ラクエル・ウェルチと恐竜100万年について取り留めなく

 子どもの頃、特撮が好きでした。TVの特撮ヒーロー物にとどまらず、怪獣映画やファンタジー映画なら、テレビで放映される限り片っ端から見たものです。
 録画したビデオを繰り返し見たのは、テレビ愛知開局1周年記念として放送されたTVドラマ版「火星年代記」ですが、今回はその話ではありません

 女優のラクエル・ウェルチさんが亡くなったことを知りました。個人的には「ラクウェル・ウェルチ」表記が馴染むのですが、ラクエル・ウェルチ表記が多いのでそちらにあわせます。
 中学・高校と成長しても、子ども時代の興味の延長で特撮映画を見ていたので、役者さんやスタッフの名前はあまり気にしておりませんでした。特撮を担当したハリーハウゼンについても大人になってから名前を知って、「アルゴ探検隊の大冒険」も「シンドバッド虎の目大冒険」もこの人なの!?と驚いたような次第。当然、子どもの頃に見まくった特撮映画の一つである「恐竜100万年」の主演女優であるラクエル・ウェルチの名前も記憶に残ることはなかったのです。
 ラクエル・ウェルチの名前を覚えたのは、スティーヴン・キングの小説「刑務所のリタ・ヘイワース」か、その映画化作品である「ショーシャンクの空に」のどちらかですね。ウェルチの名前を覚えるとともに、「恐竜100万年」、そんな映画もあったなぁ、と思い出したわけです。

 小さい頃好きだった映画で特撮を担当したハリーハウゼンの代表作、大好きなスティーヴン・キングの小説に登場、しかもその映画化作品は名作と評価されている、そして何より恐竜!というわけで、「恐竜100万年」はいつか見直したい映画と自分の中でカテゴライズされていたのですが、ある時安いDVDになって店頭に並んでいたのを見つけたので、さっそく購入して見たわけです。

 多少カクカクしているとは言え「ジュラシックパーク」以後の世界を生きる身にとっても充分に楽しめる恐竜の映像は、素晴らしいの一言。ただ実写のイグアナと人間を合成したシーンは笑ってしまいましたが、これはご愛敬というべきでしょうか。あのイグアナ、全長200mくらいありそう。
 ただ大人となってしまった視線で見ると、やっぱり余計な事にも気づいてしまうのですね。その最たるものが「あーこれは、子どもを恐竜の映画に連れていくってのを口実に、おとっつあん達がラクエル・ウェルチを見に行く映画だー」というものだったのですね。

 以上です。「刑務所のリタ・ヘイワース」と「ショーシャンクの空に」での描写に12行以上書いたけど、バランスが悪くなるので削除したのはちょっともったいなかった気もします。


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