売却できました。激下がりしたので、さっさと売り逃げしました。

高値で売りたい、安値で買いたいと指値を指定しては売買のチャンスを逃したことも何度もあります。

そんなときある先輩が「さんまの頭と尻尾はくれてやれという格言があるぞ」と教えてくれました。なるほどと思い、これ以降は指値で欲をかくのを止めました。

ときには優待利回り重視で買った銘柄が3つ、大赤字で暴落したこともありました。これらは結局塩漬けと化し、1つはニュースと業績回復である程度戻ったところで損切しました。-20%の利回りになってしまいました。

残り2つの塩漬け株は未だに持っています。-80~90%ですので、損切する気にもなりません。片方はお店が好きなので優待目的で未だに所有し続けています。

10年やって知見が貯まってきたと感じる

10年前に株を始め、10年続けてみて、知見が貯まってきたと感じます。

まず複利効果を狙って優待重視から配当重視に転換しました。優待重視だった頃の平均利回りは6.9%程度でしたが、配当重視にしてからの3年間は15%です。たまたま大きなキャピタルゲインが出たのもありますが。

また目先の利回りにつられず、稼げる会社を選ぶようになってきました。

それから同じ銘柄を複数単元買うようになりました。所有する銘柄数が20に達し、業績やニュースを追うのが大変になったから買い増しするようになったのもありますが、1単元だけだとキャピタルゲインが小さいというのもあります。

大したことはまだしていませんが、一応赤字の年は0ですし、損切は1回しかしていません。買ったうち半分はキャピタルゲインが出ていますし、値下がりは1割未満です。

楽しくそこそこ稼げているので、意外と向いているのかもしれません。今後も続けていきます。

ちなみに株を10年やって感じたことについては、こちらに記事を書いています。

終わりに

投資をやっている人が増えてきました。そんなわけで株をこれから始める人に少しでも参考になったら嬉しいですね。個人的体験だから参考にはならなそうですが、最初は失敗するから小さく始めてコツをつかんだ方がいいよということは参考にしてください。

しかし今は株よりも投資信託の方が圧倒的に多いのでしょうね。FIREなどでネットのニュースで取り上げられる投資家も、投資信託をやっているという人をよく見かけます。

残念ながら今回の内容は完全に株向けであり、投資信託をやっている人には全然参考になりません。

とはいえ年金は心もとないどころか、収入が増えずに物価や税金、社保険料が上がる今、現役時代のお金に余裕を持つためにも投資の有効性は高いですね。何せ投資は他人に働いてもらって稼ぐわけですから。

これからも株に関する記事は書いてみようと思います。

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