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【仕事】どんな組織であれ、バトンを渡すことは成長への架け橋
組織で働いていると、さまざまな理由で役割が変わっていきます。
昇進、異動、海外転勤、はたまた退職者が出て・・・
その際は、誰かから誰かへとその役割が引き継がれます。
とりわけマネジメント職の交代はその組織全体にも影響を与える一大イベントです。
組織や事業がうまくいっていないときは、トップを変えるというのが効果的な解決策だと考えられています。
反対に、比較的うまくいっている組織はどうでしょう?
その良い状態をキープしたいとトップもメンバーも考えます。
わたし自身もそう考えてしまう傾向がありました。
しかし、今回自らがマネジメント職から別の役割になり、その役割を別の方にたくすという体験をして、「あ、これもこれで大事だな」と思うことがありました。
今の組織は規模も10名弱と小さく、結構長いこと一緒に働いてきたメンバーも多いので、ある程度人となりがわかっています。
この人の強みはこれで、こういうことがちょっと苦手
あの人はこういうところがあるけど、実はこれが得意
ということが、自分の頭の中にインストールしている状態で組織運営をしていました。
きょう、引き継ぐ予定の方と現在のチームについて話をしていました。
その方は、わたしほどはメンバーをよく知りません。
わたしが各メンバーはこういう特長があると、自分から見えたメンバー像を話をしていると、その方は「なるほど~、あ、そういう方なんですね!」と驚きをもって聞いてくれました。
その瞬間ふと気づきました。
もしかして自分がインストールしていたことは自分から見えているメンバーの姿であって本当は別の一面があるかもしれないと。
特に問題のない順調な組織で、かつ勝手知ったる仲というバイアスが邪魔をしてそこに気づけなくなっていたかもれないと。
思考が硬直化していたのです。
うまくいっている組織でも、マネジメントは定期的に交代したほうがよいと考えを改めました。
今回のマネジメントの交代は少なからず、メンバーに不安をあたえているようです。
しかし、わたしはそのさざ波こそがメンバーの新たな才能を開花させる原動力になると信じています。
いざマネージャーが変わり今よりもっとよい組織になったら、きっとわたしは、ショックを受けるでしょう笑
(そのための言い訳を今書いています。)
よい組織は、新しいマネジメントによってもっとよくなる。そういうものです。
わたしもひがまず、たてよこななめのサポートをつづけます。
都会で実践できる農ライフ、読書、ドイツ語、家族などについて「なぜかちょっと気になる」駄文・散文を書いています。お読みいただき、あなたの中に新しい何かが芽生えたら、その芽に水をやるつもりでスキ、コメント、ほんの少しのサポートいただけると嬉しいです。