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【読書】まちの本屋さんでじっと見られた話

台風接近中につき、明日は引きこもる予定です。
絶好の読書日和です。(子どもたちがそれを許してくれれば・・・)

あなたにおすすめの本

Kindle Whitepaperを買ってから、最近の読書はもっぱら電子書籍でした。
Kindle Unlimitedもあり、それはそれで充実した読書体験です。

ただ、一つ気がかりなことがありました。
Amazonのリコメンデーションです。

あなたにおすすめの本

たしかに、気になる本がそこには並んでいます。
ついつい、詳細を見に行って、ポチってしまうこともしばしば。

コンフォートゾーンなんですよね。

似たようなジャンルの本を続けて手に取ってしまったり、知っていることの再確認のような読書になってしまったりと、心地よい反面、発見や驚き、学びが少ない読書になりがちでした。

アウト・オブ・コンフォートゾーン

そういうときは、ミシマ社を読もうというのがわたしのオススメです。

ミシマ社の本は、わたしにとってどれも驚きと発見に満ちています。
そんなミシマロスになっていた折に、ちょうど大尊敬する独立研究者・森田真生さんの新著がミシマ社から出るとのこと。

これは買うっきゃない。
しかもエッセイ!著者の思考の中をゆっくりと散歩するような、デトックスができます。

台風で外に出られなくなる前に、自由が丘駅前の不二屋書店へ。
昔ながらの本屋さんでとても落ち着きます。
再開発進む自由が丘駅前で、今後もそこにあり続けてほしい本屋さんです。
ミシマ社は自由が丘にある小さな総合出版社ということもあり、不二屋書店の一角にはミシマ社コーナーがあります。

ここがまたいいのです。
想像と思考が刺激され、セレンディピティが起こるマジックプレイスです。

お目当ての森田さんの『偶然の散歩』もすぐに見つかりました!
寄藤さんの装丁も良い感じ!

https://mishimasha.com/books/9784909394743/

『偶然の散歩』の結果

よし、買って帰ろうと思ったら、何かにじっと見られている感じがしました。

『ぼけと利他』が隣でじっと見ています。めっちゃ見ています。

どんなタイトルやねんと、手に取る。

見ると、老人ホームの所長さんと東工大のリベラルアーツの先生との文通風のやりとりを書籍化したものらしい。

どんな組み合わせやねん。

それは、ミシマ社のもう1冊でた今月の新作だった。

みょうに気になる。

もともと利他には反応する性分ですが、ぼけも気になる。
幸い、いま近親者にぼけていると思われる人はいないのに気になる。
そもそもそういう意味の「ぼけ」なのかも不明。
(村瀬さんの経歴からそういう「ぼけ」だと推測。)

なんのこっちゃわからないその本にみょうにひかれました。

著者お二人のことはよく存じておりませんが、手紙風で読みやすく。語り口もやわらかい。

「利他」の問題を考えるときに、お年寄りとかかわることは究極な感じがしています。

本書第1通目より

なんという書き出しの手紙でしょうか。
こんな手紙が届いたら、「え、なに?どういうこと?」となりますよね。


気がつくと、偶然出会った、『ぼけと利他』の散歩が始まっていました。


結果、こうなってます。

ミシマ社新刊を同時購入!

どちらもどんどん読めて、面白い!
『偶然の散歩』は朝読んで、『ぼけと利他』は夜読みたい感じです。

ひさしぶりのリアル本屋さんはやっぱり楽しいな。
不二屋書店さん、いつもありがとうございます。
そしてミシマ社さん、これからもファンです。

明日は、思考と想像が刺激される読書に没頭したいと思います。
(子どもたちがそれを許してくれれば・・・)

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