アメリカ先住民の呼称と、歴史上の人物としてのポカホンタス

 先日の婦好の記事で、久しぶりに昔のブログにアクセスしたので、ついでに他の記事も転載してしまいます。
 次の記事はディズニー映画でも取り上げられたポカホンタスです。

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「アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書」という本を読んでいる。
自分の覚えも兼ねて、日本では馴染みのない人物を何人か。ということで、まずはポカホンタス。
 先住民パウハタン族の族長の娘。後にアメリカになる地域でも最初期の植民地、ジェームズタウンと先住民の摩擦を緩和しようと努めた。植民者のジョン・ロルフと結婚したが、ロンドン滞在中に亡くなった。

 ディズニー映画の題材になったので、そこまで知名度の低いということはないだろうが、日本の教科書に出てくることもないだろうから一応取り上げる。以前、別の本で読んだ時思ったが、発展する前のアメリカ東海岸からロンドンに渡って亡くなるというのは、気候が合わなかったか、長旅が体に障ったのだろう。悲劇である。

 この本はアメリカの小学生向け教科書を6学年分を再構成したものなのだが、アメリカ先住民のことをアメリカ・インディアンと書いているのも驚きだった。彼らが自分達でそう呼んでいるから、としてアメリカ・インディアンの語を使い。ネイティブアメリカンという呼称については、「と呼ばれることもある」という説明。
 この辺については、ウィキペディアでもインディアンをネイティブアメリカンに言い換えることに、当の先住民自体が不快感を示しているという話は読んだなぁと思い出す。白人の都合で俺たちの呼び名をコロコロ変えるなと主張して、自分達をインディアンと呼んでいる人たちが居るとのことだった。ポリティカルコネクトというのは、かくのごとくややこしい。

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 元記事はこちら。

 今、読み返してみると、人物評は半分、残りはアメリカの教科書で「アメリカ・インディアン」という呼称が使われていることへの驚きの表明になってしまっていますね。今だったらどんなタイトルと構成にするか?

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本業のサイトもご覧いただければ幸いです。


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