成長のヒントを与える聖書の言葉
人間的に成長したいと考えることはあるでしょうか。それは、どのくらい本気でしょうか。
使徒ペテロは、このように書いています。
「成長しなさい」とペテロが言うのは、植物が育つのとは違い、人間の成長には自分の意志が大きく関わっているからです。
その意志があり、本気で成長したいと思う方のために、クリスチャンとして霊的に成長していくためのヒントとなる聖句を紹介します。
栄養(御言葉)と運動(実践)
体の成長には栄養と運動が必要であるように、魂の成長には御言葉とその実践が必要です。
御言葉はミルクであり、「固い食物」であり(ヘブル5:14)、私たちの魂が成長するために必要な栄養です。
ただ口に入れるだけではなく、味わいながらよく噛むことで、魂に消化吸収されていきます。
聖書を読むことは、自分の魂を鏡に映しているようなもので、変わるべきところが見えてきます。
しかし、鏡を見ても、自分の髪型や身なりを整えることをしないなら意味がないように、聖書の言葉も、それを実践しないなら成長にはつながりません。
栄養と運動以外にも、成長の助けとなるものはあります。
明確な目標
やみくもに進むのではなく、はっきりした目標がある方が成長できます。
また、目標を達成するには、いくらかの節制が必要になるかもしれませんが、それは私たちの本気度を示すものでもあります。
模範となる人
聖書の言葉を実践していて、模範となるような他のクリスチャンがいると、成長する上で助けになります。
訓練としての試練
私たちが成長できるように、神は訓練として試練を送られることがあります。
それはあまり喜ばしく思えないかもしれませんが、それこそが「成長の場」なので、アスリートのように、その有益な機会をぜひ活かすようにしたいものです。
意志があっても変われない時
使徒パウロは、「肉」(生まれながらの自分)が邪魔をするので、「善をしようとする意志は、自分にあるが、それをする力がない」と告白しています。(ローマ7:17-25)
意志があっても、成長し、変わるのは簡単ではありません。
でも、私たちを真に成長させるのは、「肉」の努力ではなく、御霊の働きです。
「変わりたくても変われない」とか「表面的なレベルでしか変われない」と感じるなら、霊的成長は聖霊の結ぶ実であることを思い出して、魂のレベルで成長し変われるよう、祈りましょう。
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