映画の感想2.「仮面ライダーアマゾンズ」
こんにちは、さぶろーです。
数年前、テレビでアマゾンプライムのCMがやっていた際に仮面ライダーアマゾンズが流れていました。
それからもう何年も経ち、今やっとその作品を見ました。
遅いな自分(笑)
注意事項
先に話しておきますとネタバレ多めです。この作品はショッキングな表現も多いです。
世間様が思い描く仮面ライダーの「正義のヒーロー」感はあまりなく、これ石ノ森先生の原作に近いんじゃね?と思わせる描写が多い。要は大人向け。
私はこの作品群の大きなテーマは「生きることは食べること」だと感じました。まあ作中でも言ってますがw
なので人の生き死に、食人は表現として頻繁に出てきます。
腕とか頭とか吹っ飛ぶし、余裕で串刺しになったりします。
私はこの手のテーマが大好きです。
ストーリーは勧善懲悪だけではないですからね…。
アクションシーンは最高の一言。
言い方は悪いが、「オモチャを売るための新ガジェットがバンバン登場する」というものでは無い。
肉弾戦。人間もアマゾンも。だからサイッコーです!
ざっくりした概要
サブスクリプションサービス「Amazon Prime Video」独占タイトル。
アマゾンとAmazon…シャレか?と思っていたこともありました(笑)
上記の通りストーリーはマジそのもの。
Season1、その5年後を描くSeason2。
それらを再編集した劇場版
そして最終エピソード「最後ノ審判」から成る作品群
正直言うとSeason2の冒頭で視聴欲が薄れることがあり、Season2は劇場版を流し見。だから「なぜああなったのか」などがわからない部分多々あり。
鷹山さん急にどうした…ってなりました(笑)
ざっくりしたあらすじ
感想(ネタバレ)
これは、決意の物語だと思いました。
水澤悠
自分は何者なのか、人間かアマゾンか。
誰を守るのか。美月だけなのか。同胞も?駆除班もか?どこまでお前は見境なく守るのか
その答えを見出す物語
鷹山仁
アマゾンを生み出した者。全てのアマゾンは俺が殺す、例外なく。狂気じみてはいるが納得はいく。
2年前の事故が仕組まれていたとしても。
自分が生み出したものなんだから我が子のようなもの。だから責任を持って全て自分の手で殺すのか。
何をしてでもアマゾンを全て殺し、人間を守る為。
オペレーション:トラロック
降りしきる雨、嬌声にも似た雄叫びの最中 顔に浴びる雨は涙にも見える。
例え失明しても。七羽さんもがアマゾン化したとしても。
息子の千翼を殺すときも。
駆除班
様々なアマゾンと戦い、マモルの覚醒を見てきてしまった駆除班。もはやなんの為の駆除なのか。
アマゾンは害虫なのか。我々人間は何してもいいのか。
例え近くにいなくても、マモルからもらった5円玉は持っている。
マモルが本能に抗えなくなって、一也の腕を食っちゃうシーンがあるんだけど、、
それがもう「あぁ、駄目だったのか…」と口に出しちゃうくらいだった。
そのあとも一也が必死に「マモちゃん、大丈夫だから…大丈夫だから…」って腕食われても気丈に振る舞ってて泣きそうになった。
最終的に悠と仁は一線を超えてしまう。
悠は同族を食い、仁は人間を殺す
一線を超える理由は仕方がない部分がある。
けどそれも伏線で、だからこそ最後の二人の戦いになるんだろう。(これこそが最後の審判かな?)
最近の仮面ライダーは全然見てなかったから正直舐めていた部分はありました。
「ゴア表現あるけどどうせチート装備のガジェット売るための宣伝でしょバ○ダイさーん(笑)」
見る前はそう思ってました。私のおバカ!
この作品には食事シーンがたびたび出てきます。
ハンバーガー、カプセル剤、生卵、(人肉)ステーキ、(人肉)ハンバーグ。
冒頭に「生きることは食べること」が個人的な大テーマと書きましたが、直接的な表現と精神的な意味合いの2側面あります。
アマゾン、またアマゾン細胞を入れてる鷹山仁はタンパク質を人間より多く摂る必要がある。だから食べる。
それをシーズン1初期から描いてました。
鷹山仁が生卵飲んでるときは「何だこいつロッキーかよ…」と思ってました。ちゃんと意味があったんだよねぇ。
精神的な意味合いは「弱肉強食」、「食うか食われるか」って感じですね。
まあ異種族間の戦闘シーンが出てくる作品ならそうなりますが(笑)
しかしこの作品は説得力がすごかった。
最初に書いたとおりアクションシーンは最高。
ベルトのドライバー回して「バイオレントブレイク…」の電子音とともに槍や鎌を引き抜いて
敵を串刺し、首を掻っ切る描写は凄まじかった。最高にスゴイんだけど、コレ子供に見せられんねw
Amazon Prime Videoに加入してる方なら是非見ても良いと思います。
(表現的に)人を選びますが私は大満足でした。
ではまた!
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