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45キロの渋滞はあきらめた、その先にあったものとは

山の日だから、勇んで出かけたが、45キロの渋滞表示にあっさりと逃げ出した人はいますか?

はい、ここにいます。

急遽、目的地を変更して都立野川公園

とにかく広くて、やや地味な公園ですが、わたしにとっては思い出深い公園です。

この公園の中には、2つの流れがあります。
1つは、公園の名前の通り、野川という小川です。
もう1つは、このエリアの大動脈である東八道路です。(公園は道路で南北に分かれていますが、公園内に横断できる高架歩道があり安全に行き来できます。)

動脈である東八と、静脈である野川が流れる公園。
その上、この公園は雄たけびがきこえます。
すぐ真横が調布飛行場なのです。

小型機ですが、離着陸する飛行機が真上を飛び交うのは面白いですが、とてつもなく大きな音です!近隣住民はきっとご苦労されていることと思います。

一見静かにみえますが、飛行機、行きかう車、子どもたちの声でこんとんとした生命力あふれる公園なのです。

きょうは、最近のお気に入りだった八王子の夕やけ小やけふれあいの里を渋滞のため断念したので、どこでもよかったのですが、この思い出深い野川で遊ぶことにしました。

なにが思い出深いかって、通っていた大学がすぐ隣でした。
4年間通って、なんども野川公園にも遊びに来ました。
大学生なのに公園で遊ぶなんて、いま思えばなんてかわいいでしょう。

野川公園ではBBQができるので、わいわい・がやがやかやりましたし、
花見や夜中に公園で語り合いながら飲むなんてこともありましたね。
アオハル、どれも甘酸っぱい思い出です。

そんなわたしにとって思い出深い野川ですが、家族にとっては初めての地味な公園です。
公園を歩き始めてすぐに頭上でとどろく飛行機にびくついていました笑

朝から気温も上がり、広い公園の中を歩くのも一苦労でしたが、なんとか野川に入れるエリアにたどり着き、例のポップアップテントで陣取りました。

川の水もあたたかい…けれども子どもには関係なし。
さっそくずぶぬれになって遊んでいました。

きょうは虫取り網と虫かごもあったので、トンボやバッタを追いかけて芝生を走り回る子どもたちは、スーパーサイヤ人に見えました。
おとなはテントとチェアからなかなか腰が上がりません。

あの頃のわたしが見たら、なんて言うでしょう。。。

野川では川の生き物がたくさんいるようで、川の中を網でさらう子どもたちも多かったので、さっそくまねて、持ってきた大きな虫取り網を川にぶっこんでみました。

メダカみたいな小魚とヌマエビがたくさん獲れました!
日頃から生き物に触れる機会が少ない子どももパパも大興奮。

ほとんどはママの号令でキャッチ&リリースしましたが、この夏の思い出としてこのお魚さんだけ、連れて帰ってきてしまいました。

メダカよりは大きい気もするけど、子ども曰くメダカの「めめちゃん」らしいです

水槽用の空気ポンプを虫かごに入れているので、半分がポンプですが、これで苦しくはないでしょう。
夏休みの観察が終わったら、また川に返しに行こうと子どもと約束しました。

大学生のころ仲間たちとの語らいの舞台だった公園は、今は親子の遊び場・教育の場になりました。

大学生のころのわたしと今のわたし、どちらもよいなと、遊び疲れて車の中で爆睡している子どもを見てしみじみ思いました。

野川、今昔物語 (完)

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